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レジェンド 作者:神無月 紅

崖のダンジョン

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1701話

「美味っ!」

 レリューが、昼食に出された料理を、かなり美味そうに食べる。
 もっとも、出した料理そのものはそこまで高価なものでもない。
 それこそ、ギルムでは普通に食堂で食べられる程度の料理だ。
 ……それはレリューも理解しているのだろうが、やはり街から離れた場所でこのような温かい、出来たての料理を食べることが出来るのは嬉しいことなのだろう。

「レリューも異名持ちなら、マジックポーチの類は買えるんじゃないのか? それがあれば、干し肉とかの保存食じゃなくても、普通に持ち歩けるだろ。……まぁ、出発した日の昼食……どんなに上手くいっても夕食くらいまでしか食べられないだろうけど」

 最近は既に秋になってきたが、それでも日中はまだ大分暖かい。
 暑いではなく暖かいといったくらいになっているのが、季節の進んでいる証拠なのだろうが……それでも、食べ物が傷む可能性は否定出来なかった。

「依頼とかで出掛けるのは別に構わないが、シュミネの手料理を食べられなくなるのは痛いんだよな」

 しみじみと呟くその様子は、レリューがどれだけ自分の妻を愛しているのかというのを示していた。
 もっとも、セト籠で同じような話を何度も聞かされたエレーナ達にしてみれば、もう聞き飽きたという表情を浮かべていたが。

「依頼をこなしている時も、美味い料理が食べられるってだけでやる気になるからな」
「それはそうだが、森の中で美味そうな匂いのする料理を食ってれば、それこそモンスターとかに襲われるんじゃないか?」

 食欲を刺激する匂いというのは、当然ながら冒険者だけではなく、森の中にいる動物やモンスター、場合によっては盗賊の類をも呼び寄せる。
 そう心配したようにレリューが言うのは、別にそのような相手に勝てないから……ではなく、単純に食事中に襲われるというのが非常に面倒臭いからという理由だ。
 そもそも、レリューは疾風の異名を持つランクA冒険者だ。
 その辺のモンスターが襲ってきても、それこそレリューであれば楽に倒せるだろう。
 もっとも、その結果として折角の食事が地面に零れるといったことになる可能性は高いが。

「そうだな。普通ならそうかもしれないが……俺達の場合はセトがいるから、その心配はない」
「グルゥ!」

 リザードマンの肉を塊を食べていたセトが、自分の名前を呼ばれたことで、任せて! と鳴き声を上げる。
 セトの様子を羨ましそうに見ているレリューに、もっとも……と、レイは続ける。

「セトの気配を感じれば、普通なら近づいてくることはない。けど、そんなセトとの気配を理解出来ないような奴とかもいるから、完全に安心出来るって訳じゃないんだよな」

 モンスターの中でもゴブリンを含めた幾つかのモンスターは、相手が例えセトであっても平気で戦いを挑んでくる。
 そしてセトの力で圧倒されれば、即座に逃げ出すのだ。
 また、盗賊の類にいたっては基本的に冒険者にもなれないような者が多い。
 サブルスタ周辺で活動していたような、ある程度腕の立つ盗賊であればまだしも、基本的に田舎のような場所で活動している盗賊は相手の強さを察するという能力がない者も多い。
 グリフォンのセトがいるのすら気が付かずに襲ってくるといったことも、今までレイは何度も経験している。
 ……もっとも、盗賊狩りが趣味なばかりに、盗賊達からは盗賊喰いと呼ばれているレイだ。
 相手が盗賊であれば、それこそ寧ろレイの方から盗賊に攻撃を仕掛けるのだが。

「それで、ゴルツまでは具体的にはどれくらい掛かるの?」

 レイ達が海で獲ってきたばかりの魚を使った、魚介類がたっぷり入ったスープを食べつつ、ヴィヘラが尋ねる。
 食堂でレイ達が材料を負担して作って貰ったスープだったが、それでも若干不満そうなのは、ビストルが作った堕落の海鮮スープよりアジが落ちるからだろう。
 普通に食べれば十分に美味いスープなのだが、より美味いスープを味わったことがある以上、どうしても採点が辛くなるのは当然だった。

