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新プロダクトが夢を実現!?地域を元気にしたい学生がITベンチャーに入った結果

f:id:workplus:20180403161823j:plainこんにちは!フィードフォースの人事部でインターンをしている小林です。

今回は2016年度新卒入社の井形さんに、「地域を元気にしたい!」と考えていたという彼がフィードフォースを選んだ理由と、社内公募制で新プロダクト「EC Booster」のカスタマーサクセスに立候補した経緯をインタビューしました。

なぜ”デジタルマーケティングベンチャーが開発した新プロダクト”が、”地域を元気にする”夢を実現できるのでしょうか?その真相に迫ります。

キラキラした小学生とネガティブな店長。そのギャップにハッとした

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学生団体の活動で都市大原地区に行ったときの写真

ー 学生時代は、どんなことをされていたんですか?

フィールドワークを行う地域経済学のゼミに入ったり、地域にかかわる学生団体に参加したりしていました。

もともと実家も福岡の田舎だったので、地域には興味があったんです。
地域の主体はそこに住んでいる人たちで、その人たちがどういうことを考え、どういう気持ちを持っているのかは、実際に行って話を聞いてみないとわからないですよね。だから、地域に関する活動を行おう、と思いました。

ー その中で、地域に対してどんな思いを抱きましたか?

「地域って衰えている、遅れてる」って話、よくあるじゃないですか。

ー ありがちですね。

大学時代の活動を通じて地域の人たちに話を聞きに行ってみると、そういう話って表面的だな、って改めて思ったんですね。
そこに住んでいる人たちって、なあなあで生きてるわけでも、このままでいいやって思いながら生きているわけでもないんですよね。常に一生懸命生きていて、自分たちとしてもなんとかしたいと思ってる。そういう人たちが前に進むための手助けになりたい、という気持ちがありました。

それに気付かされた経験が、小学生が商店街で1日店長体験する支援を行う学生団体での活動です。

小学生たちはすごく楽しそうに1日店長を体験して、「仕事楽しかった!」とか「地元にこんないいお店があるなんて知らなかった!」ってキラキラした目で話してくれたんです。

一方で、そこに至るまでの過程は結構大変でした。地域の八百屋さんとかを回る中で、店長さんは「おっちゃんとこ来ても勉強することなんかないで。客も来ないし」って言うんです。
大人たち、例えば父親が子供に「俺の仕事はこんなに楽しいんだぜ!」と語れる世の中が理想だと思うんですね。
だからこの時、ギャップを悲しく感じました。小学生はあんなに喜んでくれているのに、何十年やってきて誇りがある仕事のはずなのに、「俺の店なんて」って。

実際やってみて、子供たちがキラキラして地域の魅力を見つけてくれたことによって、大人たちも地域の魅力を再発見できたんですよね。これが、あるべき姿だと思いました。

地域を少しでも良くしたい!方法は色々ある。では、自分はどうする?

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ー 井形さんはどんな就活をしていましたか?

学生時代の経験から、地域の人々が「自分たちがやりたいことをやって楽しく働き、より活力ある暮らしをしている」という状態を実現したい、と思うようになりました。

その方法としては、3つあると思いました。
1つ目は教育です。1日店長の体験からいうと、子供たちがキラキラすることによって、大人も地域の良さに気づいて、地域を活性化するために自走していく、みたいな。
また、地域が活力を無くしている背景として、経済活動のうまくいかなさがあると思いました。それを解決するために、地域に来る人を増やすことと、地域の商品を外に売ることの2つがあると思いました。

就活を通じ、色々な企業のお話を聞く中で、それぞれについて深く考えました。
教育と観光は属人的で、教え方のうまさ、ガイドさんの話し方のうまさ、などに依存すると思ったんです。
それよりも自分としては、仕組みや技術で課題を解決することの方が志向として向いているので、3つ目の「ものを売る」ことに目を向けました。「ものを売る」ことなら、テクノロジーや仕組みによって達成できる可能性があると感じたからです。
それを実際にやるには、遠くにも情報を伝えることができる”インターネット”で、ものを宣伝する”広告”を使うことではないかな、と思いWeb広告業界を見始めました。

ー 学生時代の経歴からは、地方創生ベンチャーやNPOにしなかったのが意外です(笑)

コンサルティングで個々の課題に向き合っていくことも非常に有意義な仕事だとは考えましたが、それよりも世の中の潮流を見据えて、地域の現状とあるべき姿のギャップを捉え解決していくような、ゼロをプラスに持っていく仕事がしたい、と思ったんです。

フィードフォースの面接では、「地域のことを外に広めていくことがやりたいけど、まだデジタルマーケティングの世界について知っていることは少ない。だから、一緒にやらせてください!」と伝えました。

新プロダクトが自分の夢を実現する!?社内公募制第一号で異動した理由

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EC Boosterリリース時のお披露目会にて



ー いまの部署で扱っているEC Boosterとは、どんなプロダクトですか?

