2018-04-13

ケアマネジャーの選び方

これからケアマネを探す人、

既にケアマネ契約しているがケアマネチェンジしたい人、

ケアマネ選びの参考にしてほしい。

まず前提としてケアマネになるのはそれほど難しくない。

実務(介護職だったり相談援助業務だったり)経験を積み→筆記試験合格研修受講→ケアマネになれる。

試験もここ数年は合格率が下がっているが、言うほど難しくない。

ケアマネという仕事に限らずだが、重要なのはケアマネになってからだ。


それでは以下、参考に。

①『介護サービス情報公表システム』を使う。

ネット検索して、家の近所の事業所が探せる。

因みにケアマネがいるところは「居宅介護支援事業所」という。(デイサービス施設系もこのシステムでチェック出来る)

この公表システム介護保険サービス事業所は毎年必ず入力しなければいけない。

にも関わらず、一般の人々へあまり認知されておらず活用されていない気がする。

慣れていないと少し使い辛いかもしれないが、

その事業所にいるケアマネの人数や経験年数、受け持ち件数や前年度の退職者数なんかもわかる。

この時の主なチェックポイントとしては、

ケアマネの入れ替わりが激しくないか(退職者数が多くないか)

特定事業所加算を取っているかどうか

ケアマネの基礎資格は何か

・同一法人サービス事業所は何か

退職者が多い事業所は言うまでもなく、何かしら問題がある。そういう意味では求人をチェックしてみてもいいかもしれない。

「同一法人サービス事業所は何か」とも重なるが、法人(会社)によっては利用者に不必要サービスを入れられる場合がある。

それが嫌で辞めてくケアマネも少なくない。

(同一法人サービスだと連携が取りやすいといったメリットもあるにはある)

(特定事業所「集中減算」というものもあり、これを取っている事業所は止めたほうがいいと思うが、公表システムでは分からない)

特定事業所「加算」を取っている事業所

ケアマネの人数が多くいたり、経験年数が5年以上の主任ケアマネと呼ばれる人がいたり、24時間連絡が取れる体制を整えていたり…と、いくつかの要件を満たしているはずだ。

(でも正直、主任ケアマネから出来るケアマネとは限らない。経験年数があれば簡単研修を受けるだけで主任ケアマネになれる。そして今回の制度改正で居宅介護支援事業所管理者には主任ケアマネしかなれなくなった)

ケアマネの基礎資格に関しては、あくまでも参考程度に。

もし医療ニーズが高いなら看護師資格を持っているケアマネを…(福祉出身ケアマネ医療知識に乏しいことも課題になっている)

障害サービス生活保護など介護保険以外の福祉制度に詳しい人をと思えば社会福祉士を…

ケアマネ介護経験が全くない人でも取れる資格なので、介護の実技的アドバイスが欲しければ介護福祉士を…。

もちろん資格を持っているからといって、その方面で優秀とは限らないので、目安程度に。

ただ注意点として、公表システムあくまでも年一回の入力義務なので、

新規開設事業所がまだ載ってなかったり、既に廃止した事業所が載っていたり、情報一年から変わっているおそれもある。


公表システムだけで長くなったな…。



②包括に聞く

各自治体には『地域包括支援センター』というのがある。

そこでこんなケアマネを探してるけど居ないか、と聞いてみるのもいいかもしれないが、

包括にも地域差があるので、1の方法と組み合わせて、

包括に紹介された事業所自分で調べてみるといい。

説明が分かりやす相談やすいかどうか

①でも書いたが、主任ケアマネかどうかとか、経験年数とかよりも、自分と合うか否かは重要

正直、自分と合う合わないとか言わせないのが専門職だと思うが…それでも「この人はなんか苦手」っていうのがあると思う。

専門用語を使わず、分かりやす説明してくれるか

ケアプラン契約蔑ろにしてないか

・他のサービス事業所(デイサービスヘルパーさん達)、病院などと連携がきちんと出来ているか

地域情報を日々更新しているか

個人的には、ケアプラン蔑ろにするケアマネは『無し』だと思う。

本当はもっと書きたいことがいっぱいあるけど、ここでやめとく。

ケアマネに色々要求するなら介護報酬上げて」と言うケアマネも、まずは自分スキルがそれに値してるか考えてほしい。

介護保険って公費なんだよ…不必要サービスを入れるレベルの低いケアマネほど介護報酬のこと言う気がする。

ケアマネによって在宅介護は変わる。

疑問を感じたら、ケアマネ管理者に聞いてみて、納得のいく対応でなければケアマネを変えてみては。

ただ、何人も変えて、それでも納得いかないのならば、ケアマネけが問題ではないのかも。

因みに、ケアマネが煩わしくなったら、

『マイケアプラン』や『セルフケアプラン』といって自分ケアプランを作って介護保険サービスを使うことも出来る。

以上の内容は個人的考え及び経験が大きく影響しているので、重ねてになるがあくまでも参考程度に。

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