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泉岳寺駅の現況。右手前が同駅A1出口と京浜急行電鉄本社ビル。左後方に品川新駅建設現場のクレーンが見える。泉岳寺駅の改良や駅前の市街地再開発、品川新駅開設などの「品川大改造」が進行している(写真:日経コンストラクション)
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 リニア中央新幹線の建設工事を巡る談合事件の影響が拡大している。東京都は4月4日、泉岳寺駅地区(東京都港区)の市街地再開発で事業協力者に決めていた企業グループに鹿島が含まれることから、決定を取り消して再公募すると発表した。

泉岳寺駅地区市街地再開発で整備する再開発ビルのイメージ(資料:東京都)
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 都はJR東日本の品川新駅(仮称)開設に併せて、近接する都営浅草線と京浜急行電鉄の泉岳寺駅の改良と駅前の再開発を計画している。駅につながる再開発ビルの整備に参画する事業協力者を公募し、2月20日に東急不動産と鹿島、京浜急行電鉄の3社で構成するグループを選定していた。都はこのグループと3月ごろに基本協定を締結するはずだった。