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異世界のんびり農家 作者:内藤騎之介
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リアの母親


 リアの母親が村にやってくることになった。

 魔王国の学園にいるブロンが見つけたので、ビーゼルが送ってくれるらしい。

 急な話だが、失礼のないように準備しなければ。

 リアたちには色々と助けられているからな。

 リアたちも母親と会えるのは嬉しいだろう。

 ……

 リアたちはどうして戦闘準備をしているのかな?

 しかも、けっこう本気で。

 ん?

 ビーゼルはいつも通り、村の南側から来ると思うけど?

 村の南側に陣地を構築する?

 かまわないが、まだ冬だぞ?

 寒くないか?

 俺は……あ、屋敷で待っていたらいいのね。

 了解。

 母親を迎える儀式かなにかあるのかな?



 挨拶にきたリアの母親は、ボロボロだった。

 リアたちがやったのかな?

 違うな。

 リアたちもボロボロだ。

 このボロボロ具合は……クロの子供たちだな。

 さっきから、褒めてほしそうに俺を見ているし。

 挨拶が終わったらな。

「リフ氏族の戦士長、リグネだ」

「どうも村長をやっています。
 ヒラクです」


 挨拶は普通に終わった。

 短かったのは、リアたちがリグネをお風呂に連れて行くからのようだ。

 双方、ボロボロだもんな。

 本格的な話は、夕食時にでもしよう。

 リアとリグネが風呂に向かったので、クロの子供たちが期待しながらやってきた。

 褒める。

 しかしリグネとマルビットが知り合いとは思わなかったな。

 長生きしていると、知り合いも増えるんだろうな。

 ルーもティアも知り合いっぽかったけど?

 噂だけ?

 そうなのか。

 ひょっとして、リグネって有名な人なのだろうか?

 おっと、すまない。

 褒め方が雑だったな。

 よしよし。

 やり直そう。

 よくやったぞー。

 ……

 褒めてほしそうにしていたから褒めたが、なぜリグネと戦うことになったんだ?



 夜。

 夕食でリアの母親、リグネと同じテーブルで食事をする。

 同席するのはルー、ティア、リア。

 リリウスも一緒に座ればいいのに。

 ……

 そう言えば、リアはリース、リリ、リーフ、リコット、リゼ、リタと姉妹、もしくは従姉妹と聞いている。

 他にもリグネの娘はいるのではないか?

 聞いてみた。

「リリとリタも私の娘になるが養女だ。
 遠慮しているのだろう」

「そうなのか?」

 少し離れたテーブルにいるリリとリタをみると、お気になさらずとサインを送ってくる。

 本人がいいなら気にしないが……

 まあ、夜にでも語らうのかもしれない。

 お酒でも差し入れておこう。


 食事中の話は、リグネとリアが中心だった。

「なんだかんだで百年ぐらいは探したのだぞ。
 まさか死の森に逃げているとは考えもしなかった」

「追っ手を振り切るために仕方なく。
 申し訳ありません」

「謝るのはこちらだ。
 すまなかった」

「いえ」

 場が少し重くなるかなと思ったが、即座にリアが話題を変えた。

「そういえば、ブロンからお母さまは遺跡にいたと聞いたのですが?
 リタの森にそのような遺跡があったのですか?」

 リタの森というのはブロンたちがいる学園の北の森のこと。

 そこにリアたちの村があったそうだ。

「お前たちは子供だったから知らぬのだろう。
 あそこは一族で管理していた遺跡だ。
 といっても、魔物や魔獣の巣にならないように駆除していたぐらいだ。
 何の施設だったかは知らない」

「お母さまはそこでずっと遺跡の管理を?」

「一族の役目だからな。
 と言っても、ここ五十年ほどだ。
 長らく放置したせいで、魔物や魔獣が多く入り込んで苦労した。
 遺跡で栽培していたこけも大半がやられていて、戻すのが大変だった」

「苔?」

「うむ。
 髪艶かみつや苔だ」

 リグネの答えに、ルーが反応した。

「問題なければ栽培環境などを聞かせていただけますか?」

「一族の秘伝だ。
 と、言いたいが……かまわないだろう。
 ここは一族も同然だからな」

 リグネが俺をみて確認するので、うなずいておく。

 そうすると、ティアにテーブルの下でつつかれた。

「お言葉で」

 頷くだけじゃ駄目なのかな?

 あ、ここで言うのね。

 実は、ルーやティア、リアから事前に状況に応じていくつかのセリフが用意されていた。

「ハイエルフ族は、我が大樹の村を構成する大事な家族ですよ」

 これで大丈夫かな?

