久しぶりの更新です。長らく更新できていなかった最大の理由ははすみとしこのイラスト事件です。あのイラストと、その後のはすみとしこの対応の醜悪さもさることながら、それを支持する人が大勢いるという事実に深いショックを受け、これ以上愛国カルトの行動を見るのも嫌だったため、更新が滞っていました。今回の更新は、そのはすみとしこについてです。彼女がどれだけ厚顔無恥であるかお分かりいただけると思います。

前回前々回の記事で、はすみとしこの難民に対する偏見に満ち溢れたイラストについての記事を書きましたが、 彼女はこれが話題になった後、その言い訳として、facebookにこんな投稿をしていました。

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こんな投稿をできる神経に心底呆れてしまいますが、彼女は自分の何が批判されたのかも欠片ほども理解できていないようです。

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「私は、難民であるのかないのかをきっちり調べ、本当の難民であれば人道的に助けるべきだと思っています」などと言っていますが、これが大嘘であることは、彼女が「きっちり調べ」ないで「ほとんど移民だろw」と投稿していたことから明らかです。「きっちり調べ」ないで、ネットの不確かな情報を根拠に、溺死したアイラン・クルディ君の家族を経済移民扱いしたはすみとしこが「きっちり調べ、本当の難民であれば助けるべき」なんて言うとは、愛国カルトの恥知らずぶりを象徴するようなセリフに感じられます。
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また、「一部の(報道では3割)の偽難民」などと言っていますが、自分で「ほとんど『移民』だろw」と書いておきながら「3割」とはどういうことなのでしょう? はすみとしこが何も考えずに投稿していたことがよくわかります。レバノンの難民キャンプで生活している女の子の写真をもとにイラストを描いて、「偽難民について皆さんが考えるきっかけを作りたかった」などと、恥知らずにもほどがあると言えるでしょう。

そして、そのはすみとしこは当然のごとく在日韓国朝鮮人に対して強い偏見、ヘイトを持ち、このシリア難民の話題を在日韓国朝鮮人への非難につなげます。

その非難は当然ネット情報の寄せ集めであり、全く的外れで事実と異なるものです。彼女は在日韓国朝鮮人を「戦争難民」として日本が受け入れたといっていますが、その時点で事実と異なります。

狭義の在日韓国朝鮮人である「特別永住者」は、1945年9月2日(日本の降伏調印の日)以前から日本で暮らしている人及びその子孫です。実際には、何割かは戦後に密航してきた人だと言われていますが、日本が朝鮮戦争で戦争難民を大量に受け入れたなどという事実はどこにもありませ

そして、はすみとしこはネット情報を鵜呑みにした発言を続けます。

在日韓国朝鮮人のせいで「日本に住む日本人が冷遇を受けている」などといっていますが、ネットに出回る「在日特権」が嘘であることはこれまで何度も記事にした通りです。たとえばはすみとしこは「在日は簡単に生活保護が受けられる」などと言っていますが、それは在特会でさえ否定しているほど事実無根です。在日韓国朝鮮人の生活保護世帯の割合が日本人世帯に比べて多いことは事実ですが、それは普通に考えれば在日韓国朝鮮人の方が生活に困窮している人が多いことを意味するはずです。なぜ生活保護を受けている人が「何不自由ない生活」をしているなどと考えているのか、私にはわかりません。そんなに生活保護を受けるのが特権だと思うのならば、はすみとしこは職を棄てて路上生活でもするべきでしょう。特権階級の仲間入りができます。

そして何より、はすみとしこがネットデマを鵜呑みにする典型的愛国カルトだという証拠が、この一言でしょう。

>>日本にいる在日韓国人は67万人とされていますが、
>>その内45万人は無職


大嘘です。

このデマの元ネタはこのチラシだと思われます。

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このチラシがデマであることは以前詳しく記事を書きましたので、こちらこちらをご参照いただきたいですが、そもそも在日韓国朝鮮人は67万人もいません

67万人もいたのは1990年代まで遡らねばならず、しかもその数字は永住者だけでなく、留学や仕事で日本に長期滞在している人も含めた、外国人登録をしている人の数です。

2014年のデータでは、現在日本にいる韓国朝鮮人は約50万。そのうち狭義の「在日」である特別永住者は35万4503人です(14年12月)(法務省HP参照)。45万人無職なんてなりようがありませんね(笑)。

もちろん、こんな数字が「国会に提出された」などというのも全くの事実無根です。一体誰が誰に提出したというのでしょうね(笑)。数字を「国会に提出」ってどういうこっちゃねん?

こんな風に、ネットのデマを鵜呑みにする典型的な愛国カルトのはすみとしこですが、国会前での安保反対デモを中傷するこんなイラストを投稿していました。

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「情報ソースはテレビだけれど私は何でも知ってるの」なんて書いて揶揄していますが、「情報ソースはネットだけれど私は何でも知ってるの」という態度で記事を投稿している人が一体何を言っているのでしょう? 
また、「魔法の言葉は『レイシスト』」なんて言っていますが、彼女は「問題提起」という魔法の言葉を持っています。あの世界的に批判された難民誹謗中傷イラストを「問題提起」だと言って正当化していますし、在日韓国朝鮮人に対するデマや中傷のイラストも、そのほかどんな卑劣なイラストも「問題提起」で正当化するのです。便利な言葉ですねえ、「問題提起」

はすみとしこはさらにこんな投稿もしています。

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このイラストについては、また今度改めて記事を書いてみたいと思いますが、「こんな特権手放す馬鹿がいるものか」などと書いていますが、彼女は毎年1万人近い在日韓国人が日本に帰化している事実を知らないんですかね参照

こんな投稿に、2096人も「いいね」がつき、724件もシェアされているという事実が実に恐ろしいです。私がしばらくこのブログを更新できていなかったのは、こんなはすみとしこを支持している人が大勢いる事実に愕然とし、これ以上こういうものを見ていると人間不信に陥りそうに思えたからです。

それにしても、なんではすみとしこは実名報道されたくないんですかね。「犯罪を犯したわけでない」のなら、自分が正しいと思ってやったのなら、なおさら実名報道されて問題ないはずですけどね(笑)。

驚くべきことに、このはすみとしこの本が出版されることになりました。タイトルは、厚顔無恥にも、『そうだ、難民しよう』。反省の色が欠片ほどもないことがわかります。出版社は当然、井上太郎の本も出版し、「ヘイト本」と呼ばれるものを次々と出版している青林堂です。

現在、日本ではこのようなレイシズムビジネスが確立されつつあります。偏見や人種差別で人を傷つけて金を儲けようとするその発想、その態度に愕然ときますが、有形力はなくても、もはやこれは人類の尊厳に対するテロリズムと言っても過言ではないのではないでしょうか。

彼らは、自分たちを、不法移民なり反日なりと戦っている対テロ戦士か何かのつもりでいるのかもしれませんが、私は彼らが行う人類の尊厳に対するテロリズムに、今後も抵抗していきたいと考えています。

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