CANPAN ブログ検索
  • もっと見る

<< 2017年12月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
PATM People Allergic to Me という不思議な病気 [2015年10月08日(Thu)]
 PATMという病気をご存知であろうか。たぶん、殆どの方は知らない病気だと思われる。しかし、この病気で悩んでいる人は意外と多いし、原因も不明なうえに治療の方法も確立していないことから、職場や職業を変わらざるを得ないような境遇に追い込まれている人も多いと聞く。そもそも、こんな病気というか、自分の症状がまったくなく、他人に症状を起こさせるだけという不思議な病気のせいもあり、2チャンネルでも話題になっている。PATMとはPeople Allergic to Meの頭文字を取った略称であり、本人の近くに居る人が、くしゃみや咳などのアレルギー症状を起こす病気というふうに定義されている。

 本人にはまったく症状が出ない。本人の回りに近寄った人が、不思議なことにアレルギーの症状を起こすのだ。鼻水が流れてきたり、くしゃみが出たり、咳が出て止まらなくなったりするのである。職場の近くに席がある人、満員の電車やバスで隣り合わせた人も、不思議なことだが、アレルギーの症状を引き起こしてしまう。普段、アレルギー症状がないのにも関わらず、その人の近くに寄ると症状が出てしまうらしい。日本では、あまり多くはないというが、米国ではかなり多数の患者さんがいて、社会問題にまでも発展しているという。本人に対する嫌がらせや配置転換などを会社が行なったり、本人が自主退社に追い込まれたりするからである。

 このPATMという病気に対する誤解は、今でも根深いものがある。そもそもあり得ない病気であるからと、本人の精神的な思い込みであり、単なる精神疾患だろうと診断する医師も多い。だから、本人が幻覚や幻聴を起こしていると勘違いして、統合失調だと診断する医師も少なくない。ネットの世界でも、心無い人々が単なる統合失調症だと言い張り、病気で悩んでいる本人を精神的に傷つけている。はなからそんなことはあり得ないと、本人の訴えを聞こうともしない態度は頂けない。しかし、現実にその人の傍に寄ると、咳やくしゃみなどのアレルギー症状が起きるのだ。だから、本人は悩んでしまうのである。

 さて、このPATMという病気の原因は、解明されることはなかった。だから、治療も出来なかったのである。ところが、この病気の原因を特定して、治療効果をあげている開業医がいるらしい。それは、大阪でクリニックを開業している統合内科医の小西ドクターである。小西先生は、PATMの原因は重金属のアレルギーだという。患者の腸内環境が悪化していて、重金属を便で排出するのが出来なくなり、皮膚などから滲み出てしまい、それが周りの人々にアレルギー反応を起こしているのではないかという仮説を立てている。そして、実際に腸内環境を改善するためのサプリメントを処方し、食事の改善指導などを通して、症状を改善して治療効果をあげているのである。

 実に不思議なことであるが、実際に治療効果をあげているのであるから、おそらく腸内環境の悪化による重金属アレルギーというのが本当の原因であろうと思われる。こういう患者さんは、腸内細菌が正常でなく、細菌数も少なくその種類も少ないのが常である。当然、便秘や下痢を繰り返しているケースが多いし、食べるとすぐに便意が起きてしまい、消化不良を起こす例が多い。当然、栄養の摂取が不十分であり、体調不良を起こしやすいし、他の疾病を合併するケースも多い。腸内細菌が正常でなくなる大きな理由のひとつは、食生活であろう。特に、ファストフードやスナック菓子、カップ麺などのインスタント食品、さらにはイーストフードやマーガリン・ショートニングなどを使用したパン類や菓子類も原因だと言われている。さらには、コンビニ弁当も怪しい。肉類中心の外食も悪い。野菜を中心とした、自分で調理した安全な食事が望ましい。