 ティアからOKのサインがでた。

 よかった。

 リグネの反応は……泣いてる!

「我が一族に安住の地をお与えくださり、感謝いたします」

 お、大袈裟な。

 いや、これまで色々と苦労したのかな。

 リアたちも俺たちに合流するまでは常に野営みたいな生活だったらしいし。

「リグネさんも、よろしければこの村に住んでいただければと思うのですが」

「お誘い、ありがとうございます。
 喜んで村の一員になりたいと思います。
 ただ、働きはここではなく魔王国の学園でと考えております」

「学園?
 ブロンたちが通っている?」

「はい。
 そのブロン君に誘われまして。
 あそこでなら、遺跡の管理もできますので。
 むろん、大樹の村の一員として恥ずかしくないようにつとめますし、この村に危機があるなら真っ先に駆けつける所存です」

 いや、そんなに意気込まなくても。

 しかし、一緒には暮らせないのか。

 少し残念だな。

 だが、ゴール、シール、ブロンのことを考えれば、学園にいてくれるのは助かるかな?

 リアたちは寂しいだろうけど。

 ……

 リアが喜んでいるように見えるのは目の錯覚だろうか。

 少し離れたハイエルフたちのテーブルでは、乾杯の声が聞こえる。

 あれ?

「……ただ、学園には春からと言われています。
 それまでは、ここで一族を鍛えたいと思います。
 短い間ですがよろしくお願いします」

 リグネの言葉に、リアの笑顔が凍りついている。

 ああ、なるほど。

 厳しいのね。

 リアたちの訓練は厳しいと五村では言われているのに、そのリアたちが嫌がる訓練か。

「よろしければご一緒にどうですか?」

「ははは」

 興味はあるけど、遠慮しておこう。

 リア、ずるいって顔で俺を見ないように。

 一応、もうすぐ春だから色々と仕事があるんだ。




 三日後。

 村の南側に大規模な防御陣地が構築された。

 リグネの声が響く。

「遅いっ!
 これぐらいの陣地なら一日で作れるようになれ」

「は、はいっ!
 すみません!」

 綺麗に整列したハイエルフたちが声を揃える。

「よし、では解体作業にはいる。
 半日で終わらせるように」

「え?」

「作るより楽だろう。
 やれ。
 できなければペナルティだ。
 なに、そんなに厳しくない。
 私の考えた特別訓練をちょっとやってもらうだけだ。
 死の森で鍛えられたお前たちなら、そう苦労することもないだろう。
 あー、これだとペナルティとして弱いか?
 そうだ、模擬戦も追加しよう。
 相手は……天使族の補佐長がいたな。
 あれの実力は本物だ。
 楽しめるぞ。
 マルビット?
 模擬戦での敗北を政治で取り返そうとするやつと戦いたいのか?
 すごいな。
 私は嫌だぞ。
 だが、お前たちの希望は最大限叶えたいと私は考えている。
 交渉してこよう」

 ハイエルフたちは、強く春がくることを願ったらしい。


 リリウス、リグル、ラテが参加するにはまだ早いな。

 見学するのも寒いだろう。

 俺と一緒に遊ぼう。

 おっ。

 ちゃんとお父さんと言えたな。

 ははは。

 照れなくてもいいじゃないか。





 余談。

 髪艶苔って、変わった名前だな。

 髪を綺麗にする薬に使うのかな?

 リグネに聞いてみた。

「精力剤……夜の運動を助ける薬の材料です」

「なぜ言い直した。
 というか、それ用の薬の材料なのに、どうしてそんな名前なんだ?
 見た目か?」

「いえ、見た目は普通の苔です。
 薬として使ったあと、女性の髪がツヤツヤして綺麗になるからそう呼ばれています」

「あれ?
 ひょっとして、薬を飲むのは女性側?」

「いえ、男性側ですよ」

 ……

 男性が薬を飲んで、女性の髪がツヤツヤになるぐらい綺麗になるってどんな因果関係だ?

 深く考えないでおこう。

 しかし、リグネを見る目がかわりそうだ。

「あれを育てているのは生活費を稼ぐためだからだぞ」

 だが、子供には教えていない栽培場所なんだよな?

「ハイエルフの男はどうも淡白で……ごほん。
 そう催促されずとも、ちゃんと村長用に上質なところを揃えて持ってこよう」

 いや、違う。

 必要ないから。



コミカライズのほうも、よろしくお願いします。
詳しくは活動報告で。

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