毎年代わり映えせず
by huttonde
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ニートマスター ジョー 16
『遠足してみよう』
c0072801_430544.jpg

 表紙

1・2・3・4 夕方 ボツ、桜並木を通る
  ボ「寒々しい枯木姿から、一転して
 大スターの豪華な装いだネ」
  ♪ さくら〜さくら〜、何見てはねる〜、か
5・6 木の下に小藪
  ボ「あれ? ヤブさん、お花見で?」
  小「いや、おめえと同じく店へ行く途中」
7・8 小藪とボツ歩く
  ボ「いつもより一週間くらい早いよね」
  小「慌てることないのにな。今年は早かったな」




1・2・3・4 店内にジョー、小藪、ボツ
  小「やっぱり桜を愛でるなら昼前だな。
 清々しい青空の下なら桜が映えるからな。
 夕方は桜も疲れて見える」
  ボ「ヤブさんにしては繊細なお考えですネ。
 えーと、ジンフィズね」
5 ボ「ボクの場合、夜桜だったら、
 その後の葉桜と変わんないから
 散っても無問題ネ」 ほほほ
6 ボ「場所はそんなに変わってないけど、
 ボクの中学の卒業式が3月20日の土曜日で、
 校庭にあった桜が満開だったな」
  回想
7 ボ「ようやく義務教育の懲役を終えて
 出所できるとセーセーしたけど、
 桜がきれいと思えるようになったのは
 30歳過ぎたあたりかな」頬杖
  小「感性の変化か。よくあることだよ」
8 小「物忘れが多いはずが、
 日付けまで覚えてるのか」
  ボ「22日月曜が春分の日の振替休日で、
 23日火曜から工場勤務だから、
 春休みはたったの2日だけだったんよ。
 それで覚えてんだと思う」

1・2 ジョ「ボツさんは就職組でしたっけ。
   高校中退かと思ってた」 ジンフィズ出す
  ボ「ほんとは中学もいらなかったんだよ。
 できれば登校拒否したかったネ」
  小「そこで世間に合わせていたら、
 もっと良くなったかもな」
3 小「進学して就職してまじめに暮らせば
 安定した収入と妻や子がいて・・・・」
  ボ「・・・・あ〜、そういえば」
4 ボ「近所歩いてると、カップルだかアベックだか
 ツガイが多いと思ってたけど、ようするに進学や
 就職の結果なんだろね。なるほど、猫も杓子も
 進学や就職に頑張るわけだ」
  小「ようやく気づいたのか」
5 ボ「おや? とっくに気づいていたかの
 ような御発言ですネ」
  小「気づいていたさ。世間はもっと
 単純な動機で動いてるもんだ」
6 小「人並みの幸福だの満足を得たいので
 あれば、 人並みの判断に合わせればいいさ。
 ちゃんと進学に就職で身を固めて、
 社会的地位と収入と信頼を得る」
  ボツ、背広姿で通勤の図
  ボ「もう手遅れだけどネ」
7 ボ「それに思うように行かない人も
 多いらしいよ。進学や就職で当てが外れたり」
8 ボ「だいたい人並みが自分に合うとは
 限らないし、世間に合わせていたら、
 もうボクじゃないもんね。死んだも同じだよ。
 気が滅入って死ぬかもな」
  小「何かを得るには何かを捨てるという
 考え方もあるが、マイナスに思うこともあるまい」

1・2 小「・・・・“ 我々の人生とは、我々の思考が
 作り上げるものに他ならならい ”と、
 ローマ皇帝のマルクス・アウレリウスてのが
 言ってたそうだが、いいかどうかは自分次第だ」
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マルクス・アウレリウス像
(ローマ国立博物館アルテンプス宮)

3・4 ボ「・・・・“ 人間は、とかく望まない方向を考え、
  しかもそれに向かいやすい ”と、ボツは考えるネ」
  銅像風のボツ
  小「悲観主義なのか、ひねくれてるのか」
5 小「望まない状態になったのか?」
  ボ「ん〜、どっちとも言えないなあ」
6 小「良いことを思えば良くなり、
 悪いことを思えば悪くなるという考え方も
 あるらしいな。潜在意識に働きかけて
 どうこうするって理屈だが・・・・」
  ジョ「そういえば、知り合いにいましたよ。
 近所の神社で願掛けした話」
7 ジョ「引っ越し費用で十万円が足りなくて、
 十万円くれでは気が引けるから、貸してください
 と必死に頼んで翌日に宝くじ買ったら、
 ピッタリ十万円当たったって」
  ボ「へえ〜」
8 ジョ「で、こんなこと出来るなら、
 ケチケチしないで億貸してくれよと頼んで、
 またクジ買ったら、かすりもしなかったって」
  ボ「神様はまじめなのか気が利かないのか
 わかんねえネ」

