新潟漁業協同組合「地魚工房」の公式ホームページです。ナンバンエビやヤナギガレイ、ニギス、ノドグロなどに代表される新潟の美味しい地魚や、新鮮な地魚の加工品をご紹介いたします。また鮮魚からつくった美味しい魚醤を味わえるお店も紹介しています。

新潟漁業協同組合 地魚工房

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ケッコンカッコカリ~初霜の場合~

全文

フー、っと息を吐き出しながら私は敵フラグシップ級のル級に狙いを定める。夜の闇のせいでル級はこちらの位置をまだ把握していない。
腰の魚雷発射管に装填されているのは必殺の61cm酸素魚雷である。直撃すれば一撃で戦艦でも空母でも葬り去れるそれはかつての戦争で連合軍からロングランスと恐れられた。駆逐艦から大型艦艇へ唯一致命傷を与えられる「槍」を私は放つ。

バーンという威勢のよい音と共に発射された計6発の酸素魚雷はル級に向かって海中を走っていく。私は心の中で命中までの時間をカウントする。

(…5、4、3、2、1…外れた!?)

炸裂音もしないし水柱も上がらない。ル級はこちらに気づいたようだ。ル級の16inch3連装砲の砲口と目が合った。背筋が凍る。

次の瞬間16inch砲が火を吹いたのが見えた。回避しなければ。と、頭では思うが体が反応しない。

次の瞬間、赤いペイント弾が私の腹に命中する。実戦だったら良くて大破。最悪轟沈していただろう。

見届け人兼教官役として付いて来ていた神通がル級を模した標的を回収している。この標的は自律して動き敵として認識した物にペイント弾を発射する仕掛けが付いている。他にも幾つかタイプがあり深海棲艦との戦いを意識した訓練の時には有用だった。

「珍しいわね、アンタがやられるなんて。」
脇から訓練の様子を見ていた霞が声をかけてきた。胸元に着けてある「18」と書かれた部隊章が目を引く。それはピカピカに磨き上げられており彼女が自分の所属している部隊に誇りを持っているという事が伺えた。
「あぁ、ちょっと今日は調子が悪くて…」
「…アンタ、何かあったんじゃないの?」
「別に何も無いわよ。」
「嘘おっしゃい。アンタと私の仲じゃない、それくらい分かるわよ。」
前世で同じ隊に所属した事もあり、坊の岬沖海戦でも共に戦った彼女とは現在でも友人同士である。
「訓練終わったら少し付き合うわよ。相談に乗るくらいならしてあげるから。」
彼女の性格は若干トゲトゲしい所があるものの、信用足りうると認めた相手にはとことん親身になってくれる。私はそんな彼女の性格は嫌いじゃない。



「えぇっ!アイツの方から告白して来た?!」
「ええ。」
訓練を終え帰還後ラウンジにて話を聞いてくれた霞はとても驚いた様子だった。当然である、私は以前提督に対する恋愛感情を彼女に相談した事があったからだ。それが提督の方からアクションをして来たのだ。やはり私は幸運なのだろう。
「で?なんて返事したの?」
「ええっとね…それがちょっと面倒な事になっちゃって…」



回想

昨晩

私が秘書艦の仕事を終え、部屋に帰ろうとした時提督は声をかけて来た。
「初霜、ちょっと時間良いか?」
「はい、大丈夫です。」
「…あぁ、ソファにでも腰掛けていてくれ。」
とりあえず言われた通りに私はソファに腰掛ける。
「…重要な話だ。多分、俺にとっても君にとっても。」
「…?新たな作戦か何か開始されるんですか?」
「…作戦と言うか、何と言うか…」
提督は初霜と向かい合う形で座った。
「俺にとっては…真珠湾、ミッドウェー並みの…いや、それは言いすぎか。そうだ、キスカだキスカ撤退戦。それくらい真剣な話だ。」
「キスカ…」
あの作戦には私も参加していた。その時の記憶が蘇る。あれほど上手く事が運んだ作戦は後にも先にも無いだろう。艦娘に転生した後も私はキスカ島(暗号名ではキス島)で包囲されていた陸軍の包囲を解いた事があったが、その時は途中で深海棲艦の戦艦と遭遇して酷い目にあった。それを考えると木村提督がどれだけの運と指揮能力を持っていたかが良く分かる。霞がイマイチ提督を信用していないのはきっと彼女がそんな木村提督のミンドロ島沖海戦での座乗艦になった事があるからだろう。提督と木村提督を比べたくなる気持ちも分かるが流石に相手が悪い気がする。

