「京焼登り窯」隣接ホテルの工事で大破

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国の文化財登録を目指している「京焼登り窯」と呼ばれる「窯」全体が、隣に建設されるホテルの工事が原因で、大破していたことがわかった。

被害にあった「京焼登り窯」は、明治6年に作られ、2007年に京都市の景観重要建造物に指定されている。

現在は6代目・小川文斎さんが所有し、国の文化財登録を目指しているが、先月、隣に建設されるホテルの工事で強い地響きが起き、窯の天井や壁が崩落した。

6代目・小川文斎さん「記録として残していかないといけないものだと思うので、人の手によって、つぶれてしまうのはかなり悲しいことで、かなり憤りを覚える」

ホテルの施工会社は「謝罪して工事を中断した。額は不明だが補修費も負担したい」とコメントしている。