【ゴルフ】三浦桃香が1打差4位に急浮上 Vチャンス3度目、今度こそ2018年4月15日 紙面から
◇KKT杯バンテリン・レディス<第2日>▽14日、熊本県菊陽町・熊本空港CC(6428ヤード、パー72)▽雨、19・2度、東南東3・1メートル▽賞金総額1億円、優勝1800万円▽105選手(うちアマ2人)▽観衆3322人 今季国内女子ツアーの“推しメン”三浦桃香(19)が6バーディー、1ボギーの67をマーク。通算3アンダーとして前日の26位から首位と1打差の4位に急浮上した。成田美寿々(25)=オンワードHD、藤田さいき(32)=チェリーゴルフ、土田沙弥香(23)=加賀電子=が4アンダーで首位。三浦と並ぶ4位に権藤可恋(22)、2アンダー6位に不動裕理(41)ら4人が続いている。国内出場3試合連続Vがかかる鈴木愛(23)=セールスフォース=は1アンダー10位。 桃香が3度目のV争いへ向け、フルスイング宣言だ。2オーバー26位からスタートしたこの日。1番でいきなり9メートルのバーディーパットを沈めると、6番で1つボギーを挟んだが、9番以降で5バーディー奪取。あっという間に首位に詰め寄った。 「最近フェアウエーキープばかり考えて思いっきり振ることを忘れてた。スイングが小さく縮こまって、ゴルフも小さくなってしまってた。もっとしっかり振らなきゃいけない」。こんな思いを胸に今大会に臨んだ。 15番ではピンそば30センチにつけるウェッジショットを。9、18番のパー5では持ち前の飛距離を生かして2オン2パットのバーディーも。「何度か曲がって林にも行ってますけど、振り切ることを忘れずに最後までできたのはよかった」。戻ってきた好感触に、かわいいほっぺも緩んだ。 今季第3戦・Tポイントレディスでは2打差3位から最終日最終組を回り、77をたたいて22位。翌週の第4戦・アクサレディスでは1打差単独首位で最終日を迎え、終盤に崩れて75、10位に終わった。最終組には入れなかったが1打差4位からティーオフする最終日は3度目のVチャンスだ。 「2回ともティーショットを置きにいって、結果ミスした。明日は良くても悪くてもドライバーを振り抜きます! 1打でもいいスコアで回れるように、落ち着いてゴルフしたい」。伸び盛りの19歳が、何をしでかしてくれるか楽しみだ。 (月橋文美)
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