一方でしばらくブツブツ何か呟いていた提督だが、私が心ここにあらずといった状態だったので少し心配になったようだ。声をかけて来た。
「…初霜…?良いか?」
「っ!ごめんなさい!」
「もう一度言う。とても重要な話だ、しっかり聞いてくれ。」
「は、はい。」
すー、と息を吸い込んだ提督は覚悟を決めた様で一気に話した。

「初霜…好きだ。」

「…って、ええっ!?」
「…すぐに答えを出してくれなくても良い。ただ俺の気持ちは覚えておいてくれ。」
パニックだった。北号作戦でも坊の岬沖海戦でも生還した私だが、今回ばかりは焦った。憧れの人も私の事を好いてくれていた…なんて幸運なんだろうか私は…今の私は雪風ちゃんすら凌駕する存在だ!!

だが、嬉しいと同時に私にはまだ心の中で少し迷いが有った。結果、
「…今の私は恋愛には興味がないの。それでも、待っててくれるの…?」
「…あぁ、いつまでも待ってやるさ。」
結局昨晩はそんな聞き方によっては死亡フラグに聞こえかねない台詞を残して撤退して来た。これでは戦争が終わる直前に「私実は鎮守府に恋人が居るんですよ、戻ったらプロポーズしようと…実はもう花束も買ってあったりして。」とか僚艦に呟いて直後にレーザーか機雷に吹き飛ばされてしまうかもしれない。どこかのポロが趣味のF-16乗りみたいに。



回想終了

「で、逃げてきたと…」
「…まぁ、そうなるわね…」
「なにやってんのよ…このグズ。応援してる私が馬鹿みたいじゃない…」
「返す言葉も見つからないわ…」
案の定霞はため息をついて「きみはじつにばかだなぁ…」とでも言いたげな表情で私を見てくる。視線が痛い。

「…なに?アンタ本当にアイツとくっつく気あるの?脅すわけじゃないけど、アイツ狙いの艦娘なんていっぱい居るわよ。」
ざっと思い浮かべるだけでも提督に好意以上の感情を持っている艦娘は多い。いつも積極的にアプローチを掛けている金剛を初め、雷、大鳳、瑞鳳、如月、榛名…ライバルは多い。うかうかしてると提督を取られてしまう可能性もある。戦場で狙っていた標的を横取りされるのとは訳が違うのだ。

「私の思いは本気よ!!」
「だったら…」
「私の思いは本気…でも、ちょっと迷いもあるのよ…」
「迷い?」
一呼吸置いて私は語った。

「今は戦時よね…そんな中で私は提督と結ばれていいのかしら…って思って。」
私達は艦娘。守るべきものの為この身が文字通り水漬く屍となるまで戦わなければならない。そんな中で私は途中で幸せになっても良いものなのだろうか…
「何だ、そんな事?」
「何だ、って!私は本気で悩んで苦しんでるのよ!」
「…いい?初霜。この際だから言わせて貰うけどね、アンタは一人で色々抱え込み過ぎなのよ。」
「…」
霞は私が聴いてくれている事を確かめ、言葉を続ける。
「アンタは一人でも多くの人を守る為に戦ってる。それは私も立派だと思うし素直に尊敬するわ。でも、私に言わせれば全てを守り抜くなんてどだい無理なのよ。」
「そんな事!」
「…言い方が悪かったわ。所詮私達は言わば消耗品の艦娘、それも駆逐艦。一隻で出来る事なんて限られてるわ。現に今日も戦場では誰かが死んでるし、そしてその人達を全員助けるなんてのも無理。」
そのまま霞は言葉を紡ぐ。
「…だから私は私自身の為に戦ってる…私自身と18駆の皆と鎮守府にいるたかだか数十人の為に戦ってる…」
「…」
「…アンタの信念を曲げろとは言わないわ。でも、もう少し肩の力抜いてもいいんじゃない?アンタのお姉さんの初春もいつも言ってるでしょ、戦争は一人でするもんじゃないって。」
「霞ちゃん…」
「…悪いけど、お国の為にどうとか、滅私奉公とかいう言葉、私は大嫌いなのよ。昔、阿呆な上層部が言い出したこの美辞麗句のせいで一体何人の貴重な人材が失われたことか…」
この辺はいかにも上層部嫌いで現場派な霞らしい。「後方の安全な防空壕に引きこもって現場に責任を負わせる事しか知らないお偉いさんに戦場の何が分かる。」というのが彼女の持論である。