1・2 ジョ「でも、偶然にしてははっきり
  してるから無神論になれなかったと」
  ボ「信仰心があるような無いような、
 てのが日本人だろね」
  小「そりゃあ初詣に墓参りで無神論じゃあ、
 いい加減過ぎて信用できねえ奴だわな」
3 ボ「ヤブさんは信仰心あるの?」
  小「無いと言うほど偏屈ではないネ」
4 小「日本ではカルトの悪影響があるせいか、
 信心を言うと非科学的として馬鹿に
 されやすいんだろう。だから見栄っ張りは
 無神論気取ったりな。外国では信仰当然が
 多いから、そんな奴は逆に危ねえな」
5 小「ボツはどうなんだ、
 神も仏もないって考えか?」
  ボ「そんな極端じゃないよ、
 つらくなったら神頼みだし」
6 ボ「神仏にはもっと願いをかなえてほしいネ。
 ボツよ、おまえに百億円を授けよう、
 賢い美人の女性を授けよう、健康で若い肉体と
 長寿を授けようとか、その程度かな」
  小「軽く図々しいな」
7 小「まあとにかく、世間に合わせるのも
 幸福を得る手段と言えるだろうな」
  ボ「でも、ヤブさんは違うんだよネ」
8 ボ「知ってるよ、そのパターン。好き勝手に暮らして
 年食った奴が若者には『俺のようになるな』ってさ、
 説得力ないよなあ」
  小「まあ、わからんではないがね」

1・2 小「結論としては、死ぬときに
  後悔するかどうかだな。老い先短い高齢者は、
  しなかった後悔が多いらしいよ。
  義理欠き恥かき、我を通すのが一番てわけだ」
  ボ「いわゆるひとつの鈍感力ですネ。
 繊細なボクには難しいなあ」ん〜
3 ボ「あ、そうだ、マスター、せっかくだから
 桜をテーマにした一杯をお願いしますよ」
  ジョ「来ましたか」
4 ジョ「こんなこともあろうかと
 考えておりました」
  ボ「よ、さすがバーテンダー!」
  小「去年もそうだったな」
5・6 ジョ「ボツさんお気に入りのジンフィズの
  春版、桜ジンフィズです。桜リキュールと
  桜シロップとレモンジュースをシェイクして、
  ソーダを加えて生クリームを乗せて、
  八重桜の花の塩漬けを少し、
  アクセントに加えました」
  ボ「うひょ、ソメイヨシノの白と八重桜や
 しだれ桜の桃色かな? ほのかな色できれいだねえ」
7 ボ「おー、桜の香りですよ。たぶん・・・・
 うん、甘くてすっきり、癒されるなあ」
8 ジョ「これにもっと生クリームを加えて
 濃厚な甘さにしたのが、デザートカクテルで
 『雪見桜』といいます」

1 小「そういや場所によっては、桜が咲いて
 雪が積もるなんてこともあるようだね」
  ボ「春のような冬のような、か」
2 ボ「どっちもオリジナルなわけね」
  ジョ「はい、いくらでも考えつくのは
 面白くもあり、面倒でもあり、です」
  小「季節物は常に生まれるよな。
 カクテルは無限大だ」
3 ボ「この時期は学生は春休みなんだよね。
 何の関係もないけど」
  小「春休み夏休み冬休みも、
 ボツの休みには敵わないよな」
1・2 ボ「暑くも寒くもないこの時期に、
  どこか出かけようと思いましてね、と言っても
  旅行ってほどじゃなくて、散歩程度だけどネ」
  小「ものぐさボツのひとり散歩、か」
3 小「もたついてるとこの時期でも汗かくぞ」
  ボ「遊びの汗ならいいよ。
 労働の汗なんてとんでもねえけどネ」
4 ボ「日帰り旅とか散歩とか温泉の雑誌も
 いいよね。見てるだけで楽しくなるし。
 そう思えるのも三十過ぎてからだったかな」
  雑誌を広げる
5 小「で、どこか決めたんか? 予定は?」
  ボ「各地のきれいな風景写真見て終わりだよ」
6 ボ「行った気になる安上がりで
 便利な遊びですよ」
  小「部屋と店ばかりだと心身共に弱っちまうぞ」
7 ジョ「ボクも部屋と店ばかりだけど大丈夫ですよ」
  小「若いときはそれもいいけどさ」
8 ボ「おや? ハードボイルドが
 健康を気にしてお散歩ですか?」
  小「ひねくれるばかりが大人じゃないさ」

