セガゲームスは本日開催中のセガ フェス2018にて、『シェンムー I&II』をPlayStation 4向けに発表した。2018年の発売を予定しているという。海外向けには対応プラットフォームはSteam/PlayStation 4/Xbox Oneとアナウンスされているが、国内向けにはPlayStation 4版が発売されるようだ。
『シェンムー I&II』では、『シェンムー 一章 横須賀』と『シェンムーII』がセットとなっている。オリジナル版のクラシックな世界を丁寧に移植しているといい、トレイラーではHDに対応されたグラフィックが確認できる。GameSpotなどによると、コントロールは現代化されたものと当時のものを選ぶべるようで、UIなども現代向けにアップデートされているという。
『シェンムー』は、1999年にセガからドリームキャスト向けに発売されたアドベンチャーゲームだ。その自由度の高さを特徴としており、FREE（Full Reactive Eyes Entertainment）というジャンルを称する。緻密に再現された街にて自由に行動できるほか、街の人々にはそれぞれ生活に基づき行動していたり、時間経過を導入するなど、現在のオープンワールドのシステムを先駆けとする野心的なコンセプトは、今もなお全世界で高い人気を誇る。
同シリーズを手がける鈴木裕氏擁するYs Metは、最新作『シェンムー3』を開発しており、2018年後半の発売を予定している。新作にあわせて旧作のリマスターが発売されるのではないかと長きにわたり噂されていた。2016年にはSEGA Europeのコミュニティマネージャーを務めるDan Sheridan氏が、実現に向けた課題に言及。同作にはCoca-ColaやTIMEXといったライセンス商品が数多く登場していることをあげ、契約上の関係で原作をそのまま復刻するのは容易ではないとしながらも、実現に意欲を見せていた（関連記事）。今回はそうした問題を乗り越えての、復刻となるのだろう。
