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レジェンド 作者:神無月 紅

崖のダンジョン

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1697話

虹の軍勢も更新しています。
 ケニーとデートをした日から十日程が経ち、レイはいつも通りにギルドにやって来た。
 この十日の間に一度、レイはエレーナ達と共にスーラの下へと補給物資を届けている。
 全員が馬車で移動しているからだろう。既にギルムまでかなり近づいており、この調子でいけば冬になるどころか、秋の早い内にギルムまで到着するのは間違いなかった。
 もっとも、レイが海からギルムまで戻ってきてからのこの十日程で、一気に夏から秋に向かいつつある。
 だとすれば、スーラ達がギルムに到着するのはレイの予想よりももう少し遅くなるかもしれないが。
 ともあれ、レイがギルドに入ると冒険者達がガメリオンについて放しているが、どうしても耳に入る。
 季節が秋になってきたとうこともあり、その辺りの話題が出るのはいつものことなのだが……問題なのは、今回の増築工事で仕事を求めてギルムにやってきた冒険者達も、ガメリオンについて放していたことか。

(ケニーの予想通りになっているな)

 普段からギルムで活動している冒険者であれば、ガメリオンの強さも理解出来ている者が多い。
 だが、増築工事の仕事目当てでギルムにやって来た冒険者は、全員がそうではないが、とてもではないが腕利きと呼べない者も多い。
 そのような者達がガメリオンを倒そうとすれば、それこそ死傷者が続出するのは間違いなかった。
 場合によっては、増築工事の方に遅れが出る可能性もある。
 冬までに出来るだけ工事を進めておきたい今の状況で、そもそも工事に遅れが出るというのは本末転倒でしかない。ないのだが……その危険を理解した上でも、ガメリオンというモンスターを倒すことで得られる利益は大きい。
 当然だろう。ギルムで行われている増築工事は、仕事そのものは幾らでもあるが、報酬そのものはそこまで高くない。
 勿論食っていけないだけの安い報酬という訳ではないが、それでもガメリオンを倒して得られる報酬に比べれば、圧倒的に低賃金となる。
 これは死の危険がある依頼かどうかということで当然なのだが、冒険者の中には自分はギルムまでやってくることが出来た。だからこそ、ギルム周辺のモンスターが相手でもどうとでもなると、そう考えている者もいた。
 実際には増築工事前にギルムに来るのと今ギルムに来るのとでは、その難易度には大きな違いがある。
 だが、実際にギルムまで来たとう事実がある以上、冒険者の中には自分の力はギルムでも通じると、そう思い込む者も少なくはない。
 ……そういう意味では、冒険者ではなくても普通に仕事を求めて来た一般人の方が、増築工事には向いているのだろう。
 勿論、そのような一般人の中にも、自分を過大評価して冒険者登録をする……といった真似に出るような者もいないではないが。
 もっとも、当然ながら冒険者になったばかりの者は街の外でやるような依頼を受けることは出来ないのだが……幸か不幸か、現在ギルムは非常に猥雑な状況で、その辺りの目を誤魔化すような方法もない訳ではない。
 金を稼ぎにギルムに来た以上、より多くの報酬を貰える仕事に意識が向けられるのは当然だろう。
 それで結局自分達の手に負えない状況になり、死ぬ寸前になって初めて後悔するのだろうが……そうなってしまっては既に遅い。

(その辺り、どうにか出来ればいいんだけどな)

 レイは自分と関係のない者が死んでも、少しは悲しむものの、それを引きずったりするような真似はしない。
 ましてや冒険者というのは、あくまでも自己責任だ。
 自分の力量を見誤って死ぬようなことになっても、それは自業自得でしかない。
 それでも死なない方がいいだろうと思う程度の気持ちはある。
 そこには、ケニーが心配していたからというのもあるのだが。
 だが、実際にはどうにも出来ないことなのは間違いない。
 無理にガメリオン狩りを禁止するような真似をすれば、それこそ問題になるのは事実なのだから。

(結局は自分の実力を客観的に見る必要がある……ってことなんだろうな)

