まだ出てきてないだけかも知れないけど。
かつての政界の疑惑って権力者と、その力でビジネスを有利にしたいってヤツがいて、怪しいお金を贈るっていう構図が多かったと思うんだけど。
ロッキードで航空機を売るために五億円なんて分かりやすいけど、これって、それこそ時代劇で、小判なんぞでてきて、「越後屋よ、お前もなかなかワルよのぉ」「お奉行さまには、かないませんよ」なんつって、二人でフォッフォッフォッとか笑うという、我が国の伝統的な構図だ。
でも、モリカケでは今のところそういう話は前面にでてこなくて、カケさんとお友達だから、とか、籠池がうまいこと思想的に総理に近い集団と関係があって、とか、そんな話がよく出てくる。
金の力で、欲に駈られて悪いことするってのは、もちろんよいことではないが、ある意味、話が分かりやすい。
それに比べると、人間関係だのだの思想だのが原動力になって国政が歪められてるとしたら、なんか底知れぬ不気味さをかんじる。
貧農の生まれの田中角栄と政治家一族の御曹司である安倍とは育ちが違うよ。