PATM People Allergic to Me という不思議な病気
[2015年10月08日(Thu)]
PATMという病気をご存知であろうか。たぶん、殆どの方は知らない病気だと思われる。しかし、この病気で悩んでいる人は意外と多いし、原因も不明なうえに治療の方法も確立していないことから、職場や職業を変わらざるを得ないような境遇に追い込まれている人も多いと聞く。そもそも、こんな病気というか、自分の症状がまったくなく、他人に症状を起こさせるだけという不思議な病気のせいもあり、2チャンネルでも話題になっている。PATMとはPeople Allergic to Meの頭文字を取った略称であり、本人の近くに居る人が、くしゃみや咳などのアレルギー症状を起こす病気というふうに定義されている。
本人にはまったく症状が出ない。本人の回りに近寄った人が、不思議なことにアレルギーの症状を起こすのだ。鼻水が流れてきたり、くしゃみが出たり、咳が出て止まらなくなったりするのである。職場の近くに席がある人、満員の電車やバスで隣り合わせた人も、不思議なことだが、アレルギーの症状を引き起こしてしまう。普段、アレルギー症状がないのにも関わらず、その人の近くに寄ると症状が出てしまうらしい。日本では、あまり多くはないというが、米国ではかなり多数の患者さんがいて、社会問題にまでも発展しているという。本人に対する嫌がらせや配置転換などを会社が行なったり、本人が自主退社に追い込まれたりするからである。
このPATMという病気に対する誤解は、今でも根深いものがある。そもそもあり得ない病気であるからと、本人の精神的な思い込みであり、単なる精神疾患だろうと診断する医師も多い。だから、本人が幻覚や幻聴を起こしていると勘違いして、統合失調だと診断する医師も少なくない。ネットの世界でも、心無い人々が単なる統合失調症だと言い張り、病気で悩んでいる本人を精神的に傷つけている。はなからそんなことはあり得ないと、本人の訴えを聞こうともしない態度は頂けない。しかし、現実にその人の傍に寄ると、咳やくしゃみなどのアレルギー症状が起きるのだ。だから、本人は悩んでしまうのである。
さて、このPATMという病気の原因は、解明されることはなかった。だから、治療も出来なかったのである。ところが、この病気の原因を特定して、治療効果をあげている開業医がいるらしい。それは、大阪でクリニックを開業している統合内科医の小西ドクターである。小西先生は、PATMの原因は重金属のアレルギーだという。患者の腸内環境が悪化していて、重金属を便で排出するのが出来なくなり、皮膚などから滲み出てしまい、それが周りの人々にアレルギー反応を起こしているのではないかという仮説を立てている。そして、実際に腸内環境を改善するためのサプリメントを処方し、食事の改善指導などを通して、症状を改善して治療効果をあげているのである。
実に不思議なことであるが、実際に治療効果をあげているのであるから、おそらく腸内環境の悪化による重金属アレルギーというのが本当の原因であろうと思われる。こういう患者さんは、腸内細菌が正常でなく、細菌数も少なくその種類も少ないのが常である。当然、便秘や下痢を繰り返しているケースが多いし、食べるとすぐに便意が起きてしまい、消化不良を起こす例が多い。当然、栄養の摂取が不十分であり、体調不良を起こしやすいし、他の疾病を合併するケースも多い。腸内細菌が正常でなくなる大きな理由のひとつは、食生活であろう。特に、ファストフードやスナック菓子、カップ麺などのインスタント食品、さらにはイーストフードやマーガリン・ショートニングなどを使用したパン類や菓子類も原因だと言われている。さらには、コンビニ弁当も怪しい。肉類中心の外食も悪い。野菜を中心とした、自分で調理した安全な食事が望ましい。
さらには、腸内環境が悪化してくると、身体的な不健康だけでなく、精神疾患になってしまうケースが多いらしい。特に多いのが、うつ病や抑うつ症状である。腸内環境が悪くなり腸内細菌が少なくなると、腸内セロトニンの生成が上手く行かなくなるし、脳内セロトニンの生成に必要な原料が作られなくなるという。したがって、うつ病を発症しやすくなると言われている。腸内環境は、自分で守るしかないし、腸内細菌が正常になる食生活をしないと、PATMのようなとんでもない病気にもなりかねない。昔から、漢方医学では腸のある周辺を「丹田」と呼んで、とても大事にしていたのは、こういう理由もあったからに違いない。現代社会では、とんでもなく悪い重金属が体内に取り込まれて、それがPATMという悪さを引き起こすということを肝に銘じ、正しい食生活を心がけなければならないのである。
