ぼーる丸の部屋

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ぼーる丸の部屋

絵描き歴約10年の私が考えた、独学で絵が上手くなる方法!

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どうも、バーチャルブロガーのぼーる丸です。

 

みんなあああああああああああああああ!!!!!!!!!

絵が上手くなりてえかああああああああああああああああああああ!?!??!?

 

私も上手くなりてえええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!

 

…えー、というわけでですね。

今回は冷静に、絵が上手くなる方法をお教えしていきたいと思います。

※この記事は定期的にリライトする予定です。

※この記事は初心者向けの記事です。ただそれ意外の人も楽しめるように作りました!

※この記事は10,000文字OVERです。お時間があるときにどうぞ。

まずはですね、私がどれぐらいの画力かについてはこちらの記事からどうぞ。

www.ballmaru.com

記事を読むのがめんどくさい人向けに要約すると

  • 高2の時点では棒人間しか描けなかったが、今では全身を色んなポーズで描ける
  • 完全独学(絵画教室や美大などは行ってない)
  • 絵を描くのは平均週1ペース
  • 本気で絵の練習を始めてから、絵描き歴約10年
  • その間にも、システムエンジニアになったりDTMerになったりと併行していた

 

当方、神絵師というわけではないのですが…

 

それでも、

私くらいの画力までは最速で追いつける方法ならお教えできると思います!

歳をとってから絵を描くのは大変

ネット上では絵が上手い人がうようよ居るように見えるので、

歳をとってから絵を描こうとすると、嫌でも比べたくなります。

 

そして、他の人と比べると自分の絵は下手で描くのが苦痛だ…という気分になり、

諦めてしまうパターンが多いです。

 

私は成人する直前から始めたので、

「結構歳だけど現時点では絵が描けない!」

という人目線でお教えできる自信があります!

 

もちろん、

途中で絵を描くことを諦めないメンタルになれるようなマインドセット

も含めて全部ここに書きます!

絵が描けるようになることのメリット

まず、絵が描けると色々と良いことがあります!

  • 好きなキャラクターのファンアート・ストーリーが作れる!
  • ネットで公開すれば、色んな人から褒めてもらえる!
  • イラストが必要になったら、自分で調達できる!
  • オリジナルのキャラクターが作れる!
  • バーチャルユーチューバーのファンアートを描いて、本人に見てもらえる!
  • 単純に描いてて楽しい!完成した絵を見て楽しい!ストレス発散になる!

どれをとっても最高ですね。

 

割とマジで、

絵を完成させるのに時間が掛かって大変

というところ以外はメリットしかありません!

用意するもの

まずは環境導入から!(持ってる人はスキップしてください!)

 

正直に言います。

最速で画力を上げたいなら、初期費用は必要です。

ただ、必要最低限のものだけお教えします。

 

必要なものは下記の通り。

  • PC
  • ペンタブ
  • イラストソフト

これだけあれば、とりあえずは描けます!

PC

最近はスマホだけで済ませてて、PCを持ってないという方もいらっしゃるみたいなので一応…

OSはWindows、Macどちらでも良いです。

 

昔はクリエイターならMacとか言われてましたが、今はどっちでも良いです。 

スペックも、今ならなんでもいいです。

 

昔は低スペだと描くときカクついていたのですが、

今なら安いのでも全然動きます。

 

イラスト用にお高いPCを勧めているサイトもありますが、

あれはもう情報が古いです。

 

ですが、3DとかゲームとかVRをやるなら高スペPCを買いましょう!

ペンタブ

デジタルイラストを描くなら、

まずはペンタブを買ってから絵の練習を始めることをオススメします。

 

何故、まずはペンタブなのか。

 

紙に描くときの描き心地と、

ペンタブで描くときの描き心地が

全然違うからです!

 

よく見かけるのはこういう人!

「私はまだ絵が下手だから!紙で練習して上手くなったら!ペンタブ買う!」

 

アカン!それアカン!

 

デジタルイラストを描くなら絶対ペンタブを最初から使って慣れておくべし!

 

何故なら、紙とペンタブじゃ0からやり直しレベルで描き心地が違うからです!

 

なので、ペンタブ移行時モチベ減退に繋がります!

それなら下手なうちにペンタブに慣れておいて

慣れると共に絵も上手くなるのが理想的!

 

初手ペンタブ購入!覚えといてください!

私もほぼペンタブでしか絵を描いてませんでしたからね!

 

ペンタブは、最初はお安いやつで良いです!

画力向上と共に、グレードアップしていきましょう!

