これ、海外からわざわざ来るのも納得…!タコ料理専門店「保乃家」で食べられる岡山のタコの濃厚な旨味に感動した

岡山県倉敷市のブランドタコ「下津井のタコ」を食べるなら、創業72年の老舗「保乃家」さんです。元祖「タコ料理専門店」で、こちらでいただける蛸を求めて岡山県外や海外から芸能人や著名人が足を運んでいます。お料理は本当にタコ料理しかありません。「たこだんご」「たこしゃぶ」「たこぶつおどり」「まこしんじょう」「いぼ酢」……などなど、こちら保乃家でしか食べられないメニューのオンパレードです。タコというとお隣兵庫県明石が何と言っても有名ですが、岡山県倉敷の下津井のタコも瀬戸内に行ったらぜひ試してみたいですね。(倉敷のグルメ海鮮(海鮮料理)

これ、海外からわざわざ来るのも納得…!タコ料理専門店「保乃家」で食べられる岡山のタコの濃厚な旨味に感動した

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こんにちは! 岡山グルメブロガーのきーたんです!

 

みなさんは「タコ」と言えば兵庫県の明石がぱっと頭に浮かんでくるかもしれません。

しかしながら、お隣の岡山県も兵庫県と同じく瀬戸内海に面した県。こちらでも活きの良いタコが水揚げされているんです。

岡山ではタコと言えば「下津井のタコ」。ブランドタコとして、岡山駅前の飲食店などでも食べられて人気があります。

下津井はジーンズでも有名な倉敷市児島というエリアにあります。

 

今回紹介させていただくお店は、そんな下津井の中でも老舗中の老舗である、元祖タコ料理専門店「保乃家(やすのや)」さんです。

 

創業は1946年ということで、72年目の超老舗店。

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1階部分は駐車場になっています。風情のある作りですね〜。

 

入り口はこの階段を上がっていきます。

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階段を上がると、木製の自動ドア。そしてその横には水槽が……

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どどん!と生きたタコがたっくさん入っております!! これをこれからいただいちゃうわけですね!!

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水槽の横には蛸壺が置いてありました!タコツボの実物、見たことありますか?僕は初めてです!

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ほんとうにタコ料理しかない……! 

入り口を入ると手前にカウンター。そしてふすまで仕切られてお座敷が4部屋。

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今回はコースを前もって予約済みなんですが、アラカルトのメニューを見てみると本当にタコ料理しかない!!

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たこの甘辛煮、美味しそうだったんですが、「お中元お歳暮の時期のみ販売」とのこと。取材でお邪魔したときにはありませんでした。残念……

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ご飯は3種類。その日によって準備できるものが違うそうなので、必ず事前確認をオススメします〜。

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宴会料理もこなしながらなので厨房は大忙し。

 

奥の女性が大将のお母様。歳を聞いても教えていただけなかったんですが(失礼しました)、先代が72年前にお店を始めてらっしゃるので、仮に16歳で嫁いだとしても……。

 

末永く元気に頑張っていただきたいですね!

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こちらはこれから捌いていただくタコ! 大きいですね〜!!下津井のタコは「マダコ」で、これは1.5kgほどのサイズで、大ぶりなものみたいです。

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最初は丸まっているタコも次第に広がっていきます。カウンター越しに見るタコは本当に迫力がありますね!

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みるみるうちにタコは捌かれていきます。う〜、このまま食べてみたい……。

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取り出した内臓たち。1番右の球体が真子で、この中に20万〜30万の卵が入っているそうです!

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口の中いっぱいに広がるタコの旨味が濃厚すぎる

写真撮影に夢中になっていましたが(笑)、いよいよコース料理がスタート!

まずは「真子しんじょ」。断面下のつぶつぶが真子で、その上に裏ごしされた卵と真子を裏ごししたものがのって蒸されています。

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ほろっと口の中で広がって、タコの風味が口いっぱいに広がっていきます!

 

ぅう……、運転が無ければ絶対に日本酒ですよ、これは……。

 

 

こちらは「たこだんご」。刻んだタコがたっぷり入ったつみれを素揚げして南蛮漬けにした料理です。

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刻まれたタコは柔らかいけど程よく食感も残っていて、香ばしさと南蛮酢とのバランスがいいですね〜。

 

お次は自家製の三杯酢につけた「いぼ酢」。いぼ酢というのはタコの吸盤のいぼのことみたいですね。調べても他で呼ばれてるところがないので、この辺り独特の呼び方なんでしょうね。

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大将が「今日は特別に白子と真子も入れといたから!」と言って出してくれました!

 

こちらが真子で、

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こっちが白子。

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吸盤も旨い〜!やっぱり弾力と味の濃厚さが違います!

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三杯酢がしっかりと効いているんだけど、それにも負けないタコの旨味!

噛めば噛むほど旨味が口の中に染み出してくる感じがたまりません……!

 

 

こちらは「たこのお刺身」。

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生ダコの弾力が凄い!!

 

生きたタコは包丁を入れると身が縮こまるから、細工をいれると扇状に拡がるんですって!

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続いてはコースで1番人気の「タコのからあげ」。お刺身で出すのと同じタコを薄い衣で揚げたものです。

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最初に味わって口から出るのが「めっちゃ甘い!!!!」

 

加熱することによって、程よく繊維が壊れるんでしょうね〜。柔らかさも出て甘みがじわじわと染み出してきます!

 

これをご飯に乗っけて天丼にしたら個人的には至福な気がします(笑)。

 

そんなタコ天丼の妄想は捨てて現実へ……

いや、こっちの現実はそれでそれでとっても美味しい現実であります。

 

そして「タコご飯」〜!

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色とりどりの具材にタコもたっぷり入っています!味付け自体は優しい出汁なので素材の味がしっかり感じられる美味しさ。

 

お新香も自家製とのこと。

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たこ飯に合わせて登場したのは「タコのつみれ汁」。

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最後のお椀までしっかりタコの旨味がつまって、まさにタコのフルコース!

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岡山県外や海外から下津井のタコを食べにやってくる

職人気質で無口なご主人かな……と思っていたのですが、とっても気さくに話していただける方でいろいろとお話も聞かせていただきました。

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こちらのお店、岡山県外から来られるお客様が多いそうで、最近は海外から来られる方も多いそうです。

高松空港からバスでここまで直行できるみたいですね。

芸能人がお忍びでやって来たときの面白話や、世界中から学会で来られた方々がカウンターにずらりと並ぶ話なども圧巻でした!

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メディア露出の量もおそらく県内トップクラスだと思いますが、笑点3代目司会の三波伸介さんをはじめ、たくさんの記念写真が飾られてました。

 

食事というのは五感で感じるものだと思いますが、やはりこうしてパフォーマンスを見て話を聞きながら美味しいタコを食べるというのはまた格別ですね!

岡山と香川を結ぶ瀬戸大橋のたもとに位置する下津井。

 

是非観光と合わせて下津井のタコを丸ごと味わってみてください!!

 

紹介したお店

元祖たこ料理 保乃家
住所:岡山倉敷市下津井1丁目9-33 
TEL:086-479-9127

https://r.gnavi.co.jp/md4xppav0000/

※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。 

 

筆者プロフィール

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どうも、きーたんです。
2012年に東京都から岡山県へ移住。
本業の整体業の傍ら「1日1軒新しいお店で食べる!」をモットーにしてブログを始めたら、気づけば月間10万PV超え。ただいま訪問件数は岡山県内で1,200軒以上を回ってます。

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