「謎の生物」は“サル団子” “貴重”な瞬間

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茨城県の動物園に、謎の動物が現れ、話題になっている。

先日、ネット上で謎の生物だと話題になった1枚の写真。

大部分がしま模様の毛に覆われ、足らしきものが4本。

ずんぐりとした丸い体の中央に顔があり、その表情はどこかうつろ。

この奇妙な生き物の正体、それは、人気映画「マダガスカル」でコミカルなダンスを披露していたワオキツネザル。

この写真をツイッターに投稿したのは、茨城・日立市にあるかみね動物園。

寒の戻りで気温が低かった8日、いわゆる「サル団子」を作って、あったまっていた様子。

その数、なんと18頭。

「サル団子」といえば、ニホンザルが有名だが、ワオキツネザルは、もともとマダガスカル島など熱帯地域に生息しているため、通常はこうした行動はとらないという。

つまり、日本で飼育されているからこその、珍しい光景だった。

かみね動物園の篠原 久飼育員は、「たまたまでしょうけど、わたしも初めて見ましたね。寒くなければ、(身を)寄せ合うこともないですからね」と話した。

かみね動物園によると、日差しがあるときは、おなかを出して日光浴することも。

これからどんどん暖かくなるとあって、次の冬まで、もう見ることができないかもしれない「ワオな瞬間」だった。