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英国の通信・放送関連規制当局Ofcom(オフコム、英国情報通信庁)は2018年4月5日、4G/5G向けに開催した周波数オークションの結果を自身のサイトで公表した(ニュースリリース)。今回対象となったのは、2.3GHzと3.4GHzの2つの周波数帯。2.3GHzは現在の携帯電話、スマートフォンでも利用可能な周波数帯であることから、4G通信時の容量改善が期待できる。3.4GHz は今後、5Gの主要周波数帯として使われる。
今回の競売には5社が参加し、下記のような結果となった。
- 英Airspan Spectrum Holdingsは周波数帯獲得ならず
- 英EEは3.4GHzの40MHzを3億259万2000ポンドで落札
- 英Hutchison 3G UK Holdingsは、3.4GHzの20MHzを1億5129万6000ポンドで落札
- スペインTelefónica 英国支社Telefónica UKは、2.3GHzの40MHzを2億589万6000ポンド、3.4GHzの40MHzを3億1772万ポンドで落札
- 英Vodafoneは3.4GHzの50MHzを3億7824万ポンドで落札
これらのオークション総額13億5574万4000ポンドは英国財務省の収入となる。
今後、各企業が獲得した周波数帯域の割り当て作業が速やかに行われ、数日のうちにライセンスが発行されて使用許可が下りる。Ofcomでは、これら作業が終わり次第、最終結果を公開するとしている。