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民衆史道連:生きづらい社会広がる中、学ぶ意義ある 12日札幌で総会、21年ぶり活動再開へ /北海道

2012-05-12 | アイヌ民族関連
毎日新聞 5月10日(木)12時3分配信

 ◇タコ部屋労働など注目
 タコ部屋労働や強制連行など北海道の裏面史を掘り起こしてきた市民団体の連合体「民衆史北海道連絡会」は12日午後1時半、札幌市中央区の市教育文化会館で21年ぶりの活動再開を目指した総会を開く。事務局担当の「札幌郷土を掘る会」の小松豊さんは「民衆史運動の狙いは人間らしく生きられる社会の実現。格差や非正規労働の増大など、生きづらい社会が広がる中、民衆史を学ぶ意義が今ある」と話している。
 同会活動は、73年に発足した北見市のオホーツク民衆史講座をきっかけに始まった。高校教師の小池喜孝さん(故人)を中心に、非人間的な環境を強制したタコ部屋労働や、朝鮮や中国から強制連行された人がトンネル工事やダム建設に駆り出された歴史にスポットを当て、北海道の隠れた歴史を明らかにした。
 運動は「空知民衆史講座」や「釧路アイヌ文化懇話会」「夕張働くものの歴史を記録する会」など各地に広がり、80年代に参加が30団体を超えた。しかし、91年10月の第15回集会を最後に連絡会の活動が停止。各団体が個別に続けてきたがメンバーが高齢化して下火になった。
 活動再開に向け、昨春から各団体にアンケートして現状や今後の計画、希望などの調査や、会報の発行を再開するなど準備を進めてきた。6月30日には民衆の歴史を調べるフィールドワークも行い、本格的に新たな活動をスタートさせる。問い合わせは、小松さん(011・785・2622)。【千々部一好】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120510-00000035-mailo-hok
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