「金魚電話ボックス」撤去しないで!市民による署名活動
04/10 20:29
10日までに集まった署名は800人以上
3月、撤去が決まった奈良県・大和郡山市の名物「金魚が泳ぐ電話ボックス」をめぐって新展開です。
地元のシンボルを撤去しないでほしいと訴え、10日、市民が署名活動をしました。
奈良県・大和郡山市の市民が10日、署名活動をした理由。
それは・・・
【市民】
「すごく悲しい。署名で残ったらいいなと思います」
撤去の・・撤回を求めているんです!
金魚の町で知られる大和郡山市の商店街にある「金魚電話ボックス」。
もともとは2011年に京都造形芸術大学の学生が作ったものを大和郡山市内の金魚の愛好家が譲り受け復活させ5年前から設置。
”インスタ映え”を狙う観光客などから人気を集めています。
しかしこれを巡って思わぬ事態に・・
福島県を拠点に活動する美術家・山本伸樹さん(62)が「20年前に発表した作品と似ている。著作権は自分にある」と主張したのです。
山本さんは費用を自ら負担し作り直すことで商店街との協力作品としたいと歩み寄りましたが決裂。
商店街側は「作品性はない」と主張、騒動に嫌気がさしたのか撤去を決めました。
そんな中、「撤去の決定を取り下げてほしい」と願う市民たちが署名活動を始めたのです。
【署名した人】
「すごく悲しい。ゆらゆらとしてて金魚ちゃんたちは癒しですわ」
「せっかく町の名物になっているから残すがいいのかなと」
【署名活動をする工藤勉さん】
「あちこち、全国から来て頂いていると感じる。地域の総意を尽くしていけば何か道ができると感じます」
10日までに集まった署名は800人以上で、11日、商店街と大和郡山市に提出されるとのこと。
一方、商店街側は撤去の時期などについて11日、理事会を開き話し合うということです。