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ライブダンジョン! 作者:dy冷凍

第六章

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「やっと無限の輪も挑むのか」
「今回も初見突破狙いみたいで、準備してたみたいだしなー。流石に無理だと思うけど」


 九十階層には最初にアルドレットクロウが挑み、試行錯誤を重ねた現在はタンク1アタッカー2ヒーラー2の構成で挑んでいる。しかし今のところは新しい装備や魔道具などを試しているため、攻略の方はそこまで進んでいない。

 そしてシルバービーストも二週間の間にコツコツと階層更新してきていて、先日九十階層に挑んでいた。ただ初見突破は出来なかったものの、装備も良く連携も上手くいっていたのでアルドレットクロウとも良い勝負が出来るのではないかと噂されていた。


「メンバーは……まぁ無難か? ハンナだけ安定感ない気がするけど」
「確かに冬将軍相手だと飛べなかったから厳しそうだったけど、今回は飛べるし避けタンクの中じゃ一番だぞ? それに魔流の拳だって使えるし、九十階層主とも相性良さそうだしな」
「リーレイアも無難だよなー。普通に強いし」
「私はアーミラでも良かったと思うけど。最近かなり伸びてきてるじゃない?」
「でも龍化結びディニエルに使えないんなら、誰にでも精霊契約出来るリーレイアでしょ」


 努の選出したPTについてあれこれ議論を交わしている迷宮マニアたちの隣では、神のダンジョンに出現するモンスターに興味のある者たちも議論していた。そこではアルドレットクロウの鑑定スキル持ちの探索者によって名前が判明した、成れの果てについて話されていた。


「シルバービーストはそこそこ魅せてくれたのだから、無限の輪にも少しは頑張ってほしいものだね」
「とはいえ、あそこは今までアルドレットクロウの後追いしかしていないのだろう? シルバービーストの方が最前線を走る気概は感じられるし、過度な期待は禁物だよ」
「全く、ここ最近は動きがなくつまらないからね。アルドレットクロウもだらしがない。少しは頑張ってほしいものだ」


 モンスターマニアたちは基本的に探索者のことを引き立て役として見る傾向があるため、その口調も些か厳しい。それに神台の第三者視点だと成れの果ての全体攻撃もはっきりと見えるため、その場の一人称で戦っている探索者が何故最適な動きをしないのかと残念がる者が多い。他にも暗黙や石化のことも実際のところは彼らにわからずあくまで他人事なので、大分好き勝手言っていた。


「今回は流石にツトムへ賭ける奴は少ねぇな」
「このままじゃ賭けが成立するかも怪しいぞ。ツトムのファンには頼れねぇし、エイミーとかのファン引き入れてこい。少しはマシになるだろ」


 観衆たちも先日のシルバービーストに続いて無限の輪が九十階層へ挑むという情報を聞いて、神台周りでは努の生死についての賭けがまた話題になっていた。ただアルドレットクロウもまだ突破の目処すら立っていない現状では無限の輪も全滅するという予想が大半で、賭けが成立するか怪しかったので仕切っている者たちは奔走して回っていた。

 それに迷宮マニアや観衆だけでなく、探索者たちの方でも色々と動きがあった。


「明日は休んで無限の輪の神台を見ようと思います。よろしいですか?」


 今まで努のことを見ていたとはいえ、ダンジョン攻略や自分の成長を優先していたステファニー。だが彼女は全滅してギルドに帰り報告を聞くとルークにそう宣言した。その宣言にPTメンバーたちは驚いた顔をしていたが、特に異論も出ることなく了承された。


「私たちも休みますよね?」
「あぁ。無限の輪は初めて潜るんだし、一番台に映してやりたいしな。それに今回は賭けも盛り上がるだろ。俺もいっちょ賭けるぜ」
「ツトムに賭けるの?」
「さてな。今回ばかりはわからんだろ。アルドレットクロウも大分手間取ってるみてぇだし、あれはキツくねぇか? 賭けもツトムが死ぬばっかだぞ」
「なら私はツトムに賭けるよ! 逆張りで勝ったら儲けられるし、負けたらツトムを責められるからどちらにせよ美味しいし!」


 シルバービーストも九十階層へ挑む無限の輪に一番台を譲りたかったし、努が死ぬか死なないかの賭けも今回は盛り上がりそうだったのでミシルは賛成した。そしてロレーナは兎耳を片方折りながら元気よく宣言して、意気揚々とギルド銀行へG(ゴールド)を引き出しに向かっていった。それからロレーナが多額のGを賭けに出したことによって、賭博場は大分盛り上がりを見せていた。