「好きなら好きで良いじゃない、そんな面倒くさい事考えてないで。自分の気持ちに素直になりなさいな…私はアイツの事は上官として信用はしてないけど、一人の男としては友達を任せるくらいに信頼はしてるから。」
提督にはきつく当たる事も多い霞だが、決して提督の事が嫌いな訳ではない。それなりの理由がある。
なんでも前世で上層部からの理不尽な叱責のせいで彼女達18駆の司令が割腹自殺してしまったらしいのだ。その人はかつて私の艦長をしていた時もあったのでその人の事は私も良く知っている。非業の死を遂げたと聞いた時はショックだった。
その事が彼女の心に暗い影を落としている原因なのは間違い無いだろう。ちょうど私の名誉が戦後に貶められたのと同じように。
そんな事があったから彼女は提督にはそんな事になってほしくない。そんな感情があるからつい厳しい言葉を提督に掛けてしまうのだろう。
現に以前提督が部隊の損害から海域を途中撤退した時、上の連中が提督の陰口を言っていると聞いた彼女が自分の事の様に怒っていた事を私は覚えている。

「…信用と信頼…か…」
「…ガラにも無い事言ったわ…不愉快だったら忘れて。」
「いえ、少し気持ちが楽になったわ。」
「そう…良かった。」
満足げに霞は呟いた。
「だったら今からでもアイツの所に行ってアンタの思いを伝えてきなさいよ。」
「えっ?今から!?」
「兵は拙速を尊ぶってかの孫子も言ってるわ。グズグズしてアイツを誰かに寝取られたらそれでお終いよ。」
「わ、分かったわ…行ってくる。」
「また途中撤退なんてしてきたりしたら私がアンタの事を雷撃処分するから覚悟しときなさいよ。」
恐ろしい事を言っているが顔は笑っている。不器用な彼女なりの私へのエールなのだろう。
「なんならそのままアイツと夜戦に突入してきても良いわよ。アンタの同室の雪風には私から言っておくから。」
「茶化さないでよ…」
と、霞に見送られて私は提督のいる執務室に進撃した。

 

黒酢の研究

調査報告書【森本潤様】
ご依頼頂きました調査結果について報告致します。

■依頼者情報
氏 名 :森本 潤
生年月日:平成4年12月13日
住 所 :高知県高知市桟橋通4-2-11
     サーパス桟橋通502号室
携 帯 :080-6387-3004
身分証 :運転免許証(第831400245491号)
誓約書 :有

■依頼調査項目
人探し・所在調査

■調査指定事項・禁止事項
・判明した住所における本人の存在保証及び現地での生活実態調査は含まれない。
・判明した情報を違法行為及び迷惑行為に利用することを固く禁じる。
・判明した住所に行く行為、待ち伏せる行為は不法行為とみなし固く禁じる。
・調査した事実及び調査結果を対象者及び第三者に公言することを固く禁じる。
・上記禁止事項に違反した場合、依頼者情報をもって即刻通報します。

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■調査結果
ご提供頂いた情報を基に調査を行った結果、以下の情報が判明した。

【判明情報1】

氏名:川崎 直哉

住所:高知県香美市土佐山田町1975-24

【判明情報2】

氏名:津田 雅士

生年月日:昭和53年5月20日

住所:高知県香美市土佐山田町宝町2-11-22

備考:婚姻状況、家族構成等の情報が必要な場合はご連絡ください。

【調査部より】
判明した住所に行く行為、及び待ち伏せる行為は相手側から「迷惑行為」又は「ストーカー行為」とし警察に通報され、処罰の対象となる可能性があります。
また、調査した事実及び調査結果を、対象者及び第三者に対して告げる行為は「脅迫行為」及び「ストーカー行為」と断定され、処罰の対象になりますの固く禁止します。