 そう思いながら、レイは今日の予定を聞きにレノラのいるカウンターに近づいていたが……

「レイさん!」

 何故かそのレノラが、レイを見た瞬間に嬉しそうに声を上げる。
 ケニーがレイを見て嬉しそうな声を上げるのはいつものことだが、レノラが今のような真似をするのは珍しい。
 事実、近くのカウンターで別の受付嬢から依頼を受ける手続きをしていた冒険者の男が、驚きの視線を向けていたのだから。
 レノラも、周囲から視線を向けられていることに気が付いたのだろう。薄らと頬を赤くしながら、それでもレイを手招きする。
 そんなレノラの隣ではケニーが別の冒険者の依頼の手続きをしていたのだが、レノラに一瞬だけ視線を向けて羨ましそうにする。

「で、あんな風に声を掛けてきたってことは、もしかして何か問題でもあったのか?」
「いえ、その……まぁ、問題と言えば問題なのですが……ギルドマスターがお呼びですから、執務室の方に行ってくれませんか?」
「……ワーカーの?」

 その言葉を聞いた瞬間、レイが嫌な予感を抱いたのは当然だろう。
 この状況でわざわざ執務室に呼ぶということは、間違いなく何か厄介なことが起きたからに間違いないのだから。

(マリーナを連れてくればよかったな)

 仕事をする場所ば別々ということもあり、マリーナやヴィヘラ、ビューネはそれぞれ真っ直ぐ自分の働いている場所に向かっている。
 レイが毎朝のようにギルドに来るのは、レイの場合はミスティリングやセトの件もあり、出来ることが色々と多い為だ。
 今回は、それが災いした形と言えるだろう。
 もっとも、レイも別にワーカーに対して何か思うところがある訳ではない。
 だから執務室に呼ばれるということそのものは別に構わないのだが、何か依頼を受けるのであれば、その交渉はマリーナにやって貰いたかった……というのも、また正直なところだ。
 最近のレイは、その手の交渉は完全にマリーナ任せだった、そのツケが回ってきた形だろう。

(まぁ、本当に何か不味いことがあったんだったら、それこそ俺が来るまで待ってたりしないで、宿屋に呼びに来る筈だ。……そうなると、恐らくはそこまで緊急のトラブルって訳じゃない……と、思いたい)

 今までのことを考えれば、恐らく……多分……きっと、そこまで大きな問題ではない。……なければいいな、と。そんな風に思いながらも、レイはカウンターの中に入り、レノラと共にその奥にある階段からワーカーの執務室に向かう。
 本来なら、この時間帯は冒険者が依頼を受けることが多いので忙しいのだが、レノラがレイをギルドマスターの執務室まで呼ぶということは、起きている問題はそれなりに緊急性が高いのだろう。

「失礼します、ギルドマスター。レイさんをお連れしました」
「ああ、入って下さい」

 扉の向こうからそう声が聞こえ、レノラが扉を開く。

「うわぁ……」

 執務室の中に入ったレイは、中の光景を見てそんな声を出す。
 だが、そのような声が出るのも当然だろう。
 執務机の上には書類の山が幾つも存在し、それこそ仕事をしている筈のワーカーの顔が完全に見えなくなっていたのだから。
 ましてや、執務机の上どころか床にまで書類の山が幾つもあるのを見れば、レイの口から驚きとも哀れみともとれる声が出てもおかしくはない。

「……お茶の用意を」

 椅子から立ち上がり、ようやくワーカーの顔が見える。
 そんなワーカーの言葉に、レノラは心配そうな表情を浮かべつつ、一礼して部屋を出ていく。

「取りあえず……こっちなら大丈夫ですから、どうぞ」

 ワーカーは執務室にあるソファを示してそう告げ、軽く背伸びをしながらレイの側までやってくる。
 これだけの仕事を抱えているのだが、それでもレイから見た限りではワーカーの表情に疲れの色は見えない。

(ある意味、仕事が趣味なのかもな)

 そんな風に思いながらレイがソファに座ると、タイミングよくレノラがお茶や軽く食べられる小さめのサンドイッチを皿に載せて持ってくる。

「おや、いいのですか?」
「ええ、ギルドマスターもお仕事が大変そうですし。少しでも美味しいのを食べて、頑張って貰わないと。……レイさんも、良かったらどうぞ。その、私の手作りなので、そこまで自慢出来るものじゃないですけど」

