2018年、花粉が飛ぶ時期がやってきました!
花粉症の原因になる花粉は実は1年中飛散しているのですが、春と秋、特に春の「スギ花粉」「ヒノキ花粉」に悩まされている人が最も多いです。
マスク、抗ヒスタミン剤など、花粉症持ちの方はばっちり対策は立てていることでしょう。
ですが、家の中でもマスクをつけているのは不便。
そこで、花粉を屋内に持ち込まないことが望まれます。
家に入る前、服や髪についた花粉を払い落す、窓はできるだけ開けないで空気清浄機を使う・・・
しかし、洗濯物はどうでしょう?
外に干したら当然花粉が付く。
部屋干しにしたら乾きが悪かったり(生乾き)、臭いが気になる。ですが洗濯をしないわけにはいきません。
そこで、外干しか、部屋干しかを迫られるわけです。
どちらも多少の面倒とコストがかかるわけですが、外干しにせよ部屋干しにせよ、一手間かけることでグッと快適にすることができます。
外干し、部屋干し、双方の「ちょっとした対策」をお話しします。
部屋干しのメリット・デメリット
部屋干しは、そもそも一切花粉にさらさないのですから、花粉症対策としては優秀です。
ですが、部屋への湿気、生乾きの嫌な臭いが問題です。
コストを考えないならベストな方法
電気代や機材の購入コストがかかるものの、「全自動洗濯乾燥機で十分乾燥させる」「風呂場設型の乾燥機を使う」の二つはパーフェクトに近いです。
しかし、洗濯機の乾燥時は「洗濯~脱水」の28倍も電気代がかかります。
完全に乾燥させるのはかなりコストがかかります。
風呂設置型の乾燥機。
まず購入にコストがかかります。
私の家も風呂場に「カワック」という乾燥機を置いていたのですが、10年経ってリモコンが壊れてしまい、交換できないか問い合わせたのですが、10年以上前の型番とあってリモコンの在庫はない、申し訳ありません、とのことでした。
もう一度購入する経済的体力はありませんし、ランニングコストもかかります。
これらコストを気にしないなら、ベストなのですが、ちょっと考えものです。
除湿器やエアコンの除湿機能を使う
洗濯物を部屋干しすると、湿気がこもってしまいます。
大家族の場合洗濯物が溜まってしまうことも。
そのような時は除湿器や、エアコンの除湿機能を使いましょう。
扇風機・サーキュレーターなどで風邪を送るのも一法です。
部屋干しを想定した洗濯洗剤を使う
生乾きの臭いを抑えるには、まずしっかりと「汚れ」と「菌」をしっかり落とすことです。
洗浄力が高く、「いいにおい」がついている部屋干しを想定した洗剤を使うのもある程度効果があるでしょう。
「部屋干しトップ(ライオン)」は汚れと菌の両方に効いて、マイルドシトラスの香りで仕上げてくれます。
「スタイルフィット(花王)」も、高洗浄力で、フルティアロマの香りが長続きします。
粉タイプと液状タイプがあります。
「アリエール 頑固汚れ用(P&G)」は使い続けると洗濯槽のカビの繁殖を抑えることができ、漂白剤の力で汚れも菌も強力に落としてくれます。
部屋干し道具を使う
干す際の道具として、室内物干しがあります。
「Hokuto/アルミ製室内物干し」は幅132㎝で、シーツ7枚が同時に干せます。折りたたむと2.5㎝と、使い勝手の良いアイテムです。
外干しのメリット・デメリット
何といっても太陽光は乾きがいいですよね。
部屋干しの湿気問題とも無縁です。
ですが、花粉の暴露を受けるので、ポイントを抑えなければなりません。
洗濯前に柔軟剤を使う
花粉が付着しやすい素材は、ウール・ポリエステル・フリースなどです。
最も付着しにくいのは綿(コットン)です。
花粉の付着は静電気と密接な関係があるので、ウール等静電気を起こしやすい素材は扱いにくいです。
そこで、「柔軟剤」。
柔軟剤は静電気防止効果が高いので、花粉の多く飛ぶ時期だけでも柔軟剤をつかうと随分違ってきます。
花粉飛散の少ない時間帯に干す
花粉は昼前11時頃から夜7時頃が最も多いです。
この時間を避けて干します。夜は比較的いいのですが、雨の後など、地面に落ちていた花粉が舞い上がることがあるので注意が必要です。
風の強い日も要注意です。
洗濯物は濡れているときに最も花粉が付着しやすいので、日の出から昼前がベストといえます。
取り込むときによく払い落す
払い落すことだけで50~60%の花粉を落とすことができます。
ただし、その際はマスクをし、着ている服に再付着した花粉もしっかり払ってください。
さらにコロコロを使ったり、布団やタオルのように顔に密着するものだけでも布団クリーナーや掃除機掛けをすることによってさらに効果は上がります。
注意点は、布団の場合、布団たたきなどでパンパンたたくのはNGということです。
一見、布団についている花粉が落ちるような気がしますが、たたくと表面についていた花粉が布団の中側へ入り込んでいってしまいます。
「払い落す」という感じで花粉を取り除きましょう。
スプレーを使う
干す前に「リセッシュ 除菌EX Plus プロテクトガード」などのスプレーをかけておくと、静電気による付着を軽減することができます。
外出前、コートやジャケット、制服などにスプレーしておくのも効果で気です。
カーテンやソファなどにかけておくのもいいでしょう。
洗濯ものカバーを使う
コレ、ある意味、外干し時に最強かもしれません。
つまり、布団カバー、枕カバー、洗濯ものカバーをかけた中で外干しをするのです。
物干しカバー、雨よけカバーなどとも呼ばれます。
これらの中で花粉対応のもの(花粉防止用不織布製品)を使います。
ドーム状に洗濯物を干すスペースがとれる「テントタイプ」、手軽に使える「シートタイプ」、布団やまくらを干すのに便利な「袋タイプ」などがあります。
終わりに
何かと手間がかかりますが、少し工夫するだけでかなり花粉を排除することができます。
しかし、それだけでは花粉症は何ともしがたいもの。
やはり基本はマスクと抗アレルギー剤(抗ヒスタミン剤)などでの対応でしょう。
いろんな方法を組み合わせて、花粉の季節を乗り切っていきましょう。ご健闘をお祈りします!