本日は、アーリータイムズ ブラインドアーチャーを飲んでみます。
アーリータイムズは、ケンタッキー州の当時の商業中心地、アーリータイムズ・ステーションで、1860年に生まれましたそうです。この年はリンカーンが第16代大統領に就任、翌年には南北戦争がはじまります。アーリータイムズが、時代を超えて愛されてきた理由のひとつは、アメリカが「自由と独立」をかけて立ち上がったこの時期に誕生し、その開拓者精神を常にたたえてきたからかもしれません。 1920年禁酒法の時代、薬として使われる この年、アメリカ全土で禁酒法が施行されました。しかしアーリータイムズは、医師が処方する薬用ウイスキーとして認められ、例外的に広く飲まれていました。これに注目したのが、ケンタッキー州ルイヴィルのブラウン・フォーマン社。1923年にアーリータイムズを買取り、以降30年間、アーリータイムズはアメリカ国内で最高の販売数を誇るバーボンウイスキーとなったのですよ。 アーリータイムズが生まれたのは、バーボンウイスキーの発祥地であるケンタッキー。テネシーウイスキーではありません。 素晴らしい水と肥沃な大地が広がりおいしいバーボンを生み出すには最適な場所です。 アーリータイムズの仕込み水は、「ライムストーン・ウォーター」と呼ばれる、不純物のない石灰岩の泉から湧き出る、柔らかく極上の仕込み水に加え、豊かな大地から収穫される、上質なトウモロコシ、ライ麦、大麦が、アーリータイムズのおいしさを形作っています。 そして忘れてはならないのが、ケンタッキーを開拓した移民たちの力。 アーリータイムズとは「開拓時代」という意味なのです。その時代に、ケンタッキーの自然の恵みと、移民たちの優れた酒造りの技が出会ったからこそ、おいしいバーボンウイスキーがここで誕生したのです。 テネシーウイスキーではないので、勝ったとか負けたとか小さな事でピーピー言わないようにしましょう。 アーリータイムズは、熟成するための樽も自社製なのです。コピペではありません。手入力です。自家製です。 味わいにコクと香りを与えるために、新樽の内側を焦がす工程、チャーを、その度合いを細やかな調整できるのが強み。最良の熟成ができるよう、日々、研究が重ねられています。 そんなアーリータイムズから、目隠しをして息子の頭の上のリンゴを打ち抜いた伝説、ウィリアム・テルにちなんだフレーバード・ウイスキーを飲んでみます。 100均のグラスに注いでみます。 液色は青リンゴの木を思わせる茶色いアンバー、香りは青リンゴです。 まずはストレートで飲んでみます。 口の中に青リンゴが広がり、青リンゴ、青リンゴ、青リンゴが続きます。 アルコールからくる辛みが青リンゴになり、青リンゴ由来のピート、青リンゴピートです。甘みも青リンゴ。 家庭用冷蔵庫の氷でロックにしてみると、雑味と共に青リンゴが歩みます。青リンゴがどんどん歩んでくると、ついには追い抜かされ、ロック特有の酸味があり、アルコールの辛みが弱まりバカ舌には助かります(ガハハ) 気の抜けた炭酸でハイボールにしてみます。 炭酸の刺激で青リンゴ由来のスモーキーさが弱まり、ずいぶん飲みやすくなりました。加水することで青リンゴ、ナシ、ウエハースが続き、青リンゴが急に現れては消え、現れては消え、楽しめます。お酒に飲み慣れてない新成人の方におすすめできる飲み方になります。 <個人的評価> 香り S: 青ピートのアップルスモーキーさがあり、青リンゴ、リンゴの爽やかな香りが主体。奥からウィリアムテルが撃ってくる。 味わい S: ストレートでは青リンゴが前にあるが、加水で、青リンゴが勝る。 総評 S: 趣味で始めたカメラも技術が向上し、興味深い。 分かる人にはわかるネタ投稿です。 あなたの負けです。 |
この記事に