隠ぺい指示の顧問 退任後も雇用
大手金属メーカー「三菱マテリアル」の子会社で、新潟市の自動車部品メーカー「ダイヤメット」が、検査データの改ざんを隠ぺいするよう指示した前の社長を顧問に就任させたことについて、会社側は、就任から1か月の今月末に顧問を退任させることになりました。
その一方、5月からは契約社員として雇用するということです。
これは、新潟市東区に本社がある「ダイヤメット」が、検査データの改ざんを隠ぺいするよう指示した安竹睦実前社長を、取締役を辞任した翌日の4月1日に顧問に就任させたものです。
この異例の人事について、会社側は、顧問就任から1か月の4月末に退任させることになりました。
その一方で、5月からは契約社員として雇用すると言うことです。
「ダイヤメット」は「引き継ぎ業務が今月末で終了する見込みがたったため顧問を退任させる。契約社員としての業務の内容は公表するつもりはない」と話しています。
また、親会社の「三菱マテリアル」は、「顧問就任に対し取引先などから厳しい指摘もいただいたが、退任への影響があったとは聞いていない。契約社員としてこれまでのスキルを生かして働いてもらう」と話しています。