 そう言い、レノラは執務室を出ていく。
 何気にファンの多いレノラの手作りのサンドイッチ
 もしファンの冒険者がそのようなことを聞けば、間違いなくレイやワーカーを羨ましがるだろう。
 場合によっては、例えレイに対してであっても決闘を挑むような者すらいるかもしれない。
 そんなサンドイッチを、レイは口に運ぶ。
 野菜の歯応えと、煮込んだ肉の柔らかな食感が少し辛めで、それでいながら爽やかな酸味のあるソースと共に口の中に広がる。
 本職の料理人やパン屋で売ってるようなサンドイッチと比べれば、当然のように数段味は落ちる。
 だが、それでもサンドイッチが美味いということに、誰も異論は言えないだろう。
 サンドイッチを食べているのは、レイだけではなくワーカーもだ。
 チーズとハムと野菜というシンプルなサンドイッチを美味そうに食べ終わり、お茶を飲むと、ようやく人心地ついたのか、小さく溜息を吐く。
 そんなワーカーに、レイもまたお茶を飲んでから尋ねる。

「それで? わざわざ執務室に俺を呼び出したってことは、何か理由があってのことだろう?」

 まさか話し相手が欲しかったから……とか、そういう理由でわざわざギルドマスターの執務室に呼ばれるとは、レイも思っていない。
 話し相手が欲しいのなら、それこそレイ以外にも何人も相応しい相手がいるのだから
 レイの言葉に、ワーカーは頷いてから口を開く。

「単刀直入に言います。レイさん、ダンジョンを攻略してみませんか?」
「……は?」

 何を言っているんだ?
 それがワーカーの言葉を聞いて、最初に思ったことだ。
 そもそも、ギルムの周辺にあったダンジョンは二つともレイが攻略している。
 そんな状況でダンジョンを攻略してみないかという話が出てくるということは……そう考え、少し前にケニーと話したことを思い出す。

「もしかして、ギルムの近くで新しいダンジョンが見つかったのか?」

 もしそうだとすれば、ギルムとしては痛し痒しといったところだろう。
 ダンジョンは間違いなく大きな富をもたらしてくれるものだが、同時に非常に高い危険ももたらす。
 まさに、ハイリスクハイリターンといったもので、特に今のように本来ならギルムに来られるような冒険者が多く滞在しているという現状では、リスクの方が大きい。
 ガメリオンの件でもケニーが心配していたが、ガメリオンの場合は運が良ければ――もしくは悪ければ――ガメリオンに遭遇しないということも有り得る。
 だが、それがダンジョンとなれば、話が別だった。
 ダンジョンというのも、それこそ千差万別と呼ぶに相応しいくらいに場所や階層によって変わるが、それでもモンスターと遭遇する可能性は高い。
 ましてや、ガメリオンはこれまで散々ギルムの冒険者が戦ってきたので、攻撃手段は知られている。
 勿論個体によっては大きく違ったりもするのだが、その辺りはどうしようもないだろう。
 それに比べて、ダンジョンというのは出てくるモンスターが一種類という訳でもなければ、どのようなモンスターが出てくるのかも分からない。
 とてもではないが、実力に疑問符が付く冒険者に行かせてもいいような場所ではなかった。
 だが、レイの言葉にワーカーは首を横に振る。

「いえ、ダンジョンが見つかったのは間違いないですが、ギルムの近くではありません」
「……じゃあ、アブエロやサブルスタか?」

 どちらも、ギルムから近い場所にある街だ。
 そのような場所でダンジョンが見つかっても、間違いなく大きな騒動になるのは間違いなかった。
 もっとも、そのような情報はレイの耳にも入ってきていないが。
 いや、レイの持つ情報を得る手段というのはそれ程多くはないが、貴族派の象徴たるマリーナや、元ギルドマスターのマリーナは精度の高い情報網を持つ。
 ヴィヘラも二人程ではないが、それなりに情報網は持っている。
 そんな三人と共に毎晩食事をしているレイだけに、もしそのような情報があれば、間違いなく知ることが出来る筈だった。
 だが、レイはそのような情報を聞いてはいない。
 それはつまり、そのような情報がない……もしくは、あってもそこまで広まっていないということを意味している。
 しかし、ワーカーはそれにも首を横に振る。

「いいえ、ちがいます。ゴルツという街は知っていますか?」

 ワーカーの言葉に少し考えるレイだったが、やがて知らないと首を横に振る。

「いや、有名な街か?」
「そうでもないです。特に何か目立つようなこともない、いたって普通の街ですが……ただ、そのゴルツから少し離れた場所にある山の崖の壁面に、突然ダンジョンと思しきものが姿を現したそうです」

 思しきもの? と、レイはワーカーに先を促すように視線を向けるのだった。

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