「ふふふ、ついにあのツトムが私に頭を下げる日が来るわよ。楽しみね」
「……あのツトムという割には、アルマも性格悪いのです」
「あら、少し前のユニスなら嬉々としていたでしょうに。いつからそんなにしおらしくなってしまったのかしらね?」
「う、うるさいのです」


 努が話した黒杖についての見解を後で知ったアルマは嬉しそうに笑い、ユニスはそんな彼女に指摘されて誤魔化すようにそっぽを向いていた。そして紅魔団と金色の調べも今回は参考にするため無限の輪の九十階層初挑戦を観戦することになり、他の中堅クランやその下の初心者探索者なども賭けのこともあって注目していた。最近探索者になれた孤児たちも噂になっている努のことを聞いて、ギルドで見てみようと話し合っていた。


「すごい騒ぎになってるねぇ?」


 大分話題になって注目されている無限の輪の九十階層初進出。森の薬屋のカウンターにある座椅子に寄りかかっているお婆さんは、新聞でも一面に飾られている記事を前にいる男に見せた。すると彼は下らなそうに鼻を鳴らした。


「自分の生き死にで盛り上がられるのは、正直不快ですけどね」
「しょうがないさね。ツトムが何回かダンジョンで死ねば収まるんだろうけど、それは嫌なんだろう? なら諦めるこった」
「はぁ……。それで、出来たんですか?」
「あぁ、これだよ」


 そんな状況の中、明日に備えて森の薬屋に来ていた努がそう言うとお婆さんは灰色の薬品をカウンターに置いた。それはお婆さん曰く石化状態を解けるかもしれないという、非常に珍しいポーションだった。

 今在アルドレットクロウの専属研究者が暗黙や石化状態を解くポーションを開発しようとしているが、今のところは上手くいっていない。しかしお婆さんは石化状態に関してだけいえば数百年前に経験していた。

 バジリスクという今は絶滅しているモンスターは目を合わせた生き物をみるみるうちに石化させてしまい、そのせいで多種族の村が次々と壊滅する事件が起きた。そんなバジリスク討伐作戦にお婆さんも参加し、その時に石化を解除出来るポーションを現場で作成したという。

 ただそのポーションには色々と面倒な素材を使うらしく、流通ルートが確立されていないものばかりなので量産はとても出来ないようだった。


「弟子に聞いた話じゃ、灰を飲んでいるような味だそうだよ」
「見た目通りですね」
「液体ではありますが大分粉っぽいので、飲む際は出来るだけ唾液を溜めておかないと確実にむせますから気を付けて下さい。可能なら水と一緒に飲んだ方がいいです」
「わかりました」


 森の薬屋で今もポーション技術を学んでいるエルフの女性は、もう見たくもないと言いたそうな顔でその灰色ポーションについて説明していた。そんな彼女の説明を苦笑いで聞きながらポーションをマジックバッグに仕舞う。


「それにもしかしたら毒と同じで、石化にも種類があるかもしれない。もしそうなら効き目はないだろうから、過信はしないようにねぇ」
「えぇ。お守り程度に考えておきます」
「あまり無理はしないようにしなさいな。八十九階層まで死んだところを誰にも見られてないってだけでも、凄いことさね。記録を守ろうと意地になるのも馬鹿らしいよ」
「そうですね。無難にやってきますよ」
「……ひっひっひ、無難にやるような目には見えないがね」


 軽く引き笑いしたお婆さんに手を振り、努は目立たないようにフードを被って森の薬屋を出ていった。


 ▽▽


 不気味な赤月が浮かんでいる八十九階層。そこで九十階層への黒門を発見した無限の輪の一軍PTは、各々体力や精神力が回復するまで黒門の前で待機していた。その時間は二週間練習した成れの果てへの対策についての確認に使われた。


「慣れるまでは出来る限り僕が指示するし、何なら近くにいても構わない。特にハンナはね」
「わかってるっすよ」


 薄くひらひらとした天の羽衣を着ているハンナは若干拗ねながらも頷いた。ハンナ以外は無限の輪の中でも賢い者たちなので、成れの果てに関する情報と対策は頭に入っているので慣れさえすれば問題ないだろう。


