ビットコイン急伸、12月以降で最大の上げ-重要水準を次々突破

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  • サンタンデール銀の決済アプリ計画や税関連売り終了が背景-リー氏
  • 価格急上昇でショートスクイーズに拍車、値上がり加速

仮想通貨ビットコインは12日、一時16.9%高まで買われ、昨年12月以降で最大の上げとなった。わずか数分で7000ドルと8000ドルの節目を次々と突破し、テクニカル分析上の重要な水準を上抜けた。

  ニューヨーク時間午後5時(日本時間13日午前6時)現在は12%高。

  ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのリサーチ責任者、トーマス・リー氏は急伸の背景として、サンタンデール銀行によるブロックチェーン技術を利用した決済アプリの計画や税に関連した売りがほぼ終わったこと、ショートスクイーズを挙げた。

  仮想通貨ヘッジファンド、クオンティア・キャピタルのミゲル・シュバイツァー氏は、価格急騰を受けてショートセラーが手じまいに動き、「買い注文が殺到した」と分析した。トレーディングビューの集計データによれば、弱気派によるビットコインのショートポジションはトレーディングプラットフォームのビットフィネックスで11日現在3万8000余りだったが、12日には約2万5000に減少した。

原題:Bitcoin Surges Most Since December After Breaching Key Levels(抜粋)

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