wolf of actor’s blog

俳優になる方法 俳優の生活 実体験からお答えします

第35話 俳優の性(さが)?役者による?自分の出演作を観るか観ないか 反省から活かす

こんにちは!いや~暑い。嬉しい暑さの今日の東京('ω')そんな僕の今日の服は上はカットソーのみ!ただUNIQLOヒートテック極暖!

アホですね。あぁ失敗した。暑いのなんのって。まぁ、この失敗をしっかり活かします。そんなわけで今回は、俳優は過去の失敗を活かすのも大切。ただ活かし方は人による、がテーマです。

俳優は自分の出演している映画やドラマ、舞台のDVDなどを観るか否か

これに関しては正直、人によります(笑)これで終了ってわけにはいかないので、詳しく書きますね!

まず、僕自身ですが、観ないです!

この観ないっていうのは、あくまで繰り返しては観ないって意味です。もちろん1回は観ますよ!試写ももちろんあるしわざわざ完パケと言われる出来上がり作品を頂いたりもするので、それ観なかったらさすがに失礼でしょう。

CMとかだと自分が観る前に友人や知人から連絡もらうことも多々あります。えっ!もう始まってるんだって驚くことも多々ありました。事務所しっかりしてくれよって気持ちもあったりしますが(笑)

そうそう、1度面白いことありました。僕が居酒屋さんでバリバリアルバイトしながら役者をやっていた時に、何気に僕はそのお店で店長が休みの日の責任者みたいな立場のバイト君だったんですが、内容は忘れちゃったんですがどうにもならないクレームが入ったんですね。それでお休みのところ申し訳ないなと思いながら、店長の携帯にお店から電話したわけです。僕はその日に自分の出演したものがオンエアされるのは知っていたんですが、バイト入れちゃってたし録画してるしいいか~ぐらいの感じで。その頃はぼちぼちテレビに出させてもらってたのでわざわざ周りにも宣伝していなくて。

僕「あ、お疲れ様ですー、店長お休みのところすみません。実はかくかくしかじか~どう対応しましょう?」

店長「ああ~それちょっとまずいですね。結構怒ってます?お客さん」

僕「怒ってますよ~、しかも明らかに悪いのこっちですからねぇ」

店長「なるほど。うーん、どうしようかなぁ。ん?あれ?〇〇君今めっちゃテレビ出てますよ!あはは!めっちゃ出てる!」

僕「(さすがにグッドタイミング過ぎて吹きました)いや、今それどころじゃないですよ(笑)クレーム対応中ですから!」

店長「すげーだめな男役じゃないすか!あはは!あぁごめんなさい。じゃおこうこうこうで対応しておいてください、よろしくー!」

そんなこともありました。

 

そんな感じだったので、自分が出た作品に関してはなんとかリアルタイムで観ようって気持ちもそんなにないタイプでしたね。

厳密に言うと、だんだんとそうなっていったって言う方が正しいですね・・・。はじめの方は自分が出たドラマのオンエアとか映画が公開されるのとか、首を長くして待っていましたから。馴れなんですかね、でもこれは前進している証の馴れだとも思います。

自分の憧れだったものが、少しづつ「当たり前」になっていく。そしてその「当たり前」の時間を増やしていく。そうやって役者で食べれるようになるんじゃないでしょうか。

そこで忘れがちなのが感謝の気持ち。当たり前だけど当たり前じゃない、いろんな人たちのおかげでいまの当たり前がある。そして気を抜いたらこの当たり前はいとも簡単に崩れ去ってしまう。そんな思いが大切ですよね。でもこうやって書いてる僕自身も幾度もそんな気持ちを失くしていたと思います。いけないいけない。

 

僕は自分の出演したものを繰り返し見ないと最初に書きましたが、1番の理由としては

「ヘコむだけだからです」

これはよく言われる事なのですが、俳優はそういう人結構多いと思います。

「うわ~俺こんな芝居しちゃってたのかぁ」「下手くそだなぁ俺」

そんなことばっかり思います。嘘じゃないです。なので1回しか観てないものも今まで多々あります。1回観たら充分です。ここ直そうとももちろん思うし、とにかくもっともっと頑張ろう、頑張らなくてはと思うわけです。

その時その時で確実にベストは尽くしているわけですから、それがその時の自分の実力なんです。それをしっかり認めて前に進むのみなのです。

 

ついでに言うと、映像化された舞台のDVDに関してはまたちょっと特殊で・・・。もともと映像用の作りになってないわけです、演技も演出もすべてが。これはどうしたって違和感があります。特に映画やドラマをたくさん観てる人がいきなり舞台のDVD観たらめっちゃ違和感あると思います。カット割りとか自然と皆さんの脳にしっかり刷り込まれてるんです。

そのせいと最初に話した理由がプラスされてしまうわけで、僕は自分の出演している舞台やミュージカルのDVDってもうホントに1回しか観ないです。いや、ごめんなさい。正直に言うと多分通してちゃんと全部観たことないんじゃないかな。早送りとかしちゃいます。だって舞台とかミュージカルって何十回とか演じてますからね、思い出に浸ることはできるけどそういうのあんまり得意じゃないのかもしれません。もちろん終わっちゃって寂しい現場も何度かありましたけど、そういう時はあんまり公演期間あんまり長くない作品だったりします。思い返してみると。ドライなんですかね、自覚ないけど。

実際僕の周りの役者仲間も、何度も自分の出演作を観返してる人っていないと思います。「いや~もう100回ぐらい観ちゃったよ~」って聞いたことないですからね(笑)

 

言い方悪いかもしれないけど、はっきり言うとよっぽどエキストラとかやってる人のほうがチラッと映った自分の参加したものを、何度も観ている気がします。周りにもすごく宣伝したり。エンドロールに名前が出ないものは自分の出演作にはなりません。僕が何日か前のブログで、俳優を目指している人はエキストラやるべきじゃないといった話と繋がりますが、意識が違うんです。

意識高い人も稀にいらっしゃると思うので、そういう人には申し訳ないです。ただ僕が今まで現場でお会いしたエキストラの方々は見事に意識低い人が多かったので。

 

話がズレましたー!あと1つ言いたいのですが、友人の役者の出演作は逆にしっかり観ます。これは心から嬉しいしやっぱり苦労を共にした人が出てるのは素直に嬉しいですから(*^-^*)例えば僕仮面ライダーって全然観ないけど、武田航平君のときはもちろんちゃんと仮面ライダーキバ観てたし、久保田悠来仮面ライダー鎧武も観てましたから。ドラマもわかってれば録画してでも観てます。素直に嬉しいですから☆

 

まとめると、俳優は自分の出演作観て満足することってきっとないということです。1本でも満足できるものができたら素晴らしいと思うけど、もしかしたらモチベーションも失ってしまうかもしれませんね。

どの仕事も共通だと思いますが、やはり常にチャレンジですね!!

 

いつも読んで下さりありがとうございます(#^^#)

 

それではまた次回に・・・。

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