私は結局ペンタブを3枚くらい買い直しましたね~

Wacom Intuos Draw(約7,000円)

こちらは旧モデルですが、お手頃価格!

Wacom Intuos small(約9,000円)

Wacom最新モデルで一番安いのはこちら!

Wacom Intuos Large(約45,000円)

ちなみに最初から全力でいきたい方は、Largeをオススメします!

大は小を兼ねるって言うからね!

私も液タブの前はLargeを使ってました!

 

ただ、最近はWacom1強ってわけでもありません。

最近のWacomはドライバがイマイチだったり、

Wacom以外でもペンタブや液タブを販売するメーカーが現れたからです!

 

有名どころだと、XP-PenとかHuionなど。

海外メーカーなんですが、最近は品質が日本製に追いついてきています。

XP-Pen(約6,000円)
Huion(約6,500円)

海外製なので、値段もお手頃。

 

ただ、あんまりおすすめはしません。

壊れやすい可能性もありますからね…

(Wacom以外の製品を買って1年でぶち壊れた経験あり)

 

液晶タブレットというものもあるんですけど、そちらは現在少し複雑な状況になっているので、また別の機会に!

イラストソフト

有償のお絵かきソフトなら、CLIP STUDIO(以降クリスタ)一択。以上。

SAIも良いんですけど、個人で作っているのでいかんせん開発スピードが遅いです…

フリーならFire Alpacaとかメディバンとかその辺使うヨロシ。

 

もう長年クリスタでしか描いておりません。

クリスタと一体化しそうなくらいです。ウオオ…!(取り込まれる音)

 

当ブログでも、

クリスタ関係の記事をメインに紹介していこうと思うので、

是非クリスタっていきましょう!

 

何故、クリスタが良いのか

  • 色んなペン、ブラシ、テクスチャなどが簡単にダウンロードできる!
  • 一番利用者が多いので、比例して情報も多い!
  • 3DモデルもDLでき下絵として活用できる!
  • POSE STUDIOなどの付属ソフトが優秀!
  • 漫画やアニメ制作向けの機能がある!
  • 更新頻度が高く、機能追加がされることも!

 

CLIP STUDIO PAINT PRO(約5,000円)

とりあえず、絵を描くだけならこちら。

上位版と比べても、特に不自由しないです。

 

ちなみに、

このグレードならペンタブ買うだけで2年間無料で使えるおまけがついてきたりするので、

ペンタブ持ってない方は買うのは待っただよ!

px.a8.net

CLIP STUIDO PAINT EX(約23,000円)

なんか漫画とかアニメとか描くならこっちが良いらしいんですけど

私は正直全然使いこなせてません。

絵を描くだけならPROで十分。

必要だと思ったら買いましょう!

px.a8.net

素人を絵描きに変えるマインドセット

道具が揃ったら、あとはメンタル面です。

いわば精神面。これが本当に大事です。

 

マインドセットって何?という方のために引用!

マインドセットとは、考え方の基本的な枠組みのこと。

組織に対してだけでなく、個人に対しても用いられる。

 

また個人においては、マインドセットは職務に必要な知識や技能を明確に意味づけるのに役立つ。

同じ知識や技能を学ぶにしても、その意味や目的を意識するのとしないのとでは、結果に大きな違いが出ることがある。

マインドセット(まいんどせっと)とは - コトバンク

自分の絵が下手だと思っても諦めるな!

ある程度、年をとっていて

絵が下手な状態で絵を描き始めると

何度も辞めたくなります。

 

ほとんどの人が、

「下手やん!!!!!下手やん我!!!!!」

「なんか自分が描いてるキャラ、全然可愛くない…萌えへん…」

って思います。

 

私もそれで何度辞めそうになったことか。

 

だって数時間かけて頑張って描いて完成した絵がゴミなんですから…

これに時間かけるくらいなら他のことやってた方がいいやってなります。

 

正直言って苦痛そのものです。もはや修行です。

滝に打たれるだけで絵が上手くなるなら、滝を選ぶくらいには苦痛です。

 

でも諦めませんでした。

 

10年後はきっと神絵師になれると信じていたからです。

なんでも、10年も続ければプロになれるはずです。

少なくとも、やってない人よりは上手くなれます。

 

私は割とマジで、

狂信者のようにそれだけを信じて描き続けました。

それだけが唯一の光だったから。

 

精神論じゃねーか!とか思われるかもしれませんが、

意外と大事です。

 

希望があるか、ないか。

出口があるか、ないか。

救いがあるか、ないか。

 

それが「ある」だけで、前に進める。

真っ暗な闇の中でも、走り続けることができます。

 

疑わずに、信じ続けられる心を持ちましょう。

 

そういった意味で、疑り深い人には絵は描けないかもしれない…

上手くなりたいのなら、技術を盗みまくれ!