本人にはまったく症状が出ない。本人の回りに近寄った人が、不思議なことにアレルギーの症状を起こすのだ。鼻水が流れてきたり、くしゃみが出たり、咳が出て止まらなくなったりするのである。職場の近くに席がある人、満員の電車やバスで隣り合わせた人も、不思議なことだが、アレルギーの症状を引き起こしてしまう。普段、アレルギー症状がないのにも関わらず、その人の近くに寄ると症状が出てしまうらしい。日本では、あまり多くはないというが、米国ではかなり多数の患者さんがいて、社会問題にまでも発展しているという。本人に対する嫌がらせや配置転換などを会社が行なったり、本人が自主退社に追い込まれたりするからである。
このPATMという病気に対する誤解は、今でも根深いものがある。そもそもあり得ない病気であるからと、本人の精神的な思い込みであり、単なる精神疾患だろうと診断する医師も多い。だから、本人が幻覚や幻聴を起こしていると勘違いして、統合失調だと診断する医師も少なくない。ネットの世界でも、心無い人々が単なる統合失調症だと言い張り、病気で悩んでいる本人を精神的に傷つけている。はなからそんなことはあり得ないと、本人の訴えを聞こうともしない態度は頂けない。しかし、現実にその人の傍に寄ると、咳やくしゃみなどのアレルギー症状が起きるのだ。だから、本人は悩んでしまうのである。
さて、このPATMという病気の原因は、解明されることはなかった。だから、治療も出来なかったのである。ところが、この病気の原因を特定して、治療効果をあげている開業医がいるらしい。それは、大阪でクリニックを開業している統合内科医の小西ドクターである。小西先生は、PATMの原因は重金属のアレルギーだという。患者の腸内環境が悪化していて、重金属を便で排出するのが出来なくなり、皮膚などから滲み出てしまい、それが周りの人々にアレルギー反応を起こしているのではないかという仮説を立てている。そして、実際に腸内環境を改善するためのサプリメントを処方し、食事の改善指導などを通して、症状を改善して治療効果をあげているのである。
実に不思議なことであるが、実際に治療効果をあげているのであるから、おそらく腸内環境の悪化による重金属アレルギーというのが本当の原因であろうと思われる。こういう患者さんは、腸内細菌が正常でなく、細菌数も少なくその種類も少ないのが常である。当然、便秘や下痢を繰り返しているケースが多いし、食べるとすぐに便意が起きてしまい、消化不良を起こす例が多い。当然、栄養の摂取が不十分であり、体調不良を起こしやすいし、他の疾病を合併するケースも多い。腸内細菌が正常でなくなる大きな理由のひとつは、食生活であろう。特に、ファストフードやスナック菓子、カップ麺などのインスタント食品、さらにはイーストフードやマーガリン・ショートニングなどを使用したパン類や菓子類も原因だと言われている。さらには、コンビニ弁当も怪しい。肉類中心の外食も悪い。野菜を中心とした、自分で調理した安全な食事が望ましい。
さらには、腸内環境が悪化してくると、身体的な不健康だけでなく、精神疾患になってしまうケースが多いらしい。特に多いのが、うつ病や抑うつ症状である。腸内環境が悪くなり腸内細菌が少なくなると、腸内セロトニンの生成が上手く行かなくなるし、脳内セロトニンの生成に必要な原料が作られなくなるという。したがって、うつ病を発症しやすくなると言われている。腸内環境は、自分で守るしかないし、腸内細菌が正常になる食生活をしないと、PATMのようなとんでもない病気にもなりかねない。昔から、漢方医学では腸のある周辺を「丹田」と呼んで、とても大事にしていたのは、こういう理由もあったからに違いない。現代社会では、とんでもなく悪い重金属が体内に取り込まれて、それがPATMという悪さを引き起こすということを肝に銘じ、正しい食生活を心がけなければならないのである。
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