どうやらなべりん達と一緒に観にいく!と約束してしまったらしく、まぁ、行きました。
なんというか、ガチャガチャした作品でした。
技術は凄いです。特に水の表現。
もう見ても本物にしか見えなかった。
ディズニーは近年パーティクルの表現をどんどん進化させている。
驚異的だ。
キャラの芝居も、全部モーキャプじゃないの?というくらい、細かい。
特に顔。喜怒哀楽をパッキリ分けるのではなく、得も言われぬ微細な表情まで再現できている。
もう日本はこの方向では敵わないだろう。
しかしその分、ストーリーが雑だなぁ。
年々雑になっていく。
一応ハリウッド文法に従っているので観られるのは観られるのだが、細部がどうしても気になる。
結局ヘクターが消える条件って何だったの?とか、どうしてわざわざデラクルスが自ら出て行ってミゲルを突き落とさきゃいけないの?しかも事の全貌をご丁寧に説明して?とか、一番のキーパーソンであるココの活躍する箇所少なくない?とか、いくらでも出てくる。
ちょっと、悪い意味でジブリの作劇法を真似しているみたいだ。
感情線さえ繋がっていればいい!っていうね。
まぁ逆に、ここにこそ、もう死に体となりつつある日本アニメ業界のつけ入るチャンスがあると思う。
そもそも日本のアニメは(作画)技術で勝っていた訳ではない。ストーリーの独自性でここまで来たのだ。
しかしとは言え、「言い方!」ばかり気にする今のクソ脚本家の体たらくでは、無理だよなぁ・・・。
メキシコを舞台にしたのは一番の評価点。
トランプへの当てつけかね?まぁ違うと思うけど。