花粉症で悩むのは大人だけでなく、近年は子どもも花粉症で悩むようになっています。
そこでこの記事では花粉症に悩む子どもの対策について紹介していきます。
進む花粉症の低年齢化
4人に1人が花粉症と言われている花粉症は、もはや国民病とも言える状態で、厚生労働省では花粉症の低年齢化に注意が必要と発表しています。
子供が花粉症を発症してしまうと、勉強に集中できなくなったり、イライラしやすくなったりしてしまうので、両親の適切な対策が必要となってきます。
子供が鼻水を出していたり、くしゃみをしていたりすると、つい「風邪かな」と勘違いしてしまいがちですが、まずは子供の症状を確認して花粉症であれば、すぐに適切な対策をとってあげてください。
大人と子供の症状の違いと対策
大人と子供の花粉症の症状の違いとしては、子どもには鼻づまりが多いです。
大人の場合は、花粉が鼻の粘膜に付着すると異物を外に出そうとして鼻水やくしゃみが多くなるのですが、子供の場合は鼻の穴が小さいので、鼻がつまりやすいですし、また鼻がつまることで花粉が入って来なくなるので、くしゃみが出にくいという大人との違いがあります。
子供がよく口を開けているようであれば、鼻が詰まっていて鼻呼吸ができていないと分かりますから、花粉症である事が考えられます。
また鼻がムズムズするので、頻繁に鼻を触ったり、いじったりしていたり、鼻をピクピク動かしていたりすれば、花粉症の可能性が高いです。
子供の花粉症対策とは
子供が花粉症になっても自分では花粉を防御しにくいですから、大人が最適な対策をとってあげる事が重要です。
まずは子供がどの植物に対して花粉症を患っているか、検査を受けさせる事が重要です。
植物によって花粉の飛散時期が変わりますから、子供が花粉症を起こす植物の花粉情報を頻繁にチェックして、花粉の飛散が激しい時期はなるべく外出させないようにしましょう。
どうしても外出しなければならない時は花粉が付着しにくいナイロン製の衣服などを着用させたり、マスクを付けさせたりなど、できるだけ体に花粉が付着しないようにさせましょう。
外出すると花粉がそのまま自宅についてきますから、掃除をまめにして、床や絨毯に花粉がたまらないようにしておきましょう。
病院からお薬を処方されたら、きちんと子供に内服させて、生活の質を落とさないようにしてあげましょう。
目薬を処方されたら、子供が恐怖心を抱かないように膝枕などしてリラックスして点眼してあげてください。
もし子供が泣いていたら、泣き止むまで待ってから点眼するようにしてください。
泣いたまま点眼すると薬の効果がなくなってしまうからです。
子供が快適に生活できるように、大人の側で環境を整えてあげるのが重要です。