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 総務省は2018年4月9日、同日発表の報道資料を通じて、BS放送局の設備改修(2018年4~5月実施)の影響に関する注意喚起を行った。

 この設備改修は、2018年12月1日の「新4K8K衛星放送」開始に向けたもので、6チャンネルが実施する。実施日時は、「BSジャパン」が4月16日(0時~6時)、「NHK(BSプレミアム)」が5月8日(0時~6時)、「ディズニー・チャンネル」と「BSアニマックス」が5月22日(0時~6時)、「スターチャンネル2」が5月28日(0時~8時)である。「スターチャンネル3」は5月27日(23時30分)から5月28日(8時)にわたって実施する。

BS放送局の設備改修の実施日時
(出所:総務省)
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 設備改修をするBSチャンネルについては、一時的にそのチャンネルの画面が表示されなくなることがあるという。総務省はそうした場合の解決策として、「BS放送が受信できる状態で設備改修のないチャンネルを選局した後、30秒以上視聴してから、元のBSチャンネルを選局する」ことを挙げている。

 作業実施日以降、予約していた番組が録画されない事象が発生する場合もあるという。この点について総務省は、「テレビやレコーダーのメーカーがホームページなどで発表する情報を参照のうえ、対処が必要な機種を使っている場合は機器ごとに予約の再設定などの対処を行ってほしい」としている。設備改修のないBSチャンネルや地上デジタル放送の予約録画には影響はない。

 BS放送局の設備改修の影響は、ケーブルテレビを利用してBSチャンネルを視聴している人も対象になる。総務省は、「具体的な対処の方法は同じ」「不明な点があったら、まずは加入しているケーブルテレビ事業者に問い合わせてほしい」との考え方を示している。

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