対象者が迷惑行為又は脅迫行為として警察に通報した場合、当方としても依頼者情報を行政(警察)へ開示することとなりますので、十分ご注意ください。

以上、依頼内容に基づく調査を完了とし調査終了とする。

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■注意事項・禁止事項

調査結果取扱に関する注意事項・禁止事項は以下の通り。

1、当報告書情報は、ログイン期間が設定されております。
 ※7日間のログイン期間以降はパスワードが使用不可となります。
2、調査結果を違法行為及び迷惑行為に用いない。
3、調査結果を調査対象者に対し公言しない。
 ※注意※脅迫行為となるため即刻通報されます。
4、調査した事実を調査対象者に対し公言しない。
 ※注意※脅迫行為となるため即刻通報されます。
5、調査結果をその他第三者に対して公表しない。

上記行為により被害が発覚した場合、依頼者情報を関係各所(警察行政機関・関係省庁)に即刻通報します。

 

海老の販売

調査報告書【五十嵐千明様】
ご依頼頂きました調査結果について報告致します。

■依頼者情報
氏 名 :五十嵐 千明
住 所 :埼玉県川口市大字辻606-2
     鳩ケ谷スカイハイツ712号室
生年月日:昭和39年10月8日
携 帯 :080-5696-2448
身分証 :運転免許証(第308168597070号)
誓約書 :有

■依頼調査項目
個人信用調査

■調査対象者
第一調査対象者:草? 幸雄
第二調査対象者:草? 幸子

■ご提供頂いた情報(事前情報)
【第一調査対象者】
氏 名 :草? 幸雄
読み仮名:くさなぎ ゆきお
生年月日:昭和12年8月20日
住 所 :東京都北区西が丘3-1-2-1003号室
電話番号:03-3906-2833
前住所 :東京都北区赤羽南1-16-4-411号室

【第二調査対象者】
氏 名 :草? 幸子
生年月日:昭和14年9月5日
住 所 :東京都北区西が丘3-1-2-1003号室
電話番号:03-3906-2833
前住所 :埼玉県北葛飾郡吉川町吉川団地1番5号106号室

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■調査結果
ご提供頂いた情報を基に調査を行った結果、以下の情報が判明した。

【判明情報1】
金融機関名:三井住友銀行
支店名  :赤羽支店
普通預金 :3601934
名  義 :草?幸雄
預金残高 :16円

【判明情報2】
金融機関名:三井住友銀行
支店名  :赤羽支店
定期預金 :0098401
名  義 :草?幸雄
預金残高 :34円

【判明情報3】
金融機関名:三井住友銀行
支店名  :赤羽支店
普通預金 :3677954
名  義 :草?幸子
預金残高 :254円

【判明情報4】
金融機関名:三井住友銀行
支店名  :赤羽支店
定期預金 :0097361
名  義 :草?幸子
預金残高 :11円

以上をもってご報告とさせて頂きます。

なお当該調査結果は、調査日時点での情報となります。判明した口座におきましては、使用目的によって今後口座解約及び残高の増減が生じる場合も想定できます。弊社では、報告日以降での口座情報の変動には一切責任を負いかねます事ご了承願います。

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以上、依頼内容に基づく調査を完了とし調査終了とする。

■注意事項・禁止事項

調査結果取扱に関する注意事項・禁止事項は以下の通り。

1、当報告書情報は、ログイン期間が設定されております。
  ※ログイン有効期間:7日間
2、調査結果を違法行為に用いない。
3、調査結果を調査対象者に対し公言しない。
4、調査した事実を調査対象者に対し公言しない。
5、調査事実・結果をその他第三者に対して公表しない。

上記行為により被害が発覚した場合、依頼者情報を関係各所(警察行政機関・関係省庁)に即刻通報致します。

 

大人気!ホッケの一夜干し入荷!

お待たせしました!今年も、新潟漁協特製ホッケの一夜干しが完成しました。昨年はあまりの人気のため、完売続出で皆様にご迷惑をおかけしたこの商品!新潟で水揚げされる真ホッケを、朝イチで処理し、直ちに干し始めるため、旨味が違います!ぜひ、ご賞味下さい。

 

地魚工房ショッピングサイト近日オープン!

地魚工房ならではの、獲れたて鮮魚を使った自家製の加工品がオンラインショップでご購入できます。
全てが手作りのため、数に限りのある商品もございますが、ご期待下さい!

 

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