 さらには、腸内環境が悪化してくると、身体的な不健康だけでなく、精神疾患になってしまうケースが多いらしい。特に多いのが、うつ病や抑うつ症状である。腸内環境が悪くなり腸内細菌が少なくなると、腸内セロトニンの生成が上手く行かなくなるし、脳内セロトニンの生成に必要な原料が作られなくなるという。したがって、うつ病を発症しやすくなると言われている。腸内環境は、自分で守るしかないし、腸内細菌が正常になる食生活をしないと、PATMのようなとんでもない病気にもなりかねない。昔から、漢方医学では腸のある周辺を「丹田」と呼んで、とても大事にしていたのは、こういう理由もあったからに違いない。現代社会では、とんでもなく悪い重金属が体内に取り込まれて、それがPATMという悪さを引き起こすということを肝に銘じ、正しい食生活を心がけなければならないのである。
トラックバック
ご利用前に必ずご利用規約(別ウィンドウで開きます)をお読みください。
CanpanBlogにトラックバックした時点で本規約を承諾したものとみなします。

この記事へのトラックバックURL:
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
http://blog.canpan.info/tb/1128216
コメント
確かにカンジダ毒も駆除しないといけないみたいですが、カンジダ感染を起こしやすい体質も改善しないならないのではないかと思います。貴重なご意見ありがとうございます。説明の言葉が足りませんでしたね。
Posted by:Natural  at 2017年10月30日(Mon) 11:46
PATMは消化管カンジダの異常増殖が原因です。
重金属もカンジダの餌になるので無関係ではないですが直接的な原因ではありません。キレーションよりカンジダ除去に重きを置いて治療しないと完治まで遠回り、重症の場合は若干の改善程度の効果しか見られません。
Posted by:あばば  at 2017年10月30日(Mon) 09:39
れんさま、それはおつらいですね。
自分のせいで、周りの方々が苦しまれていらして、
それを誰にも言えないといううしろめたさが、
いたたまれないことでしょう。
ご心痛を察します。

治す方法がない訳ではありません。
が、しかし並大抵の苦労ではないと思います。
何故ならば、このPATMは生活習慣から来て
いますから、まったくがらっと生活習慣を変える
必要があるからです。特に食生活です。


それだけの覚悟があるというのならば、治癒の方法について下記に記してみます。先ず食生活ですが、新鮮な野菜を使った料理を中心にしてください。出来たら直売所の野菜がいいのですが、国産の野菜ならいいでしょう。緑黄色の野菜や根菜類を使ってください。季節の旬の野菜で、今なら大根、白菜、ごぼう、人参、生姜、ほうれんそう、小松菜、レンコン、春菊、ブロッコリー、等々をお使いください。それをサラダでもいいのですが、なるべくなら煮る焼く炒めると沢山摂取できます。くれぐれもスーパー・コンビニの惣菜は食べないようにしてください。面倒でも、自分で作ってください。特に、化学調味料、殺菌剤、消毒剤、防腐剤、色素剤、などの食品添加物が入った調味料はなるべく避けてください。さらに、ジャンクフード、ファストフード、外食はなるべく避けてください。特に、コンビニの弁当・おにぎりは最悪です。パン・お菓子・チョコレートなどは、ショートニング、マーガリン、植物油、イーストフード、などが入ったものも避けてください。和菓子、せんべいなどにしてください。チョコレートは裏の表示をよく見てみると、植物油の入っていないものはごくわずかです。明治のミルクチョコレートなどは入っていません。コンビニの弁当・おにぎりは防腐剤や化学調味料、殺菌剤などが大量に混入しています。ですから、腸内細菌を駄目にするのは勿論ですが、栄養失調にもなります。あとは、薬もなるべく飲まないようにしてください。貧血の鉄材などはいいですが、痛み止めや睡眠薬などは避けてください。抗うつ剤なども一時的な服薬はいいですが、長期はまずいです。肉は一週間に一度程度ならいいですが、毎日のようには不要です。魚は週に三度程度に。たんぱく質は豆類、豆腐、納豆にて摂取してください。腸に良い発酵食品をたくさんおとりください。納豆、漬物、ぬか漬け、ヨーグルトなどを毎日摂取するといいですよ。

さらに生活習慣ですが、睡眠を充分に取ること。出来たら10時までに就寝(食事はその3時間前に)し、朝は6時前に起きましょう。三食きちんと取り、野菜をまず取り、その後に炭水化物を取りましょう。運動は30分以上続けるようなものを週に2度以上続けましょう。通勤で歩くときは、スニーカーで大股で、しかも一秒に2歩を心がけましょう。シャワーでなく、湯船に浸かり身体を温めること。できたら、おなかを冷やさないように腹巻き(最近はおしゃれなものがあります)をするといいです。寝る際も腹巻きをして寝ます。さらに、出来たらばお灸もいいです。千年灸という便利なものがあります。へその下、丹田の所に毎晩するといいです。

