Appleが一部のOS Xに対し通常アップデートとして「macOS High Sierra」の提供を開始しています。詳細は以下から。
現地時間2018年04月10日、AppleのCDNに謎のHigh Sierraインストーラー「091-76348 macOS High Sierra」が登録されたので調べてみたところ、Appleは本日よりmacOSのアップグレードとしてではなく、通常アップデートとしてmacOS High Sierraの配布を開始したようです。
アップグレードと通常アップデート
Appleはこれまで最新のmacOSでないmacOS/OS Xに対し、Mac App Storeのアップデートタブに最新のmacOSへのアップグレードを促すバナーと通知センターの通知を表示し、ユーザーに対しHigh Sierraへのアップグレードを促していましたが、
新たに公開されたmacOS High Sierraは通常のアップデート欄に表示され、誤って「(すべての)アップデート」を実行すると古いOS XがmacOS High Sierraへアップデート(アップグレード)されてしまうようになっています。
システムの中核にある新しいテクノロジーが、あなたのMacの信頼性、能力、反応の良さを引き上げ、次にやってくるイノベーションの基盤を築きます。あなたが毎日使う機能やアプリケーションもさらに磨き上げます。macOS High Sierraは、これまでで最も高いレベルに到達したmacOSです。
macOS High Sierraについて詳しくは、https://www.apple.com/jp/macos/high-sierra/ にアクセスしてください。
091-76348 macOS High SierraのDistributionsより
システム管理者からは「AppleがHigh Sierraのシェアを上げようとしている」や「Windows 8のロールアウトを思い起こさせる」といった意見が出ていますが、このアップデートは既にセキュリティアップデートの配布が終了した「OS X 10.9.5 Mavericks」から「OS X 10.10 Yosemite」が搭載されているHigh Sierra対応のMacに対して行われるように設定されており(Fig.1参照)、
ロールアウトに時間がかかっているためか、まだ表示されないMacもあるようなので該当するOS X搭載のMacを利用されている方は注意して下さい。
- Stop High Sierra “update” – Google グループ
- macOS High Sierraアップデート – Gist