自転車ひき逃げで注意呼びかけ

今月9日、札幌市内の歩道で小学2年の男の子が自転車にはねられ大けがをしたひき逃げ事件で、自転車がスピードが出して走行していたことから警察は自転車に乗る人に交通ルールを守るよう呼びかけています。
3日前の今月9日の午後5時前、札幌市中央区南9条西3丁目の歩道で、近くに住む小学2年の男の子(7歳)が買い物を終えて店を出た直後、走ってきた自転車にはねられ、骨を折るなどの大けがをし、自転車の男はそのまま走り去りました。
警察によりますと男は年齢が20代から30代くらいのやせ型で白色のスポーツタイプの自転車に乗っていたということで、ひき逃げ事件として男の行方を追っています。
現場の歩道は普段から自転車の通行が多く、近くに住む女性は「自転車に後ろから追い抜かれると本当に怖い」と話しています。
警察によりますと、道内では去年、自転車の交通違反で厳重注意を受けた人は4万2000人で、このうち1600人あまりは歩道でスピードを出して走るなどしたことから注意を受けたということです。
札幌中央署の岡部修司交通官は「警察はひき逃げ事件として捜査を進めている。自転車も車と同じでスピードが出ていると相手に大けがをさせてしまうことになるので、交通ルールを守って欲しい」と話しています。

【速度超過で1600人注意】
道警によりますと、道内では去年、自転車に乗った人が交通違反をして厳重注意をうけた人はおよそ4万2000人でした。
このうち、およそ1600人は歩道でスピードを出して走行するなど歩行者に危険を及ぼす違反をしたとして注意を受けたということです。
また、信号無視や歩道を徐行しないで走るなどして去年、警察に検挙された人は去年1年間で33人いました。