ニュース
» 2018年04月08日 16時46分 公開
「聲の形」の聖地、岐阜県大垣市プロデュースのオリジナルアニメ公開 「おあむ物語」と現代を描く
三森すずこさんなどが声を担当。
[コンタケ,ねとらぼ]
アニメ「聲の形」のモデル地である岐阜県大垣市がプロデュースしたオリジナルアニメ、「おあむ物語 その夏、わたしが知ったこと」がYouTubeで公開されました。「おあむ物語」(※)をベースに、過去と現在の大垣の姿を描きます。
(※)「おあむ物語」は、西暦1600年に起こった関ケ原の戦いで、石田三成率いる西軍の本拠地となった大垣城の籠城戦を経験した老婆「おあむ」が語った追憶談を筆記したもの。籠城中のなまなましい様子が女性目線で記されており近世国語文献として貴重な資料である。
「おあむ物語」の「おあむ」目線での大垣と、現代の女子高校生「あん」目線での大垣を中心に、時間を超えて物語が進行。大垣の歴史と観光、2つの視点での大垣を知れます。
大垣市ではたらい船が人気なのですが、これはおあむがたらいに乗って落城する大垣城から逃げ延びたという逸話からきたもの。今回のアニメでは、おあむがたらいで逃げ延びるシーンと現代のたらい船、その両方の様子も描かれました。
アニメーションは原作、脚本を同市出身の中村航さんが担当。声優には三森すずこをはじめとする人気声優が出演しています。また同作品はYouTubeをはじめ、大垣観光協会が配布するステッカー、掲出されるポスターに付帯したAR機能を利用してスマートフォン等からも見られます。
大垣市ではこのアニメ公開をはじめ市制100周年事業として様々な催しものが行われる予定。近未来の同市を舞台にしたアニメーションのリリースも控えています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.