「うーん、そうね。セトの速度を考えれば、明日の朝から昼くらいには到着すると思うわ」

 あっさりとヴィヘラの疑問に答えるマリーナに、レリューは微妙な表情を浮かべる。
 出来るだけ早くゴルツまで到着し、ダンジョンと思われる場所を攻略したい。
 そう思っていたのは間違いないのだが、それでもまさかゴルツに明日到着するとは……と。
 レリューがワーカーから聞いた限りでは、ゴルツまでの道のりはそうすぐに到着出来るようなものではない筈だった。

(同じ異名持ち云々って話を考えても、セトがいるって時点で勝ち目がないな。それにアイテムボックス持ちでもあるし)

 勿論、レリューがレイ達に何か思うところがある訳でもない。
 それでも、冒険者として若い頃から――今でも十分若いのだが――頭角を現してきたレリューにとって、自分が先輩だという認識がある。
 だからこそ、冒険者としてレイ率いる紅蓮の翼の面々に対し、それなりに対抗心の類を持っていたのだが……レイ達は、その能力が様々な面で突出しているというのを、自分で体験して理解してしまった。
 セトの移動力、レイの持つアイテムボックス、マリーナの持つ精霊魔法。
 ぱっと思いつくだけでもこれだけ特徴があり、当然のように冒険者に必須の戦闘力も並外れている。

「そう言えば、今更聞くのもなんだけど、レリューはソロで活動してるのか?」

 レリューの内心に怒った若干の葛藤を見事に無視して尋ねるレイに、レリューは頷きを返す。

「ああ、そうだな。どこかに臨時で入れて貰ったりすることもあるけど、基本的にはソロで活動している」
「……まぁ、異名持ちならそれもおかしくないわね」

 レイとレリューの言葉を聞いていたマリーナが、短く呟く。
 基本的に冒険者は、パーティを組んで活動するのが普通だ。
 特に高ランクの冒険者ともなれば、受ける依頼も難易度の高いものになり、特に討伐依頼の類では高ランクモンスターと戦うことになるのも珍しくはない。
 そのような高ランクもスターと戦うのに、戦力が多ければ多い程いいのは間違いなく、ソロというのはかなり不利なのだ。
 だが……そんな不利な状況であっても、問題ないのがソロの冒険者だ。
 質が量を凌駕することが珍しくはないこのエルジィンにおいて、異名持ちの冒険者というのは、その質という点の代表的な存在だ。
 だからこそ、レリューがソロの冒険者だと聞かされても、驚くようなことはない。
 ましてや、マリーナは元ギルドマスターとして、当然のように疾風の異名を持つレリューのことを知っていた。
 マリーナがギルドマスターをワーカーに任せてから、それなりの年月が経っている以上、もしかしたらパーティを組んでいるという可能性も否定は出来なかったのだが。
 勿論異名持ちの冒険者であっても、パーティを組んだ方がいいのは色々と安全なのは間違いない。
 その辺りは、雷神の斧という異名持ちにも関わらず、家族とパーティを組んでいるエルクが証明しているだろう。
 ……もっとも、異名持ちのような突き抜けた能力を持つ場合、そもそもパーティを組むような相手がそう多くないというのも、事実なのだが。
 エルクの場合にしても、妻のミンはランクA冒険者の魔法使いで、もう一人のパーティメンバーは息子のロドスだからという、縁があってのパーティではあるのは間違いない。

「ま、そうだな。そういう意味だと、お前達紅蓮の翼ってのは、一定以上の強さを持つ者達が集まって出来た、奇跡的なパーティと言ってもいいだろうな。……美人ばっかりだし」

 そう言うレリューだったが、口調とは裏腹にレイを羨ましがっている様子はない。
 愛妻家で、妻のシュミネ一筋だからこそ、他の女は美人であると認識しても、そういう対象としては見ないのだろう。

(明らかに他の奴より弱い奴もいるが、その辺りは別に俺がどうこう言う問題じゃねえしな)

 ひたすらに料理を食べているビューネを見ながら、レリューはそんな風に思う。
 エグジルにいた頃に比べれば大分強くなったビューネだったが、それでもやはり紅蓮の翼というパーティの中では、どうしてもその戦力は劣っているのだ。
 だが、他人のパーティに対して何か言うような真似は、レリューはしない。
 他人には他人の事情があるのだから、それに口を突っ込むような真似をすれば、後で面倒なことになりかねないと、これまでの経験から理解している為だ。
 その後はどうということもないまま、食事を終え……

