週明けの東京株式市場は下落して始まりそうだ。米国時間の6日午後、ムニューシン米財務長官が中国との間で「貿易戦争になるリスクがある」と発言。これを受けダウ工業株30種平均は一時前日比760ドル超下落した。終値も572ドル安で、米中の貿易摩擦懸念がぶり返している。日経平均株価は短期的には2万1000円近辺まで下落するとの見方もある。
米株安を受け、大阪取引所の夜間取引で日経平均先物も2万1410円まで下落した。現物株の6日終値より150円超安い水準だ。
日本株の指標面での割安感は強まっているが、「貿易摩擦の展開を見極めるまで投資家は積極的に買いを入れにくい」(ニッセイ基礎研究所の井出真吾氏)局面が続きそうだ。