もっと大事なのは、ストレス解消です。誰にでもストレスはあります。そのストレスとどう向き合うかです。ストレスから逃げるのか、ないことにしてしまうのか、それともきちんと向き合い、ストレスを乗り越えようとするのか、ストレスを楽しむのか、それによって大きく違ってきます。職場や家庭で合わない人がいるのは、自分がいろんな気づきを受けるために、あえて自分が人生の中に仕組んだ「卒業テスト」です。自我人格を乗り越えて自己人格を確立するには、どうしても避けれない関門なのです。その関門の前に立ちすくむのか、それともよじ登って関門のの向こうにある耀かしい未来を掴むのかは、自分次第です。よじ登れない関門を自分で設定することはしません。大丈夫ですよ、自分を信じてみましょう。

Posted by:Natural  at 2015年11月26日(Thu) 09:53
自分はこの病気かもしれません。毎日つらいです。みんな鼻をすすりたえられません。どうにかして治せないか摸索中です。    
Posted by:れん  at 2015年11月25日(Wed) 21:09
Nasukoさま、コメントありがとうございます。
PATMは、人の想念とはまったく違うもので、科学的物質が人の皮膚から分泌されてその分子が空気中を漂い、吸ったり身体に付着したりして、アレルギー反応を起こすものだと捉えられたりしています。ですから、人の想念とは別物であり、あくまでも科学的な反応だろうと思います。

 それでは、人の想念は周りにいる人々に対して何か影響を与えるのことがあるかというご質問ですが、おおいにあるだろうと思います。現代の科学では、はっきりとした検証が難しいでしょうが、これから量子力学の研究が進めば、あと30年から50年くらいで証明されると確信しています。ノーベル賞を取ったニユートリノの研究なんかも、実はやがてその研究に活用されることでしょう。既に量子物理学の世界では、人の意識が素粒子の動きに変化を与えているということが実験で判明しています。

 さて、人の想念エネルギーを解りやすい言葉で仮に「波動」というふうに呼びます。その波動は、周りの人々におおいに影響を与えます。悪い波動は周りの人々の気分を最悪にしますし、良い波動は周りの人々を幸福な気持ちにさせます。その悪い波動は、「不調和波動」と言えるもので、相手からエネルギーを吸い取る働きをしますから、相手が元気をなくします。良い波動は「調和波動」と言い、相手にエネルギーを与えますので、幸福で元気にさせます。人は、この不調和波動を出すこともあれば、調和波動を出す場合もあります。調和波動は、「愛を与える人」であり、不調和波動は「愛を貪る人」です。愛というのは、本来与えるものであり求めるものではありません。しかし、殆どの人間は「愛されたくて」相手に愛を求めるのです。そうすると、不調和波動を出してしまい、エネルギーバンパイアのように相手のエネルギーを奪い取るのです。だから、こういう人と出会うと元気をなくして、嫌な気分になるのです。

 愛を与えるというのは、別の表現をすれば、「相手の尊厳を認め受け容れて、相手を赦し相手を慈しむ」ことです。愛を求めるというのは、「相手の尊厳を認めず、自分の思うとおりに相手を支配し制御したがること」です。つまり、自己愛が強くて、利他の心を失った人がする行為です。日本人の9割の人が、おそらく「不調和波動」を出しています。このコメントですべてを語ることは出来ませんが、自我人格を克服できていなくて、自己人格の確立ができていないからです。情けないですが、現代の日本人は本当の自分と向き合っていませんし、真の自己を認めて受け容れていません。
Posted by:Natural  at 2015年10月25日(Sun) 07:21
PATMという病気ですが、本人は何ともない、周りの人に症状を引き起こさせるということでしたが・・・

たとえば、本人の持つ悪想念が、人さまに症状を引き起こさせると解釈してもいいのでしょうか?

