GitHub10周年
GitHubがサービスリリースから10週年を迎えました。
そしてその10年間の歴史を振り返ったムービーなどが特設ページにて紹介されています。
https://github.com/ten
弊社のサービス ハイスキルなエンジニアのプレミアム転職 Findy でもGitHubのデータを基にプログラミングスキルを偏差値化しています。
GitHubは今では「企業/チームで開発をする」、「世界中の他の人が書いたコードを閲覧できる」、「OSS活動をする」など様々な場面で重宝されるようになりました。
今回は上記で紹介したGitHub特設ページは英語で綴られているため、GitHubの歴史を日本語にて簡単に紹介したいと思います。
(訳が正確でない可能性もあります。もしお気づきの方がいたらご指摘頂けると幸いです。)
GitHubサービス開始
GitHubは2008年4月10日に正式版がリリースされました。https://blog.github.com/2008-04-10-we-launched/
Gitの初板がリリースされたのが2005年12月21日なので、その約2年半後ですね。
Ruby on Railsの参加 (2008/04)
GitHubはRails上に構築されています。そのRailsはまだGitHubがβ版のときに参加しました。これはGitHubでの初めての大規模なプロジェクトとして大きな意味を持ちました。
ビットコインの発明 (2009/01)
2009年にビットコインは発明され、2010年にGitHub上にあげられました。 ビットコインプロジェクトは今では18,000以上フォークされ、500以上のプルリクエストがマージされました。
Node.jsローンチ (2009/05)
2009年のもう一つの大きな出来事はNode.jsのローンチです。Node.jsの登場によってJavaScriptの可能性が広がったのは間違いないと思います。
Rails Girlsが初のワークショップを開催 (2010/11)
ヘルシンキにてRails Girlsが初のイベントを開催しました。
※Rails Girls : 多くの女性がプログラミングに親しみ、アイデアを形にできる技術を身につける手助けをするコミュニティ
Travis CIの最初のプルリクエスト (2011/01)
GitHubと連携ができる継続的インテグレーション(CI)「Travis CI」の最初のプルリクエストが出されました。
JavaScriptがGitHub上で一番の人気言語になる (2012/01)
この年GitHub上での人気言語はJavaScriptがRuby、Java、Pythonを上回り一番となりました。
300万人のユーザー達成 (2013/01)
300万人のユーザーを達成し、その年の後半には1000万件のリポジトリが作成されました。
Docker 1.0ローンチ (2014/01)
2014年にはDockerの最初のバージョンがローンチされました。
最初のDjango Girlsのワークショップが開かれる (2014/07)
初のDjango Girlsがベルリンで開かれました。
Microsoftの.NETのオープンソース化 (2014/10)
Microsoftの.NETのオープンソース化がされました。マイクロソフトという世界的なIT企業がオープンソース化に舵を切ったことを印象づける出来事です。今ではGoogleやMicrosoftなど多くの大企業がオープンソースへの投資をしています。
Unreal Engine 4が無料で利用できるようになる (2015/03)
Epic GamesチームがUnreal Engine 4を無料で利用できるようにし、ゲーム開発者と彼らのクリエイティブなビジョンとの間にある障壁を取り除きました。
GitHub Classroom開始 (2015/09)
学校で教師が生徒の課題ソースコードを収集することを簡単にするGitHub Classroomをローンチしました。
AppleオープンソースSwift (2015/12)
Swiftをオープンソース言語としてリリースするという決定は、新しい開発ツールの必要性を高め、より多くの企業にツールを公開するよう促しました。
Apollo 11のコードが離陸 (2016/7)
1969年、アポロ11号は月に上陸しました。 その47年後、Apollo11号に搭載されていたアポロ誘導コンピューター(Apllo Guidance Computer : AGC) のソースコードがgithub上で公開されました。このソースコードにはイースターエッグの数が含まれていて、当時からプログラマーにはユーモアがあったことが垣間見れます。
Pythonチームがプルリクエスト機能をオープン (2017/02)
Pythonチームは2016年にGitHubへの移行計画を発表し、2017年にプルリクエスト機能を開放しました。
また、Googleの機械学習ライブラリTensorFlowは2015年の公開以来、GitHub上で最もフォークされたプロジェクトの一つになりました。
30,000の非営利団体のアカウントが作成された (2017/05)
非営利団体(NPO)や非政府組織(NGO)のアカウントが3万件を超えました。彼らはテクノロジーによって信じられないような事を起こします。
1億回目のプルリクエストのマージ (2017/05)
2017年には1億回目のプルリクエストがマージされました。 またこの1年のみで2.9兆行のコードがコミットされたそうです。
GitHub正式版リリースから10年
2018年現在までにGitHubでは2700万人の開発者が参加し、8000万件以上のプロジェクトが行われました。 GitHub上では多くのコントリビューションがされていますが、間違いなくGitHub自体の社会へのコントリビューション(≒貢献度)は非常に高いと思います。少なくともエンジニアはこのサービスで、よりハッピーになったのではないでしょうか。
そして特設ページではこう締めくくられています。
“What does the future of software hold?“
直訳すると「ソフトウェアの未来はどうなるのだろうか?」となります。
過去10年でたくさんの素晴らしいものが出てきて、今後のソフトウェアの将来を考えるととてもわくわくしますね!
Findyの描く未来
弊社Findy ではOSS活動は今後さらに活発になると考えています。
そこで Findy ができる社会への「コントリビューション」、それが GitHub にはないOSSの可視化です!
GitHubを使用されている方はぜひ
–ハイスキルなエンジニアのプレミアム転職 Findy
–フリーランス・副業エンジニア向け単価保証型の案件紹介サービスFindy Freelance
においてGitHub連携をしてみて下さい。
偏差値としてプログラミングスキルが可視化されます。
また、上記の訳は簡単に要約したものなので興味を持っていただいた方は、ぜひ基の特設サイトを訪れてはいかがでしょうか。 https://github.com/ten
(著者:@hikaruya8)
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