「さて、じゃあちょっと模擬戦でもしましょうか」

 昼食後に少し休憩したところで、ヴィヘラがレリューに告げる。
 そんなヴィヘラの言葉に、レリューは微妙に嫌そうな表情を浮かべる。
 レイ達とはこれが初対面ではあっても、当然のようにレイ達の噂は聞いていた。
 そして噂の中には、ヴィヘラがどれだけ戦闘を……それも、強敵との戦闘を好むかというのもあったので、こういう流れになるのはレリューも何となく理解していた。
 それでも拒否をしなかったのは、これからダンジョンに挑むに当たって、お互いにお互いの力量を理解しておく必要があった為だろう。
 レイやエレーナはレリューの戦い方そのものを知らないし、それはレリューもまたレイ達の強さを噂では知っていても、それを自分の目で確認したことはない。
 唯一、元ギルドマスターのマリーナのみは双方の戦い方を知っていたが、マリーナが色々と説明するよりも実際にその戦いを直接見せた方が早いのは確実だった。
 そんな訳で、食後の運動……というには多少過激すぎる運動が始まる。

「一応言っておくが、致命傷の類はなしで頼むぜ」
「そうね。残念だけどそうせざるを得ないかしら」

 心底……まさに心の底から残念そうに告げるヴィヘラの言葉に、レリューはパーティリーダーのレイに視線を向ける。 
 本当に大丈夫なんだろうな?
 そんな意味を込められた視線だったが、レイは笑みを返すだけだ。

(おいおい、怪しいからってここで俺を殺そうとしてる……なんてことはないよな?)

 そう思ったのはレリューの冗談だったのだが、やる気……いや、殺る気に満ち溢れているヴィヘラの姿を見れば、必ずしもそれが冗談だとは言い切れないような思いすらする。
 無論、レイ達にそんな気は全くない。
 レリューが身の危険を感じているのは、あくまでもヴィヘラの持つ、強敵との戦いを求める闘争本能によるものだ。

「さて、じゃあ……始めましょうか」

 とん、とん、と足甲で軽く地面を蹴っていたヴィヘラは、強敵との戦いを喜ぶ艶然とした笑みを浮かべつつ、地面を蹴る。
 その速度は、疾風の異名を持つレリューにして、驚きの目を見開くものだった。
 だが、速度の驚いたからといって、レリューもむざむざとヴィヘラの攻撃を許したりはしない。
 自分目掛けて伸びてくるヴィヘラの拳を、レリューは後方に跳躍して回避し……地面に着地した瞬間、ヴィヘラに負けない勢いで地面を蹴る。
 拳が回避されたヴィヘラの姿が見る間に近づいてくる中で、レリューは鞘に収まったままの長剣を振るう。
 その一撃の速度は素早く、それこそ普通の冒険者であれば何があったのかも全く理解出来ずに攻撃を受けてしまうだろう。
 だが……ヴィヘラのもレリューの攻撃はしっかりを見えており、少し身体を動かすという動作だけで、その一撃を回避する。
 それどころか、カウンターとしてレリューの胴体に握った拳を叩き込もうとする。
 魔力による衝撃を直接体内に打ち込む、ヴィヘラの奥義たる浸魔掌ではなく拳なのは、一応ヴィヘラもレリューのことを考えているということなのだろう。
 レリューが長剣を鞘から抜かずに使っているのも、同じような理由からだ。
 自分の鳩尾目掛けて伸ばされた拳を、レリューは長剣の柄を使って弾く。
 手甲と柄のぶつかる音が周囲に響き、甲高い金属音を生み出した。
 その衝撃が響くのと同時に、ヴィヘラとレリューの二人は、お互いに距離を取る。
 自分の攻撃に付いてこられる相手に、ヴィヘラは嬉しそうな笑みを浮かべ……レリューは、出来れば勘弁して欲しいといった表情を浮かべていた。
 レリューにしてみれば、ヴィヘラは決して油断相手ではない。
 元々噂でその実力は知っていたが、お互い本気ではなくてもこうして戦ってみて、それはしっかりと理解出来た。
 それが分かったのだから、これ以上の戦いは止めておきたいというのが正直なところだ。

「なぁ、おい! 俺の実力は大体分かったんじゃないか!? なら、これ以上の戦いは必要ないと思うんだけど、どうだよ!」

 叫ぶレリューの言葉に、マリーナは他の面々に視線を向け、それで頷いたのを確認すると模擬戦を止めるのだった。
 ……中途半端なところで止められたヴィヘラは、若干不満そうだったが。

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