「金魚電話ボックス」水抜かれ金魚がいなくなる
04/12 20:20
電話ボックスから金魚がいなくなった
著作権の問題から撤去が決まっていた奈良県大和郡山市の「金魚が泳ぐ電話ボックス」。
撤去に向けて水が抜かれ、シートで被われました。
【観光客の女性】
「なくなるって聞いたのでその前にと思って来たんですけど、ちょっともうこんな形になっていて残念です」
大和郡山市の観光スポット「金魚電話ボックス」がシートでおおわれてしまいました。
金魚電話ボックスは地元の金魚愛好家によって5年前に設置され、金魚の町を訪れる観光客に人気でした。
しかし、福島県の美術家山本伸樹さん(62)が「自分が発表した作品と似ている。著作権は自分にある」と主張。
商店街側は「作品性はない」と主張する一方で、大勢の観光客が集まることに苦情が来ていたこともあり撤去を決めました。
11日、約900人分の署名が商店街に提出されるなど存続を願う声も上がる中、金魚電話ボックスから金魚がいなくなってしまいました。
【観光客の女性】
「夜間に来て騒音とかこの辺の人には迷惑やろね」
【観光客の男性】
「水が入っている間に見たかったですけど。一応、見れたので最後、良かったと思います」
【署名を提出した男性】
「作者が金を要求するなら反対するが一切要求していない。(著作権の)プレートを貼るだけで続けてやれるのにできないのは大人の都合かなと思って。金魚が泣いているのと違いますか」
市民グループは市民レベルでの「金魚電話ボックス」の復活を目指すということです。