audio要素を紹介します【HTML5 実践編】
こんにちは、WEBマーケティング部の杉尾です。
今回と次回でaudio要素を紹介します。
audioタグとは
audioタグはHTML5から新しく追加された、音声メディアを再生するためのタグ要素です。
これにより、閲覧者の環境にプラグインがインストールされているかどうかを気にすることなく、Webサイトに音声プレイヤーを設置できるようになります。
説明不要でコードのみ欲しい方はこちらへ。ファイル形式はMP3(.mp3)とWAVE(.wav) です。
各ブラウザ、audio属性サポート状況
いつも通り、Web関係者ご用達のCan I useを見に行きます。
主要ブラウザの最新バージョンはaudio属性をサポートしています。
IE8以下に対応させなくてよい場合は、普通に使えるということですね。
ブラウザにより再生できる形式が違う
ブラウザにより再生できるフォーマットが違います。
音声ファイルの代表的なフォーマットとしては
『 AAC(.aac), MP3(.mp3), Vorbis(.ogg), WAVE(.wav) 』
があります。
再び、Web関係者ご用達のCan I useを見に行きます。
が、audioタグの対応状況はあれども、フォーマットについては記載がない…。
(探せばあるのかもしれませんが、僕は見つけられませんでした)
この際なので、検証がてら主要5ブラウザ(IE,Google Chrome,firefox,Safari,Opera)の最新バージョンで試してみました。
すると、MP3(.mp3)は全てのブラウザで再生可能でした。(Android,iOSも検証済み)
WAVE(.wav)もIE以外には対応していました。
その他は対応ブラウザが少ないので除外。
コード紹介
コードのみをシンプルに書くならこうなります。
1 | < audio src = "sample.mp3" ></ audio > |
で、 video属性と同じく、複数並べる場合は、こうです。
audioタグの中にsourceタグを入れて、音源を記述してください。
MP3 (.mp3)だけでも大丈夫だと思いますが、念のためWAVE (.wav)も並べる場合はコチラです。
音声ファイルを複数並べた場合、source要素を上から順番に見て対応しているフォーマットの音声を再生します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 | <!DOCTYPE html> < head > < meta charset = "UTF-8" > </ head > < body > < articles > < audio controls> < source src = "sample.mp3" > < source src = "sample.wav" > < p >ご利用のブラウザではこの音声を再生できません。</ p > </ audio > </ articles > </ body > </ html > |
controls属性を必ず入れてください。
controlsがない場合、何も表示されません。
【IE8にも対応のコードはこちらです】
audioタグに対応していないブラウザ用にはembed要素を付け加えてください。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 | <!DOCTYPE html> < head > < meta charset = "UTF-8" > </ head > < body > < articles > < audio controls width = "250px" height = "150px" > < source src = "sample.mp3" type = "audio/mp3" > < source src = "sample.wav" type = "audio/wav" > < embed src = "sample.wav" type = "audio/wav" width = "240" height = "50" autostart = "false" controller = "true" loop = "false" pluginspage = "http://www.apple.com/jp/quicktime/download/" > </ audio > </ articles > </ body > </ html > |
IE8対応用のデモはコチラです。
※audio属性に対応しているブラウザですと、embed要素は読み込まれません。
素材音源はコチラのものを使わせていただきました。ありがとうございました。
MP3を変換するのに使用したフリーツール、XMedia Recodeはこちらからダウンロードできます。
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/xmediarecode/
まとめ
今回は標準のコードを説明しました。
次回はaudio要素の属性を紹介したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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