Grazie a tutti !!!

みんなのおかげで !!! 。。。食文化を専門に30数年をイタリア在住したEnogastronomoが書いてます。お役に立てれば。

イタリア食の歴史 <<<概略>>> 1

今頃。。。

 

なにぶん長年起承転結などトント気にしない諸先輩方の中で、荒波の中の葉っぱのように暮らしていたため、支離滅裂が筋肉化。

その上ブログ初心者ゆえに継続日数に怯え「何かを書かねば病」に陥っておりました。

 

2ヶ月弱経ち(やっと)食の歴史も概略があった方がいいかも? と。

 

ということで、

イタリアで得た情報を元に、食の歴史<<<概略>>> 

 

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おつきあいのほどよろしくお願いいたします。

 

人類は火の発見と共に、肉を焼きバクテリアを殺し、加熱することで消化エネルギーも少なくて済むことを知り進化。

 

 1万4千年前ごろに熊などに荒らされた蜂の巣の落ちた水たまりを狩人が見つけ飲んで見たところ「ナンジャコリャー?!」あまりの美味しさにびっくりしたのが蜂蜜酒(不可熱の原始的な発酵飲料:idromele ストーリーはこちらを↓ご参考ください)の始まり、そして飲兵衛&酔っ払いの始まり(熊さえちゃんとゴミを家へ持ち帰ってれば。。。)。

 

新石器時代(紀元前8500年ごろ)には野生の穀物に依存し定住生活を始め、スペルト小麦やパンの原料となるヒトツブ小麦などの耕作や野生だった羊・ヤギを家畜化し始める(紀元前7000年ごろには牛や猪も家畜化)。

 

 その後茹でるための土器を紀元前6世紀頃作り始めたとも言われ、この新石器時代に発酵という現象に気づき、エジプトで発酵パン(この時期以前は、穀物粉と水を混ぜ焼いたPane Azimo(クラッカーの素)があった)を作り始め、蜂蜜いりや卵入りや牛乳入りなど種類も豊富に。

 

 同時期メソポタミアでもビール(紀元前七千年ごろ)やワインなどを製造拡販(メソポタミアの料理方法や好みについてまだあまり知られておらず。豚肉に関して嫌悪感を持っていたのはエジプトも。羊は大好物)。この頃には鴨・鳩・ウズラなども食べ始めた。小鳥は煮込んだり塩漬けにし、ナイル川ではうなぎ・ふな・ボラなど豊富な魚を塩漬けにしたり、干したりして食す。

 

 古代ギリシャ人達は(紀元前3500年ごろ)、豚肉や野うさぎや狩猟鳥を好み、まず茹で後に串刺しにして焼き、甘くて脂っこいソースで食べ、内臓料理も好んだ。魚料理はフライ・直火グリル・釜焼き・スープなどに。

 

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                                             (古代ギリシャ都市とその植民地)

  紀元前4世紀Archestrato di Gela(シチリア島に入植した古代ギリシャ人詩人で、古代ローマ帝国時代のお手本とされる哲学者でもあり、その後の有名なグルメ本の始まりを書いたとも)は作品の中で、美味しい魚の種類から調理方法、例えばヒメジ料理(オイル・クミン・チーズ)鯛料理(ビネガーとチーズ)鰻料理(フダンソウに包んで)を紹介、また各地で飲める高級なワインと保存方法やいろんなパンの種類も紹介。そして当時の有名なコックとその料理についてもローディ島のコックEgiが魚フライ料理・ヒオス島のNereoはスープ料理 ・レンズ豆料理ならEutimio・煮込み料理ならLampriaが上手と記している。

 

 

言葉は喋れたり使えたりすることは非常に便利

興味のあることを調べるのにも便利

 

     ・・・その先に待ってるのは   蟻地獄

 

今日も中途半端ですが、

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

 

 

参考資料

Archestrato di Gela