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ラップしてみたりとか
ヒッピーがいたりとか
イマジンしてみたりとか
海の向こうには、政治的なことや思想的なことを音楽にしていた時代があったけど
日本で音楽は政治や思想を包括し損ねた。
(戦争中はあった。詩歌が戦意高揚に使われていた)
じゃあ現代日本でその役割担ってるのはなにかっつーと、
多分マンガなんじゃないか。
ネットによって、「読む行為」は孤独な作業ではなくなった。
読みながらスマホでコマを撮影し(ほんとはだめだが)、共感しながら続きを読む。
ゴーマニズム宣言が現在のネトウヨの母胎になったのは言うまでもなく
彼らはネット内で思想を脈々と受け継ぎ増幅した。
はすみとしこはその忌み子であろう。
コマを割ってせりふをキャラクターにしゃべらせ
ストーリーの中である価値観が正しいと示すことが、
人を動かすのにもっとも効果的なのではないか。
不細工な絵で描く敵対者が、
キメゴマで語るかっこいいせりふが、
素朴なキャラクターにぐさりと言わせるせりふが、
どれほど簡単に人の価値観に忍び込むか、彼らは知っている。
音楽に政治的信条を盛り込むことはとかくたたかれがちだ
(…最近ゆずがなんかやってたけど)
また、音楽は今や共通言語ではない。
日本で世代性別を超えて人を動かすのは実はマンガなのではないか。
…惜しむらくは、「普遍的でまっとうな思想」が全くマンガ映えしないことだけど。
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Permalink | 記事への反応(0) | 12:25