シリア国営メディア「基地にミサイル攻撃」 米国防総省は否定

2018.04.09 Mon posted at 13:31 JST

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(CNN) シリア国営テレビは現地時間の9日早朝、同国西部ホムスにあるT4空軍基地が、複数のミサイルで攻撃されたと伝えた。「米国による攻撃だったようだ」としている。一方、米国防総省は攻撃を否定した。

シリア情勢を巡っては、反体制派の支配地域が7日に化学兵器で攻撃されたと伝えられたことを受けて、米国のトランプ大統領が8日、シリアのアサド大統領を「アニマル(けだもの)・アサド」と非難、「大きな代償を払わせる」とツイートしていた。

シリア国営シリア・アラブ通信(SANA)は軍関係者の話として、今回のミサイル攻撃によって死傷者が出たと伝えている。

米政府高官は、米軍のミサイル「トマホーク」がシリアの目標を攻撃したという現地からの報道について、事実ではないと語った。

米国防総省も攻撃を否定する声明を発表。「現時点で、国防総省はシリアでの空爆を行っていない。だが今後も状況を注視し、シリアなどで化学兵器を使用する者の責任を問うための外交努力を支持する」とした。

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