2012年11月 ハワイクルーズ
ハワイ4島めぐり
此度はハワイ4島めぐりをお世話して頂き誠にありがとうございました。
お約束通り今回の旅のブログを書いてみましたのでお受け取りください。
尚写真も沢山写してきましたのでその中から選んで添付させていただきました。将来沢山のIACEのお客様が私たちのブログをご覧になってクルーズに行って楽しみたいと思って下れば嬉しいです。
ハワイクルーズを選んだ理由
米国でたまたま私達の近所にお住まいのご夫婦がクルーズ好きで、毎年一度はカリブ海、アラスカ、ヨーロッパとクルーズを楽しんでいるのを見て、私達も一度は行ってみたいと家内と二人で話合っておりました。私達は米国生活が長かったのですが、あちらの人達は良くクルーズに出かけます。
日本ではまだそんなに人気があるタイプのバカンスとは思えませんが、今回ハワイクルーズに行ってみてこれから伸びる可能性は十分あると感じました。
どうしてハワイクルーズ?とよく聞かれましたが次の様な理由があげられます。
1.このクルーズは8日間、殆ど夜間に航海するので夕方港を出ると朝早く次の港の岸壁に停泊している。この為夜寝ている時に船が動くので、船酔いする事はめったに無いようだ。
これは自分達の意見になるが、このハワイクルーズは初めて船旅をする人で自分は船酔いで困るのではないかというような人にも向いている。
2.それと日中船室から見る景色は殆どピアーに停泊中のもので、ピアーの建物の屋根とか倉庫などしか見えなかった。船窓やバルコニーから水の上を動きながらハワイの島々を眺める機会は殆ど無い。船室の近くにはデッキがあり、夜間の航行中は真っ暗闇で船の外は何も見えない。
昼間はデッキからでも岸や海の風景が良く観られると考え、私達は窓やバルコニーの無い内側客室を予約したが、これは私達に取って当たりだった。
それに夜の船旅はシアターあり、バンドあり、ダンスあり、とアクティビティが盛りだくさん船室に籠っている時間など無かった。
3.さて、いざこの内側客室に案内されてみると、夫婦で過ごすには十分すぎるほどの部屋で、収納スペースも十分用意され、机、冷蔵庫、TVなどあり、バス、トイレ、シャワーも綺麗で大満足。プラス、内側のキャビンなので、二人で10万円前後のセービング。良い買い物をしたと嬉しくなった。
4.この船は8万トン、280メートル以上もの客船で13階建だ。
私達は素人の考えだったが、エンジン音のする五階以下のフローアをさけて、11階の船首に近い船室をお願いした。結果は11階前方の部屋で揺れも少なく、静かな部屋でとても過ごしやすかった。おまけに、廊下を少し歩いただけで、すぐ、空や海の見えるオープンスペースに出られた。
そこにはプールや、ジャクージー、オープンバー、バーベキューピットなど盛り沢山の活動の出来るスペースが用意されていて、大満足だった。
クルーズを予約するときにはどのフローアで前、中、後部の、どの辺にキャビンを取るというのも大切だと痛感した。
5.また、この同じ階の中部から船尾にかけて、この客船で一番大きくて人気のあるバイキング用のレストラン、アロハカフェーとイタリアンレストラン、リトル・イタリーがあり、下の階に移動する事なく食事をエンジョイ出来て良かった。
6.このノルーウエージャンのハワイクルーズに決めた最大の理由はこの会社が従来の伝統的な船旅に代わる新しいフリースタイルクルージングを導入しているからである。
このスタイルのクルージングでは、キャジュアルのスタイルで船旅が出来るようになっていることである。
たとえば、4つのレストラン以外では、T-シャツで食事に行けたし、船内を自由に歩いたりする事が出来た。数多く用意されていたレストランの一つでは上着は着ていたのだが、ネクタイを付けていなかったので、入れなかった事もあったが、近くに歓迎してくれたレストランがあったので、全然問題は無かった。
この船中では皆が格式ばった事も無く気軽に食べたいものを食し、着たいものを着て、履きたいものを履いて動き回るストレスフリーの快適な船旅は最も常夏の国といわれているハワイ旅行に向いていると思った。
