キーエンス出身社長が語る。今学生が営業をするべき3つの理由 〈インタビューコラム〉
現在、政府が主導で進める働き方改革や女性の社会進出などにより、日本の雇用情勢は変化していこうとしています。これらの活動の一環として、新卒一括採用などの採用形態も変化の兆しを見しており、学生側も就職活動に対する考え方を見直す必要があるかもしれません。
そんな中、最近は学生起業やビジネスコンテストなど、大学生のうちからビジネスに触れる機会が多くなったように思います。これからの社会には、学生時代のビジネス経験が求められているのかもしれません。しかし、ここで疑問が生まれます。そもそもなぜ「ビジネス」を学生時代に経験することが重要なのでしょうか?
そこで、今回は、学生時代に営業を経験し現在は人材育成に取り組んでいる株式会社Cultiate代表取締役大久保友貴さんにお話を伺いました。
大久保友貴 / 株式会社Cultiate代表取締役
同志社大学法学部卒。学生時代は株式の運用や外国為替取引などを行いながら営業にも取り組み、卒業後は株式会社キーエンスに就職。株式会社キーエンスを退社後、独立。誰もが「明日が楽しみ!!」と思える社会を目指し、株式会社Cultiateを創業。若者の育成に取り組む。
1. 自分が本当にやりたいことを見つけることができる
学生時代にビジネスに触れておく必要がある理由として、1番にあげられるのは「自分の本当にやりたいことを見つける手段になる」ということですね。言い換えると、将来についての考え方です。ビジネスに触れることで、キャリアについてや、自分が今後なにをしていきたいかを考えることができるようになります。
現状、多くの学生が就職活動を始めてから、いざどこの業界で何がしたいのかを考え始めることが多いのではないでしょうか。しかし、残念ですが、今まで自分のキャリアについて考えてこなかった学生が急に自分のやりたいことを見つけるのはすごく難しい。きちんと自己分析ができていないために行き当たりばったりの会社に就職することになってしまいます。それではきっと人生面白くないですよね。
どのような人生が面白いのかは、人それぞれです。私の場合は、夢とかビジョンは全く持っていませんが、ただ明日が楽しみであり続けたいと思っています。「楽しみ」と言っても、自分にとっての楽しさがどういうものかはその人の価値観によってそれぞれ違いますよね?だからこそ、学生のうちからビジネスに触れることで、自分の本当にやりたいこと、価値観を見つける努力が必要だと思います。価値観は人それぞれなのに、自分の価値観がわからないせいで自分にあった企業を選べない学生が多いのはすごくもったいない。自分のキャリア・価値観と正面から向き合うためにも、学生のうちからビジネスに触れておくことは重要なのです。
2. 「当たり前」の基準があがる
キャリアを積み上げていく上で、自分が「選ぶ側」の人間でいることが重要だと考えます。それは、就活をする上でたくさんの内定をもらうというだけではありません。
例えば、行きたいときに海外旅行に行こうとすれば、お金がないと難しいですよね?そういった選択の自由さを持つほうが、きっと人生も楽しいと思うんです。ただ、そのためには自分の利用価値を上げていく必要があります。なので、社会に入ってから他の人と同じようにスタートするよりも、時間がある学生のうちに自己投資をすることで自分の価値を高める方が効率がいい。
その中でも私は、「営業」をオススメします。ビジネスの最前線で活動する営業職では、「どうやったら顧客を獲得できるのか」「そのためにはどんな準備が必要なのか」など様々なことを考えていかなければいけません。多くの試行錯誤を繰り返していく中で、自分の中の当たり前の基準を上げていくことが成長だと私は考えます。ですので、そういう環境に身を置くことはすごく大切です。
大学生の間は遊んでいて、社会に出てから頑張りだす人は、もうそのレベルはできている人と比べたら、出世のスピードも変わりますし、持っている人脈も違うと思います。だからこそ学生のうちから当たり前のレベルを高くしていくことが重要になってくるんです。例えば、返信を早くするだとか、エクセルを使えるようにするだとか、本を読むとかでもいいと思いますけど、それって今の学生にとって結構当たり前ではないことです。学生のうちにそういったことが当たり前にできるようになっていれば強いんじゃないかなと。
3. もっている「時間」は変えられなくても「お金」は変えられる
社会人はお金はあるけど時間がない、学生は時間はあるけどお金がない。でも、自分が持っている時間はどれだけ頑張っても変えることはできないけれど、お金は本気を出せば稼ぐことができると思います。そういう意味で、営業は一番手っ取り早くお金を稼ぐことができるようになる方法の一つです。学生時代の時間を有効活用するためにも、お金は稼げるようになったほうがいいと思います。
長期の海外旅行は学生のうちしか行けないですし、パソコンだって性能がいい方がいいですよね。一時間の価値っていうのは、800円とか1000円とかじゃないと思うんですよ。結果に対して報酬をもらって、経験を買ってほしいなと思っています。時給制のアルバイトは、頑張っていてもサボっていても基本的に報酬は変わらない、ある意味思考停止状態ですから。
今遊ぶのか、5年後10年後に遊ぶのか
学生時代での自己投資が、5年後10年後の人生を必ず変えます。やりたいこととかこうなりたいというものがあるのであれば、それに向けて学生のうちから具体的な努力をしていくことが重要です。学生の時間があるうちに自己投資をしておかないと、社会に出てからはなかなか時間をとれません。学生の間に遊ぶのか、それとも5年後10年後にずっと遊べるように今努力するのか、どちらのほうが自分にとって良いのかをもう一度考えてみて欲しいです。
最後に
『自ら選択し、キャリアを形成できる人間に』
代表の大久保は学生時代から営業として活躍し、同志社大学を卒業した後に新卒でキーエンスに入社。その後、"若者の可能性が無限に広がる社会を創りたい"という想いで、2015年9月に株式会社Cultiateを創業しました。
現在は、学生だけでなんと50名を超える大きな組織となり、全国で活動を展開しています。
組織の中心になっているのは学生たちであり、学年問わず、各拠点のリーダーを任されているメンバーや経営に携わっているメンバーも少なくありません。
みなさんは、「今遊ぶのか、5年後10年後に遊ぶのか」を考えたことはあるでしょうか。下記は、学生時代から自分自身も営業として活躍していた代表の大久保からのメッセージです。
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学生時代での自己投資が、5年後10年後の人生を必ず変えます。やりたいこととかこうなりたいというものがあるのであれば、それに向けて学生のうちから具体的な努力をしていくことが重要です。学生の時間があるうちに自己投資をしておかないと、社会に出てからはなかなか時間をとれません。学生の間に遊ぶのか、それとも5年後10年後にずっと遊べるように今努力するのか、どちらのほうが自分にとって良いのかをもう一度考えてみて欲しいです。
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