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静岡

常勤研究員2人退職 富士山世界遺産センター

◆県教委などの支援で対応

 昨年十二月に開館したばかりの富士山世界遺産センター(富士宮市)で、常勤研究員二人が三月に相次いで退職していたことが、同センターへの取材で分かった。後任探しを進めており、当面は県教委や、ふじのくに地球環境史ミュージアム(静岡市駿河区)の支援を受けるという。

 センターによると、退職した研究員はいずれも班長級の「教授」である内山純蔵さん(51)=環境考古学=と、マーク・ハドソンさん(54)=文化人類学。退職理由はいずれも「研究教育活動に専念するため」だった。

 二人の退職で常勤の研究員は三人となる。センターは富士山に関する研究や、展示内容の企画について、研究員の応援を得て対応するとしている。

 落合徹副館長によると、内山さんは二〇一五年度、ハドソンさんは一六年度にそれぞれ採用された。落合副館長は「遠山敦子館長とも相談し、年齢や専門性などを考慮した研究員を探している」と説明している。

(沢田佳孝)

 

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