絵が描けない人って何が足りないのかというと

単純に技術が足りない、知らないからです。

達人であればあるほど、多くの技術を網羅しています。

 

ジグゾーパズルのピースを思い浮かべてください。

完成するのに300ピース必要なジグゾーパズルなのに、

30ピースしか持っていないのでは、ジグゾーパズルを完成させることができません。

 

絵が上手くなるというのは、そのピースを集めて絵を完成させるということです。

絵が描けない人は、0ピースの状態なので描けなくて当たり前なのです。

 

ここで一番大事なことを言います。

絵が上手くなりたいなら、色んな人の真似に徹するべきです。

これが抜けてるだけで、上手くなる速度が1/10くらいになります。 

 

私は、とある実験をしました。

同じキャラクターをずっと描き続けるという実験です。

 

そして1年間描き続けた結果どうなったかというと…

結局、そのキャラクターを描くのが上手くなっただけでした。

 

当たり前ですが、描こうとしなかった他のキャラクターは描けないままです。

 

つまり、描いたことのある対象しか描けるようにならないということです。

 

絵を描いたことない、というか創作やったことない方の落とし穴なんですが、

「人の真似をしたら、オリジナリティが無くなる!」

という大きな勘違い。

 

実はこれ、逆なんです。

 

色んな人の真似をすればするほどオリジナリティはアップします。

 

何故なら、使えるテクニックが増えるからです。

 

使えるテクニックが増えると、色んなイラストが描けるようになります。

そしてその経験を活かして、新たなテクニックも編み出すことができます。

その結果、オリジナリティがアップするという形です。

 

しかし、真似をしないでいると少ないテクニックしか扱えないままになり、

自己流のテクニックを作ろうとしても、

他のテクニックを知らない「井の中の蛙状態」になるため

過去に作られたテクニックと被ってしまい、

二番煎じなテクニックしか生み出せないという悪循環に陥ります。

 

一旦全体を網羅してみないと、

それまでに無かったテクニックを生み出すのは難しいというわけです。

(天才ならできなくもないですが)

 

ちなみに、模倣を利用した上達法はどの業界にもあります。

  • イラストなら、模写する。
  • DTMなら、耳コピする。
  • プログラミングなら、コードを読む。

そして、どの業界の達人もほとんどの人が上記のような模倣をやっています。

 

つまり、模倣は上達の鉄則なんです。

 

独創的な絵を描いていたピカソでさえも、こう言っています。

“凡人は模倣し天才は盗む”

(パブロ・ピカソ)

u-note.me

評価を気にするべからず!

これは何にでも言えることですが、

自分の絵に対してつけられる評価を気にするべきではないです。

特に初心者のうちは評価されませんからね。

 

そもそも、芸術というものは点数をつける対象となるべきではないと思います。

人によって好みは違いますからね。

 

なので、例え

評価が悪かったとしても

評価が良かったとしても

 

淡々と絵を描くことをオススメします。

 

何故なら、

モチベーションが評価によって左右されてしまう状態にあると、

下手したら絵を描くこと自体を諦めてしまう可能性があるからです。

 

評価が良いときもあれば、

評価が悪いときもある。

 

それだけのことです。

気にしなきゃいいだけの話。

 

自分が絵を描き続ける理由と、

絵に対しての評価はなんら関係もありません。

 

切り離して考えるべきです。

絵が上手い人ほど観察力がある!

玄人であればあるほど、

素人と比べて見えている範囲が広いです。

 

素人が絵を塊として捉えるのに対し、

玄人は分解して細部まで見ることができます。

 

何故なら玄人は、

勉強したり経験を積んだりしてきたことにより

どこに何があるか瞬時に把握し、

細かい部分まで観察できるためです。

 

例えばPCの場合、

PC初心者の方にはただのディスプレイと箱にしか見えないかと思われますが

 

自作PCを作ったことがある人からしたら

PCは

ケース、マザーボード、CPU、メモリ、記録媒体、光学ドライブ、電源、ケーブル

等のパーツで組み立てればPCが作れることを知っているので、

その単位で観察しようとします。

 

絵も一緒で、どれだけ複雑な構造をしていようとも

簡単なパーツの組み合わせなのです。

 

そう考えれば、

やるべきことが見えてきますよね。

 

パーツの種類、特性、扱い方を覚えて

正しい組み立て方で組み立てるだけ。

 

絵を描くことも、それと一緒なのです。

絵が上手い人ほどこだわりが強い!