1・2 ジョ「みんなで行きますか?
   カラーレスお散歩倶楽部として」
  小「悪くはねえが、どうせなら遠出しようや」
  ボ「お、お二人とも乗り気?」
3 ボ「電車に乗って少し離れますか」
  ジョ「山にでも遠足とか」
  小「たまにはいいな」
4 ー朝 駅一角
  小「・・・・てなわけで」
5・6 リュックを背負って杖ついた
    ハイキング向きの小藪
  小「朝も早よから遠足の待ち合わせにござい」
7 ジョ「おはようございます」
  軽装でリュック背負ったジョー
  小「よ、来た来た」
8 小「マスターの私服は初めて見たな。
 やっぱりまだ若々しいな」
  ジョ「ヤブさんもいつものスーツ姿から
 普通のおじさんに見えますよ」
10
1 ジョ「ボツさんは・・・・まだですね」
  小「30分ほどして来なかったら行っちゃおうや」
  小藪、腕時計見る
2 ー30分後ー
  ジョ「・・・・来ませんね」
  小「想定内だよ」
3・4 走る電車 遠景 遠くに山々
  小「どうせ夢ん中で歩いてるさ」
5・6 駅の外
  小「郊外の山の駅なんて久々だな」
  ジョ「ハイキングで来る人も多いようですね」
7・8 小「この時間では一杯やるのも気が引けるな」
  ジョ「近所に日帰りの温泉施設がありますね」
  ジョー、雑誌見る
11
1・2 林の中 全景
  小「まずは無難に散歩コースを散策しよう」
3・4 山道
  小「俺自身、こんなとこを歩こうなんて若い頃は
 思わなかったな。趣味嗜好てのは変わるもんだな」
5・6 遠くに山々
  ジョ「せっかくだから写真に収めて・・・・」
  ジョー、カメラで写真撮影
  小「マスターは写真が趣味か?」
7 ジョ「一時期はよく出歩いては写真を
 撮ってました。その辺の平凡な風景ばかりですが」
  小「ほお、カメラに凝ったりしたかい」
8 ジョ「カメラはレンズにこだわるといくらで
 お金かかっちゃうんですよ。一枚撮りますか」
  小「頼もうかね」
12
1・2 山々を背景に小藪を一枚
  ジョ「はい、チーズ」カシャ
3 小「じゃあ俺も撮ろうか」
  ジョ「お願いします。ここをこうしてこうで・・・・」
4 小「はいチーズ」カシャ
5・6・7・8 露天風呂に小藪とジョー
  小「歩いた後で温泉とは贅沢なもんだ」
  ジョ「ボクも温泉は久々ですね」
13
1・2 小藪とジョー、遠く山々を見ながら、
  小「温泉も癖になっちまうな」
  ジョ「毎日でもいいですね」
3 小「しかしボツは惜しかったな。
 せっかくの機会を寝過ごしちまうとはな」
  ジョ「でも彼らしいと思います」
4 居酒屋で小藪とジョー
  小「ちょいとの判断で展開は大違いだな」
5・6 夜 夜行列車遠景
  小「遠足の楽しさなんて忘れてたよ。
 いい一日だったな」
7・8 ボツ、どよ〜んとした様子
14
1・2・3・4 店内 小藪、ボツ、ジョー
  小「土曜でないのにドヨ〜ンてか」
  ボ「まさか置いてけぼり食らうとは
 思いませんでしたよ」
5・6 ボ「マスターはボクの連絡先
 知ってるでしょうに、電話一本かけてくれても
 よかったんじゃないの?」
  小「ゆったり睡眠中を邪魔しちゃ悪かろうて、
 マスターも気を遣ったんだよ、なあマスター」
7 ジョ「ヤブさんに止められたんですけどね」
  小「仕事じゃないからな、
 ボツの寝坊に怒るほど誤解もしてない」
8 ジョ「当てにされないのは気楽ですよね」
  ボ「それも心中複雑だネ」
15
1 ジョ「いくつも散歩コースがあって、
 清流が流れる林が広がっていたり、
 遠く山々が見渡せる丘があったり、
 家族連れも多くいましたよ」
  ボ「知ってるよ。勧めたのボクだし」
2 ジョ「記念写真撮ったり、いい風景が撮れました」
  写真数枚見せる
3・4 小「ボツが言ってたように、年取って感性が
 変わるってのはあるな。散歩というか遠足てのか、
 温泉まで入って、仕上げに地元の店で一杯で
 ずいぶん楽しかったよ。また行こうよマスター」
  ジョ「そうですね。でも癖になりそうですね」
  ボ「・・・・ボクも行きたかったな」
5 小「行きたいときは起きないとなあ」
  ジョ「寝ちゃうと無理ですね」
  ボ「すんませんでしたよ、今度は気をつけますよ」
6 ジョ「では、お土産の地酒で一杯行きましょう」
  小「いいねえ、遠足の余韻だな」
7・8 小「次はどこがいいかね」
  ジョ「興味持つと行きたい所が多くなりますね」
  ボ「興味だけで終わることもできるネ」

                    終

Spring is nearly here :The Shadows / 春がいっぱい


by huttonde | 2018-04-07 10:00 | 漫画ねた | Comments(0)
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