歴史再発見 藤沢宿の中心部に位置した済美館と藤沢警察署
藤沢宿の中心にほど近い所に「済美館(藤沢公民館分館)と藤沢消防署が並んでいます。この二つの建物はどんな歴史をたどったのでしょうか。そして、消防署の裏手には常光寺が二つを守るようにありました。 | |
藤沢警察署と南消防署本町出張所 | |
かつての藤沢警察署の場所に、現在は南消防署本町出張所が建っています。右奥は常光寺の寺林で、変わらぬ緑をたたえています。 日本の警察の歴史は意外に浅く、明治時代初期にさかのぼります 1871年に警察の創設にあたり、まず司法省が設置されます。
明治5年8月 当時板戸町常光寺に藤沢宿ら卒屯所が設置される。 |
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済美館 | |
本町消防出張所前バス停を過ぎていくと、左手に近代的な藤沢公民館分館の済美館があります。この済美館も歴史の波に洗われていました。 |
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済美館は、現在「藤沢公民館分館」です。設立は明治3年(1870年)大久保町名主の堀内悠久の子郁之助はこれからの時代に必要なのは教育であると好学の生徒や有志と共に宿役人の許可を得て「藤沢郷学所済美館」を設立しました。済美館は昭和17年に武道場としていち市民の手によって建設され1時期市会議場としても使用されました。武道場でしたので藤沢警察署の道場としても使われ、剣道柔道の稽古が盛んでした。 | |
藤沢宿は、東海道五十三次の6番目の宿場であり、慶長6年(1601年)に東海道の宿場となりました。後に戸塚宿、川崎宿が追加され東海道6番目の宿場となる。 |