大抵の絵師は、思い入れの強い箇所だけ描き込む癖があります。

 

例えば目とか、異様にキラキラさせていたり

髪の塗り方とかも、特に個性が出るところだと思います。

 

後は手足とか胸とか腰回りとか太ももとか

そうやってこだわっている箇所は自然と描き込みたくなるし、

描き込むのも楽しいです。

 

逆にそれ以外の興味の無い箇所は、雑に描きがちになります。

 

つまり、

 

絵が上手くなるということは

こだわりが強い箇所を増やすこと

 

と言っても過言ではありません!

やり方に迷ったら全通り試せ!

これも初心者にありがちなことですが

最善の方法を見つけないと気が済まない人が居たりします。

そして、最善の方法が見つからなかったら実践するのを諦めてしまう。

 

しかし、そうしているといつまで経っても

そのテクニックの習得に向かうことができません。

 

そこで、その打開策がこちら。

とりあえずなんでも良いからできそうなところから入っていって、試す!

 

最善の方法なんて、時が進めばまた新たに更新されていきます。

乗り換えるならその時で良いんです。

 

そうやってどんどん乗り換えていくうちに

テクニックの量も増えて臨機応変に対応できるようになります

 

しかし、最善のテクニックのみに執着していると

一つのことにしか対処できなくなってしまいます。

 

プロゲーマーのウメハラさんも、

あらゆるプレイヤーの戦法に対応するために

全通りの戦法を試したそうです。

 

「勝ち続ける意志力」にはそのように書かれてありました。

この本は普遍的に使える「勝ち方」が記されている良書です。

やって無駄なことなんて何もありません。

質の良さ関係なく、なんでも挑戦してみることです。

絵は毎日描くべきか?

これは、結構みんな言っておりますが

 

早く上達したいのでしたら、

可能であれば毎日描くべきです。

 

ただ!

 

何も考えずに毎日描いてるだけじゃ

画力は上がりません!

 

これは私も経験してるので断言できます。

 

実は私、保育園児前後の幼少期に

大量のペンと紙を消費しながら

大量の漫画を毎日かかさず描きまくっていました。

 

何故か

「絵を毎日描かないとおかしくなってしまう」

という強烈な自己暗示にかかっていたのです。

 

漫画といっても、

丸とか線とかの単純な図形で描けるキャラクターが三体集まって

思いつく限りのストーリーを描いていただけです。

 

毎日描き続け、

五年以上経った結果どう変化したかと言うと

 

多少線の引き方が上手くなった

ちょっと影の付け方を凝ってみた

 

その程度です。

 

同じキャラクターしか描いていなかったので、

新たなキャラが描けるようになったわけではないのです。

 

漫画は描いていましたが

何かしらの漫画を参考にして真似したわけでもなく

新しいキャラを描いてみるという挑戦をしなかった結果がこれです。

 

なので上手くなりたいのでしたら、

 

描けないものを描けるように練習する必要があるということです。

 

描けるものを毎日描いたところで、

大きな変化はありません。

 

逆に、ポイントさえ抑えていれば

毎日描かなくとも練習するたびに画力は上がるはずです。

インプットとアウトプットのバランスを取ろう!

自分の力として身につけるには、

インプットとアウトプットのバランスが大事です。

 

例えば、

インプットするけどアウトプットしない状態

例:参考書は読むだけで、学んだ知識を試さない。

 

インプットしないけどアウトプットする状態

例:新しいテクニックや身体の部位の描き方を学ばず、同じ方法で描き続ける。

 

文字で書き出すとこんな感じになってわかりやすいですが、

結構これはやりがちです。

 

ぶっちゃけると私もやってます。

何故なら、楽だからね!

 

でも、その誘惑には負けてはいけません。

インプットとアウトプットを両立させるだけで良いんです。

 

インプットとアウトプットを両立させた状態

例:取り入れた知識を実践し、身につくまで試行錯誤しながら繰り返す。

 

こうするだけで良いんです!

絵を上手く魅せるためならなんでもやって良い!

結構真面目な方はこう思われるかもしれません。

 

「絵を描くなら全部自力で!自分の力だけで描かないと実力はつかない!」

 

ところが…

絵が上手い人は、

絵を上手く魅せれるようにできることならなんでもやってる方が多いです。

 

意外でしょ?