「よし、それじゃあ行こうか」
「……何だか緊張感がないですね? 今回は、凄い注目されてるのに」
「ダリル、周りを見てみなよ」


 今回の九十階層初進出については相当話題になっているため、それを知っているダリルはかなり緊張している様子だった。そんな彼に努は他のPTメンバーを指差した。


「ん? なんっすか?」


 ハンナも意外と緊張するタイプでもあるが、今回は一軍に選ばれて戦える喜びの方が大きいのか今はうずうずとした様子だった。そして努とダリルに見られているのがわかると、どうかしたのかと首を傾げた。


「んふふふっ、アーミラ。悔しいでしょうねぇ。同期の中で唯一、一軍から外れているのですから。あぁ、どんな顔をして今この神台を見ているのでしょうか」


 リーレイアは完全に自分の世界に入って今も不敵な笑みを浮かべている。以前の常識人のようなイメージは既に崩れていて、緊張感のかけらもなかった。


「耳触らせて」
「嫌です」


 そしてディニエルも平常運転だ。そんな三人の様子に気付いたダリルはディニエルの提案を跳ね除けて思わずため息をついた。それからもじりじりと近づいてくるディニエルを警戒しているダリルを見て、努は白い杖で地面を突いた。


「それじゃ、行くよ。みんな」
「ほら、ディニエルさん。出発ですよ」
「けち」
「おーっす!」
「遂にですか。んふふふ」


 そんな四人を連れて努は黒門を開き、ダリルとハンナを入らせた後に自分も続いた。

 黒門を潜った先の足場は、まるで夜明け前のように薄く発光している。そして上空は深夜のように暗い。そんな漆黒の上空から灰色の塊がゆっくりと降りてくる。


「コンバットクライ!」


 するとダリルだけは地面に舞い降りた灰色の塊に向かって重鎧を揺らし硬質な音を立てて走りながら、赤い闘気を放ってヘイトを取る。


「プロテク、ヘイスト、フライ」


 コンバットクライを受けた灰色の塊が翼を広げるようにして立ち上がったところで、努はダリルに支援スキルを飛ばして付与する。そして近くにいるハンナとリーレイアにもヘイストを付与し、ディニエルには付与せず卵から孵化するように姿を現した成れの果てを見つめた。

 全長は冬将軍よりも大きい程度で、八メートル程度だろうか。全体的に灰を被ったような色をしていて今も粉が舞い落ちている。元は大天使なので性別は女性と定義されているが、痩せこけた亡者のような顔を見てそうは思えないだろう。

 そんな成れの果ては目を合わせないように顔を下向かせながら向かってくるダリルを見ると、金切り声を上げた。


「キヤアァアアァアアアアアア!!」
「全体攻撃1!」


 初めに毎回行われる固定の全体攻撃は上空から網目状の光線が放たれるので、全員真っ黒な空を見上げて避けられる位置を確認して動き出す。すると努は所定の位置に歩いて移動した後に指示する。


「避けられる位置まで移動いたら地面見て! もしあったらその場で待機して手を挙げて! メディックで治すから!」


 まるで雷のように上空から放たれる光線を前に努は拡声器を持ってダリルに伝えながら、薄白い床を見て黒くなっている場所を確認する。そして上空からの光線が止んだ直後、黒くなっていた場所から黒煙が吹き上がった。

 当たると暗黙状態になってしまうその全体攻撃は場所が不規則なため、運が悪いと避けられない場合がある。一応フライでそのまま上空へ上がれば避けられる可能性はあるが、もし浮いたまま食らってしまった場合は致命的になるのであまりやらない方がいい。

 今回は運よく暗黙状態になってしまったものがいなかったので、努はヘイトを稼いだダリルに浮いたまま近づき始めた成れの果てを見ながら、ディニエルとリーレイアに攻撃するよう手で指示をする。するとディニエルは矢を番え、リーレイアは全体攻撃中に契約していたシルフと共に成れの果てへと近づいていく。


「ハンナは今の内二成れの果ての動きを見ておいて」
「わかったっす」


 ハンナはカツカツと籠手を軽く打ち鳴らしながら、異様に長く伸びている鋭い爪でダリルを切り裂こうとしている成れの果てをじっと見つめ始める。ダリルはその攻撃を大盾で防ぎつつ、更に視界も出来る限り塞いで目を見ないようにしていた。


「パワーアロー」


 そしてディニエルの放った矢が第一撃となり、成れの果てとの戦闘が始まった。
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