7.私達夫婦は水曜日に成田からホノルルに到着し土曜日の出港の日までワイキキビーチ、アラモアナビーチとショッピングセンター、国際マーケットプレイス、ラニカイビーチ、カイルアビーチ、とショッピングやビーチ回りを楽しんだ。ホノルルの海から注ぐ風は柔らかく和やかで、日本では冬の初めで寒いのに、あそこでは、半そでのシャツや半パンツを着用出来たし、真冬の日本からやって来た私達に取っては天国だった。
8.日本からの観光客は想像以上でその数が毎日新聞に出ているがその日も4千三百人以上が来日したと報道されていた。
どこを向いても日本人が歩いているようで時々、本当にハワイなのかなどと感じた。
9.このクルーズで日中は訪れた島々の港に停泊しているので、船客達はその島で下船し朝から出港する1時間前の夕方まで自由に観光する事が出来る。
船会社は訪れる島々でバスを用意して船客の観光のサービスをしてくれた日もあった。
船客達はそれぞれ自分達の希望するコースを乗船した後購入するのだが、人気のあるコースは満員になる事もありインターネットやホノルルのホテルの中にあるノルエウエージャンクルーズ社の支店などで購入する事ができる。私達はホノルルのホテルで前もってエクスカージョン・ツアー券を購入した。
インターネットは5%の割引があるが、それで購入しなかったのはホテルの係員から事情やツアーの説明を聞いてから決めたいと思ったからだ。
第一日(土曜日)
オアフ島ホノルル港、アロハタワー埠頭、乗船後、夕方、出港、プールサイドのバンドが賑やかに色々な音楽を奏でる中、夕暮れのポートホノルルを後にした。私達のクルーズ船、プライドオブアメリカ号は沢山のホテルの窓からの光でホノルルの長いビーチを美しく飾って海側から眺められるオワフ島を騒ぎながら離れていった。私達はこんな大きな船に乗ったのは生まれてはじめてなので、最初の夜は船内をくまなく散歩しながら隅々までみて回った。
とにかくレストランが多く用意されているのには驚いた。その中には格式のあるようなハイクラスのお食事処とか、日本のお寿司屋さん、鉄板焼き屋さんなども含まれていた。私たちの船室のあるバイキングのレストランでアロハカフェーというのを発見、早速そこで好きなものを取って最初のディナーとした。
第二日(日曜日)
マウイ島カフルイ港、この島の代表的なオプショナル・ツアーには日の出と夕日を楽しむ二通りのハレアカラ火山バスツアーがある。
私達は朝寝坊型で早朝は無理なので、雲の上から日の沈んでいく光景を見るサンセット・ツアーを選んだ。午後3時ごろ船内の劇場で集合し、カフルイ港前広場に待っていたバスに乗り込んだ。
バスはすぐ西マウイの町を通り、牧場の風景を眺めながらハレアカラ国立公園へ。
バスは海抜3,055メートルまで我々を載せて走り、雲が眼下に続くような眺めと様々な高山植物の間を走り、私達はその絶景の素晴らしさに興奮していた。
ガイドは運転をしながら英語で冗談を交えながら面白く説明していたがツアーによっては日本語を話すガイドもいる。乗客はハレアカラ火山の頂上の駐車場で下車し、あたりを眺めるとそこにはあたかも火星の地表のような草木の無い鉄分や様々なミネラルの含まれた砂丘や岩石の小高い丘などが目に入った。
その時、大勢の人たちが歓声を上げていたので、そちらを振り返ると今まさに西空に海のように広がっている雲のかなたに夕日が沈んで行くところであった。三千メートルの雲の上から夕日をみるのは私達生まれて初めての経験であった。
このハレアカラ国立公園のバスツアーはお勧めだ。
第三日(月曜日)
船はマウイ島に二泊なので今日カフルイの波止場に午後6時まで繋がれたままだ。朝、船室のメードさんがこの波止場の近くに海カメのいるところがあるよと教えてくれたので行ってみる事にした。そこは波止場から歩いて行けるところで、防波堤の先のカフルイビーチの近くだった。
防波堤の近くを歩いている人に尋ねてみると、そのへんをねぐらにしている12匹以上の海カメがいるのだと教えられた。
