『パシフィック・リム: アップライジング』を見た。
いつものように心拍数と瞬目数を載せる。
ネタバレは無い。
心拍数と瞬目数
俺は2014年11月から心拍数を測り続けている。なので映画を観ている時の心拍数データがある。さらに今年からは、映画を観ている時の瞬目数(まばたきの回数)のデータもとるようにした。これによって映画を観ている時の興奮と集中を記録しようとしているわけである。
観ている時の心拍数が高いほど、その映画によって興奮していると考える。
瞬目数は逆に少ない方がその映画に集中していると考える*1。
『パシフィック・リム: アップライジング』のデータ
『パシフィック・リム: アップライジング』を観ている時の心拍数と瞬目数の変化をグラフ化したものが以下である。
心拍数や瞬目数だけで見ると、あまり特徴の無い結果となった。多少の上下はしているものの、特にどこが盛り上がっているかは読み取れない。比較として『グレイテスト・ショーマン』挙げる。これは分かりやすかった。
この時は主人公の境遇と俺の心拍数がシンクロしていた。『アップライジング』の結果にはそのような分かりやすさが無い。
単体で見ると特徴の無い『アップライジング』だが、心拍数と瞬目数を合わせると動きが似ているように見える。連動しているならば、興奮している時は集中もしているということだ。そういえば『マジンガー Z / INFINITY』でも連動しているように見えた。
両方ともジャンルが「巨大ロボ」なのは偶然なのだろうか。ただ、これはあくまでも「そう見える」というだけでしかない。連動していると言えるかどうかは、やはり定量的に言いたい。これについてはいい感じの算出方法を考える必要がある。
他の映画との比較
『アップライジング』で心拍数の測定は41作品、瞬目数の測定は7作品となる。
心拍数の比べ方
複数の作品間で比較するときは、測定された心拍数をそのまま使うわけにはいかない。なぜなら、予告を観ている時の心拍数と本編を観ている時の心拍数に相関があるからだ。
映画を観ている時の心拍数は、その時の体調などでも変わるためである。なので複数の作品間で心拍数を比較する場合は、予告と本編で回帰式を出し、その残差を比較することにした。
平均心拍数
測定した41作品分の平均心拍数を高い順に並べたグラフが以下である。
『アップライジング』は26位。あんまり大したことない。それでも、巨大ロボ作品の続編という共通点である『トランスフォーマー/最後の騎士王』や、怪獣映画である『シン・ゴジラ』よりは上という結果となった。
最大心拍数
平均値はダメでも最大値ならどうか。こちらも予告の平均心拍数から回帰式を出し、残差で比較している。
もっと下がって35位。グラフを見た時から察していたが、こんな程度か。ちなみに平均値が低いことで驚かれたであろう『シン・ゴジラ』だが、最大値だと2位となる。『トランスフォーマー/最後の騎士王』は37位。
平均心拍数と平均瞬目数の組み合わせ
次は横軸に平均瞬目数をとり、縦軸に平均心拍数でプロットしてみる。つまり右に行くほど集中し、上に行くほど興奮する映画ということになる。
あまりパッとしない位置にいる。瞬目数はともかく、心拍数に関してはこの手の映像が派手な映画で低いと残念に思う。
終わりに
俺はロボットが登場する派手な映画が好きなので割と期待していたが、計測値は面白みの無い結果となった。こういうのは記事にしにくいから困る。
ところで今作を見て一つ気がついたことがあった。俺はロボットが怪獣と戦うより、ロボット同士が戦う方が好きだ*2。
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使ったもの
心拍数と瞬目数を測定するのに使ったもの。
瞬目数の測定
ハードはJINS MEME ESを使っている。
度入りでもwebから注文できるが、調整は特定の店舗*3でしかできないので注意。俺は視力検査も行いたかったので店舗で購入した。レンズの在庫があったので約1時間程度で済んだ。
データの取得はcsv出力ができるこのアプリ。
注意すべきは自動でログは残らないということ。csvで出力するためには毎回計測を開始する必要がある。
心拍数の測定
俺が使っているのはこれ。
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公式のアプリだとcsv出力できないが、これで心拍数を出力することができる。便利。
心拍数を測定できるウェアラブルデバイスは色々と発売されているが、重要なのはcsvなどで出力できることである。amazonを見ていても出力できるかどうかはまず書かれていないので困る。基本的にはできないのだけれど。
あと本編開始タイミングを記録する手段を用意しておくと良い。予告が流れ始めるとスマホなど画面が光るデバイスを操作するのは止めたほうがいいため、物理ボタンで操作できるものが望ましい。俺は上記のPULSENSEのワークアウト機能を利用している。
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瞬目数に関してもう少し詳しく書いている。