EC Boosterは、Googleショッピング広告を最短5分で出すことができるプロダクトです。

中小企業や地域のお客さまだと、ECサイトをやってみたくてもやり方がわからない、人手がいない、予算が少なくて代理店にお願いもできない、そこにギャップがあるんですね。
そこを5分画面操作すればできるようにしたのがEC Boosterです。
通常は広告代理店がターゲットにしていないお客さまにも利用いただくことができるということで、Google社とも連携して今は動いています。

※EC Boosterについてはこちら

ecbooster.jp 

ー 今の部署に異動したのは、会社のジョブローテーションによるものでしたか?

いえ、EC Boosterのカスタマーサクセス担当の社内公募が出たとき、自ら応募しました。

ー 理由は、やはり地域に対する思いからですか?

それは圧倒的にありますね。

大手のクライアントさん向けの営業も非常に楽しかったんです。一番新しいことを最先端のクライアント企業とおこなっていて、デジタルマーケティングの最先端を自分たちがさらにフロントに進めている感覚があったので。
だけど、それよりさらに自分がやりたいことは、地域の人々を、テクノロジーを使ってもう一歩前へ進むお手伝いをしたいってとこなんだよな、って思いはずっとありました。
そこへ、EC Boosterのカスタマーサクセス担当の社内公募が発表されて「ぜひやりたいです!」と応募しましたね。

ー EC Boosterを開発していることは知っていて入社したんですか?

知らなかった、というかその構想自体なかったんじゃないかな?
入ってみたら、自分のやりたいことを実現できそうなプロダクトが始まって本当に幸運でした。

地域の人たちの成功に向けて、伴走するパートナーになりたい。

ー 仕事で地域や中小企業と関わることは、もう既にあるんですか?

あります。いまEC Boosterを使っていただいている、どのお客さまも面白いんですよ。
そのうち1社を最初に訪問した時の話なんですが、行ってみたらラーメン屋さんしか見えなかった。でも、Googleマップは確実にそこを指していて「どういうこと?」ってなって。
それが細い雑居ビルだったことに気づかなかったんですよね(笑)
それまで担当してきたのは都心の立派なオフィスビルに入っているお客さまばかりだったので、こういう方々とも仕事ができるんだ!って思いました。あぁ、これはEC Boosterじゃないと支援できないよな、と。
お客さまから「うちは商品をこだわりを持って販売しているんです。だから、それを広めていくために一緒にやっていきましょう!」と言ってくださったのも嬉しかったです。

ー お客さまのことを話している井形さん、目が輝いていて、ワクワク感が伝わってきます(笑)
ー そんな井形さんが今後チャレンジしたいことはなんですか?

やりたいこと自体は変わっていなくて、地域の人に寄り添って、彼らがより楽しく働けて、地域の経済活動がよくなるように支援していきたいと思っているんですね。
その寄り添うための手段の一つがEC Boosterというプロダクトであり、カスタマーサクセスという仕事だと思っていて。
カスタマーサクセスという職種自体は、ユーザーさん(=カスタマー)が成功することに向けて伴走するパートナーとして、一緒についていってあげることが仕事です。
特に、これからのEC Boosterのお客さんは東京に限らないし、地域で生きている方に実際に会ってみたいな、地域に暮らしている人たちにより一層寄り添っていきたいな、と思っています。

仮置きでも夢を持つことの重要性

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ー 最後に、井形さんがこういう人と働きたい、っていうのはありますか?

最近、選考にくる学生さんともお話しする機会があるんですが、そこで思うことは、やりたいことを見つけるって案外難しいということ。
その中でも、自分が課題に思っていることを何かしら夢として語れる人は強いな、と思います。
学生さんと話していても、「未開の地に留学して、大変だったけど友達作って成果を収めてきました!」とかいい体験をしている方は結構いるんですね。でも留学って一個の手段なので、結局最終的にどうなりたいの?ってことが聞きたい。
自分がやってきたことの中で、嬉しい経験、悲しい経験、心揺さぶられた経験があると思うんですね。
嬉しい経験をもっと感じるために、悲しい思いを再びをしないために、何かをしていく。
「こういうところに興味を持っているから、自分としては一旦こういう選択肢を取ってみたいと思う」ってことを仮置きでもいいから語れると、周りもその夢に向けてサポートしやすいし、働く中で現実に当てはめて「違うかな?」と思ったら修正する、ってことができると思います。

だから、一緒に働きたい人は”自分が創ってみたい未来を考えて、それを少しずつでも発信したり、実現に向けて動いてみたりしようとしている人”ですね。
夢を持っていないと、そもそも夢を叶えることはできませんからね。

そういうことを思って、自分も頑張りたいと思います(笑)

ー ありがとうございました。井形さんの「EC Boosterで地域を元気にしたぜ!」という話をお聞きすることを楽しみにしています!

そんな井形さんも登壇する、セミナーの様子はこちら。

workplus.feedforce.jp

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