「金魚ボックス」存続求め署名

金魚の産地、奈良県大和郡山市の商店街に設置されている「金魚が泳ぐ電話ボックス」が著作権を侵害していると指摘され撤去が決まった問題で、市民が撤去しないよう求める署名を集め市などに提出しました。
この電話ボックスは、ボックスのガラスの壁の中で金魚が泳いでいて、「金魚のまち」大和郡山市の柳町商店街に4年前から置かれています。
SNSなどで取り上げられて人気を呼んでいましたが、福島県の現代美術作家から自分の作品に似ていて著作権を侵害していると指摘されたことを受けて、商店街は、先月撤去を決めました。
これに対して市民たちが、撤去しないよう求める署名活動を始め、2週間で、あわせて917人の署名を集め11日、市と商店街の組合に提出しました。
活動メンバーの1人で、市役所を訪れた工藤勉さんは吉村安伸・副市長に署名を手渡し「個人としてできることはないかと思い、署名を集めました。電話ボックスはなんとか残してほしい」と協力を求めました。
商店街の組合では、今後、撤去の時期などについて検討することにしています。

          

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