立て続けに高畑さんのことを書く。
まるで堰を切ったかのようだ。
自分の中で書きたいことが止まらない。
高畑さんはとにかく金喰い虫だった。
初監督『太陽の王子 ホルスの大冒険』は予算の倍、制作期間3年と、ベラボーに金と時間を注ぎ込んで作られた。
そのせいで制作課長の原徹(のちのジブリ代表)の首が飛んだほどだ。
その後も大活躍(?)を見せた。
宮﨑さんが『風の谷のナウシカ』で儲かった分をプロデュースに徹してくれた高畑さんへの恩返しとして渡して『柳川堀割物語』を作らせ、逆に宮﨑さんが家を抵当に入れる羽目になったとか、『ホーホケキョ となりの山田くん』ではハチャメチャな采配に現場が崩壊し、その惨状を見て宮﨑さんが「もうパクさんには二度と映画を作らせせるな!」と激怒したり、まぁ凄かった。
最後の『かぐや姫の物語』は、製作費50億で興行収入22億という、事実上ジブリ解散の引き金を引くほどの有終の美(?)を飾った。
プロデューサーとしては堅実だったとも言われるが、『ナウシカ』制作が公開に間に合わない状況で会議が重く、暗くなった時にも、妙案を出すかと思いきや、
「間に合わないものはしょうがない!」
と言い切り、宮﨑さんや鈴木さんを唖然とさせたらしい。
僕がTwitterで、アニメを「商売」としてしか見ていない人間は、今すぐ消えるべきだ、と言ったのは、何もこういう破天荒な生き方に憧れている訳ではない。
ここにアニメのビジネススキームの原則を読み取れない奴は、いつまで経っても儲からないのだ。理想論ではない、原理原則論なのだ。
興行とは博打である。そしてアニメとは最も危険な大博打である。
作品は工業製品ではなく、同じ部品はひとつとしてない。
ひたすらヒットの僅かな可能性に向けて、あの手この手を打つしかない。
1個1個の部品が違うのだから、制作予算以内で作ることは、原則不可能だ。もし可能だったなら、それは作品に重大な欠損があった時だけだ。
制作を収支だけで捉え、「作品」を「製品」としてしか見ていない業界の悪癖が、どんどん粗品濫造に拍車をかけている。
そしてどんどん売れなくなっている。
エンタメの基本が解らないのなら金を出すな。迷惑だ。
繰り返し、もう一度言っておく。
お前らがいるから儲からないのだ。
以上のことは、『薄暮』の企画を立ち上げる前に、和田さんに五回くらい念押しをした。
僕らは業界でもっとも「健全」なスキームを目指している。今はまだ道半ばだが、いつか結果が出るだろう。
そこには迷いがない。
まるで堰を切ったかのようだ。
自分の中で書きたいことが止まらない。
高畑さんはとにかく金喰い虫だった。
初監督『太陽の王子 ホルスの大冒険』は予算の倍、制作期間3年と、ベラボーに金と時間を注ぎ込んで作られた。
そのせいで制作課長の原徹(のちのジブリ代表)の首が飛んだほどだ。
その後も大活躍(?)を見せた。
宮﨑さんが『風の谷のナウシカ』で儲かった分をプロデュースに徹してくれた高畑さんへの恩返しとして渡して『柳川堀割物語』を作らせ、逆に宮﨑さんが家を抵当に入れる羽目になったとか、『ホーホケキョ となりの山田くん』ではハチャメチャな采配に現場が崩壊し、その惨状を見て宮﨑さんが「もうパクさんには二度と映画を作らせせるな!」と激怒したり、まぁ凄かった。
最後の『かぐや姫の物語』は、製作費50億で興行収入22億という、事実上ジブリ解散の引き金を引くほどの有終の美(?)を飾った。
プロデューサーとしては堅実だったとも言われるが、『ナウシカ』制作が公開に間に合わない状況で会議が重く、暗くなった時にも、妙案を出すかと思いきや、
「間に合わないものはしょうがない!」
と言い切り、宮﨑さんや鈴木さんを唖然とさせたらしい。
僕がTwitterで、アニメを「商売」としてしか見ていない人間は、今すぐ消えるべきだ、と言ったのは、何もこういう破天荒な生き方に憧れている訳ではない。
ここにアニメのビジネススキームの原則を読み取れない奴は、いつまで経っても儲からないのだ。理想論ではない、原理原則論なのだ。
興行とは博打である。そしてアニメとは最も危険な大博打である。
作品は工業製品ではなく、同じ部品はひとつとしてない。
ひたすらヒットの僅かな可能性に向けて、あの手この手を打つしかない。
1個1個の部品が違うのだから、制作予算以内で作ることは、原則不可能だ。もし可能だったなら、それは作品に重大な欠損があった時だけだ。
制作を収支だけで捉え、「作品」を「製品」としてしか見ていない業界の悪癖が、どんどん粗品濫造に拍車をかけている。
そしてどんどん売れなくなっている。
エンタメの基本が解らないのなら金を出すな。迷惑だ。
繰り返し、もう一度言っておく。
お前らがいるから儲からないのだ。
以上のことは、『薄暮』の企画を立ち上げる前に、和田さんに五回くらい念押しをした。
僕らは業界でもっとも「健全」なスキームを目指している。今はまだ道半ばだが、いつか結果が出るだろう。
そこには迷いがない。