こんにちは、りとです。
今日はAmazonのプライムビデオで楽しませてもらっているアニメ『ハクメイとミコチ』をみて感じることについて書こうと思います。
身長9センチの小人のお話
一応あらすじをご紹介しますと、森の中で一緒に暮らす小人「ハクメイ」と「ミコチ」の2人の日常が描かれるお話です。小人は他にも登場するのですが、それ以上に二足歩行する森の動物たちとの種族を超えた(もとい気にしない)共同生活と社会構造が確立していて、そんな中でクラス2人の日常の物語です。
「日常系」といえばそうなのでしょうが、この作品を見てるとグッと心にしみてくるものがあるんですよね。
で、それはなんなのだろう?と考えてみると、(小人という外観のせいで最初はピンと来ませんが)ハクメイもミコチも成人女性であって、それぞれ仕事を持っていて、その仕事に向かう姿勢がしっかり描かれてるトコかな?って思うんです。
そして「仕事をしているからこその余暇」の描かれ方がすごく良いんですね。「働いた後の一杯」とか「休日のお買い物」とか。
働くだけが人生じゃないっすよね
労働基準法では1日に働く時間は8時間以内と定められていますよね。
子供時代にバブル崩壊で慌てる大人たちを見て「リストラ」なんて言葉が流行ったりする学生時代を過ごしたぼくにとって「労働時間は1日8時間なんてどうせ都市伝説なんでしょ?」くらいに思いながら社会に出ました。
なので大人になって「24時間を3分割して、寝る、働く、余暇を8時間ずつ均等に。」というのが8時間労働のルーツだって知った時の衝撃はすごかったです。「これは炭鉱で生まれたルールなんだから肉体労働じゃない人たちはもっと働けば良い」なんていう人もいますが、ぼくはそんな生活に強く憧れました。
多分、多くの人にとって「1日8時間」は、人が自分の仕事に誇りを持てるかどうかのボーダーじゃないかと思うんです。
これ超えたらもぅ、愚痴は増えるし月曜朝「仕事行きたくねぇ!」になるし、ろくなことにならない気がするんです。
「働いたら負け」は正確には「1日8時間以上働くような生活したら負け」ではないでしょうか。
愚痴る大人を見る子供
これは自分が親になって思うのですが、「仕事嫌だ」「働くの嫌だ」と散々大人たちが言ってるのを見聞きしながら育つ子どもって不幸ですよね。
ぼくは大人になることは「できることが増えること」だと思って憧れてました。でも今の子どもって触れる情報によったら「奴隷になること」に近い印象を持つんじゃないかなー?って思うんです。
なので「働いてる時は確かにしんどいけど、やりがいはあるし終わった後のお酒は美味しいし、休みの日は稼いだお金で楽しいこといっぱいできるよ!」みたいな、そんな大人像を子どもには見せてやりたいし、そのためにはやっぱなるべく8時間労働に近づけていきたいな、なんて思います。
4月は忙しいです。
でも「4月を乗り越えたら…」じゃなくて「来年の4月は苦しくないように…」って考えないとダメだよな…って最近つくづく思います。なんとかしたいっす。
あと、今こんなフレーズ思いつきました。
「四月は、死月なのかな…?」
すみません、元ネタは「死国」です。