行ってみると目の前を大きな海カメが3,4匹群れになって泳いでいた。アクアカラーの綺麗な海の波間の中に見え隠れしているカメを見て常夏のマウイ島を心行くまでエンジョイした。しばらくカフルイビーチで過ごした後船にもどり、ジムで運動したり、トラックとして使える甲板で歩いたり走ったりしてみた。またこの日は11階にあるプールやジャクジーで遊んだりゆっくりリラックスした船旅を満喫した。
第四日(火曜日)
ハワイ島ヒロ港。この島はハワイ列島の中でも一番大きな島でヒロは島の東側にあり雨の多い地域である。この島で私達はオプショナル・ツアーのキラウエア火山国立公園見学に行った。ここは活火山であちこちからけむりが立っていた。
熱い地熱の場所などがあったので、日本では温泉卵を作るんだよ、ここでも旅行者達に作って売ったら良いと提案したのだが、実際に食べさせてみないと良く解らなかったようだった。とにかくスケールが大きい所とトロピカルな環境で、日本の火山をみるのとはまた違った興味ある体験をした。
第五日(水曜日)
ハワイ島西部のコナ港で朝下船し、オプショナル・ツアー歴史の町コナ見学に参加、世界的に有名なコナコヒー工場見学、これは家内がおいしいコーヒーにクレイジーなので、彼女は大満足だった。私はマカデミアンナッツなどに舌づつみを打って楽しんだ。
その後、ツアーの一部で歴史のある原住民の住んでいた国立歴史公園など見学、いかにもポリネシア風の生活様式をパークレンジャーから説明されて学んだ。
このハワイクルーズではほとんどの島でオプショナル・ツアーに参加したので、二人でそれぞれの町を散策する時間がなかったのではあるが、でもそれはまたこの島々を訪問しようという希望を湧き立たせる理由にもなった。
第六日(木曜日)
カウアイ島ナウィリウィリ港、この島には小さい頃米国から日本の中学校に留学していた同級生がハワイの奥さんとこの島に住んでいるので半日島を車で案内してくれた。太平洋のグランドキャニオンとして知られるワイメアキャニオン、サトウキビ畑、トロピカルフラワーが咲いているコロア地域、切り立った山々の壁が波の様になっている色彩豊かな渓谷を眺めたり、島独自の景色を堪能した。ランチは彼がラワイビーチ・リゾートのレストランで、トロピカルな料理をご馳走してくれた。午後は、オプショナルツアーのルゥアウ・カラマクに参加。豚の丸焼きのバイキング、フラダンス、火玉ダンス、その他いろいろのショーを見て夜暗くなって港に停泊していた船に戻ってきた。このツアーは私たちが期待していた砂浜でバナナの葉などに焼き豚をうずめて料理してくれるようなルゥアウとは少し違っていて、ハワイやポリネシアのダンス、ドラマとかステージショーが中心のツアーでした。そしてかぶりつきのテーブルはプレミアムで20ドルほど別に払いました。このツアーはあまりお勧めできません。
第七日(金曜日)
カウアイ島ナウィリウィリを出港、この島は映画のジェラッシックパークで有名になった島でその面影は十分にあった。
この船旅は、私達にとってハワイはもっともっと色々な所を訪れて楽しむ事が出来るし、もっともっと沢山のアクティビティに参加してエンジョイできると強く感じた。
船は午後二時に出港したので、デッキから島や港の眺めをしばらく楽しむ事ができた。夕方は島々を横にみながらセイルしたので、美しい夕日をエンジョイしながら、レストランでディナーを頂いた。その夜はこの船旅の最後の夜を6階にある劇場でショーをみたりして楽しく過ごした。
第八日(土曜日)
オアフ島ホノルル港到着、下船、朝は客室係員やみんなが慌ただしく下船の準備を始めた。午後には新しいクルーズが始まり、新乗客も乗船してくるので忙しくなっていた。
チェックアウトはチップなどすでに前もってチャージされており、それ以外にはレストランなどではそのたびに適当にチップを払っていたので簡単に出来た。
私達も荷物をまとめ、ホテルの様に、チェックアウトを簡単に済ませ、下船する事ができた。
そんな訳で無事素晴らしい船旅を終わる事が出来ました。皆さんのご協力を心から感謝いたします。ハワイ4島は素晴らしかったので、また行こう!!
Spencer and Yuriko Sakai
Sayama-Shi, Saitama-Ken, Japan