気持ちよくその日を過ごせなかったときは、よくよく振り返ると、人間関係がスムーズにいかなかったことが多いものです。無意識のうちにどこか良くない気持ちを振りまいていたかも?と・・・
人を批判したり、悪口を言ったり、噂話をしたり。
それって、周りの人に症状を引き起こさせる原因を、もしかしたら振りまいているのかもしれないと思えてきて、恐ろしくなりました。
相手の気持ちを思い計ることが二の次になり、自分の考えや気持ちを優先してしまった結果、どこかぎこちなくなり、しこりが残って、相手にストレスを与えてしまったかもしれないと思えて来ました。

人さまとのお付き合いは、普段仲がよくても、人生の折々で難しい局面も出てきます。特に、気持ちが相対した人とは、気を付けないといけません。知らず知らずのうちに相手を傷つけ、発症の原因を放ってしまっているのかもしれないのですから。

人間関係は、何事も穏便にと心がけていても、どうしても対抗したり、敵対してしまう人っていますからね。
嫌な人とは、接触しないのが最善かもしれませんが、間接的に人を介して、どうしても相対さなければいけないときもあるものです。

Naturalさんは、どんな対し方を心がけておられるのでしょう・・・?自らが、周りの人を発症させる張本人とならないように、人間関係では、何をどう心がければいいのか、この年齢に及んで、あらためて考え込んでしまいました。
Posted by:Nasuko  at 2015年10月23日(Fri) 22:25
ochibiちゃんさま、コメントありがとうございます。この病気というか症状は、健診やドックではまったく解りませんし、ドクターも認識している人は、ほとんどいないと思います。また、こういう症状の方が来院したとしても、精神的な思い込みだと言って、とりあわない筈です。ですから、自覚症状もないので、会社で狭い空間に一緒にいたり、満員電車に乗らなければ、まずは解らないと思います。

食生活が乱れていると、こういう病気になりますし、過敏性大腸症候群や潰瘍性大腸炎になります。最近、若者たちの食事は本当に酷いです。我が社の若い男性だけでなく女性も弁当を持たずに出社して、コンビニの弁当やファストフード、またはカップ麺で昼食を済ませます。コンビニの弁当は、殺菌剤やら消毒剤がやおら入っていますから、大切な腸内細菌まで殺してしまいます。腸内環境が悪化します。また、カップ麺、パン、ファストフードにも悪い植物油やマーガリン・ショートニングなどが入っていますから、病気にならないことが不思議です。

こういういい加減な食生活を平気でする人を見ると、ある意味自殺願望があるのではと思ってしまいます。おだやかな自殺に向かって突き進んでいるとしか思えません。それだけ、食生活というのは大切なものです。毎日残り物のコンビニの弁当を食べさせていた養豚業の豚は栄養失調から、まったく子豚を産まなくなってしまったと言います。それだけ酷い内容物なのです。私は、絶対にコンビニの弁当は食べませんし、チェーン店での外食はしません。あんな恐ろしい食べ物を食べる人の気が知れませんから。
Posted by:Natural  at 2015年10月16日(Fri) 16:04
PATM って病気、本当にあるのですか~?初めて知りました。
腸内環境がよくなくて、周りにいる人に症状を引き起こさせるのですね?
何ともはや・・・たちの悪い病気ですね。
自分の具合が悪くなるのでなく、人さまの具合を悪くさせるなんて・・・。

この病気に罹っていることを、どうやって見つけたらいいのでしょう?ドッグ検診の時に、指摘していただけるのでしょうか?

肝臓の病気、肝炎もそうですよね~
本人は何ともなくても、知らないうちに、何かの事情でうつしているかもしれないのですから。

食生活がどれだけ大切か、骨身にしみて感じます。
きちんとしたものを食べて健康に暮らしていれば、余計な病気に罹らなくて済むかもしれません。

便利過ぎるほど便利な世の中、食生活も気を効かせ過ぎて、かえってそれが悪さを働き・・・のようなところがありますねー
昔ながらの食生活を見直し、季節の野菜や果物をきちんと食べて、健康に過ごしたいものです。
Posted by:ochibiちゃん  at 2015年10月14日(Wed) 22:35
プロフィール

Naturalさんの画像
リンク集
http://blog.canpan.info/inakagurasi/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/inakagurasi/index2_0.xml