実は裏ワザをバリバリ使っているんです。

むしろバリバリ使わないと、テクニックの出し惜しみになっちゃいますからね。

 

例えば…

  • 歪みを修正するために、選択ツールを使って線を移動させる
  • 描き終わった後に、一番上にレイヤーを作り加筆修正する
  • 左右反転とか、一晩置いてから絵を見直して線の歪みを見つけやすくする
  • 最後にテクスチャ貼ったりエフェクトをかけて誤魔化す
  • 3Dモデルを見本や下絵にする

ずるい!と思われるかもしれませんが、これを含めてデジタルイラストなんです。

 

恥ずかしいことではありません。

画家や漫画家だって、何かしらの裏ワザを使ったりする方もいるのですから。

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絵に魂を込める方法!

絵を観ていてこう感じたことはありませんか?

  • 下手な絵だけど、なんだかパワーを感じる
  • 上手い絵だけど、何かが足りない…

下手な絵だけど、なんだかパワーを感じる絵師の代表格と言ったら

sattouさんですね。

 

この方、実は普通に描いても上手いのですが

あえて崩して肩幅の広い絵を量産するという

ある意味現代のピカソとも言える方です。

 

私、絵が上手くなるよりも

どっちかっていうと

「生きている絵」

「魂がこもっている絵」

を描きたいと考えており

 

イラストテクニックとかよりも

そっちの方面で個人的に考察を進めていました。

 

そうしてきた私が編み出した、

絵に魂を込める方法なんですが

 

描く対象に対して「好き!」という気持ちを精一杯込める!

 

これだと思うんですよ。

 

別に「好き!」じゃなくても

強い想い、思念でも良いでしょう。

 

ただ一番手軽に調達できるのが

「好き!」という気持ちってだけです。

 

それが、

観ている人にも伝わってくるというわけです。

 

画展とかを観にいくと、そういった思いが

にじみ出ている絵がいくつかあります。

 

こういう話もあるくらいです。

私がうつ病だった時、とある教授が私に言いました。

「棚村は病んでる方がいい絵描くよなぁ」と。

そこで私は自分で自分の首を締めてどんどん良い絵を描きました。

ayaka-tanamura.net

 

子どもの絵って、純粋な想いが込められているからか

下手な絵だったとしても、魅力的に感じられます。

 

ピカソもこういった名言を残しています。

ようやく子どものような絵が描けるようになった。
ここまで来るのにずいぶん時間がかかったものだ。

絵を描くことを好きであれ!

先に言っておきます。

ちやほやされたいからとか

お金を稼ぐためだとか

そういった理由だけでは続けるのは難しいです。

 

現に私もお金を稼ぐためにシステムエンジニアになりましたが、

たった5年で続けることが困難な状況になってしまいました。

やはり、好きではないことを続けるのはなかなか根気が必要です。

 

なので、絵を描き始めたとして

絵を描くのが好きじゃないなと思ったら

スッパリ諦めましょう!

 

逆に絵を描くのが好きだと思えるのなら、

好きであり続けれるようにしましょう!

 

絵を描くことの目的は

絵を描くことだけ。

 

そういった眼の前の一点だけに集中することを

「マインドフルネス」

と言います。

 

マインドフルネス(英: mindfulness)は、今現在において起こっている経験に注意を向ける心理的な過程であり、瞑想およびその他の訓練を通じて発達させることができる。マインドフルネスの語義として、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」といった説明がなされることもある。

マインドフルネス - Wikipedia

 

マインドフルネスの効果としては

  • 集中力が上がる
  • 物事を率直に観察することができる
  • ストレスの軽減
  • ひらめきやすくなる

そんな感じです。

 

マインドフルネスは、主に瞑想で利用されているのですが

絵を描くときにも使えます。

 

実は、マインドフルネスの実践方法は、いわゆる瞑想だけではない。食事をしながらマインドフルネスを実践することも可能だ。食べ物を口に入れ、かみ、味わい、のみ込む……といった一連の行為を、一つひとつ意識しながら、ゆっくり食事をするのである。これによって瞑想と同じような効果が得られるうえ、過食を防ぐこともできるという。

川田教授によれば、絵を描くこともまたマインドフルネスになるという。

style.nikkei.com

絵を描くことは◯◯のためではなく

絵を描くことは絵を描くため。

 

絵を描くことに関係の無い、無駄な意味を付与するべきではないのです。

 

なので、絵を描くこと自体が好きであれば

自然と絵を描くために絵を描くことになるので

マインドフルネスの状態に一番近くなるのかもしれません。

棒人間しか描けないところから上達する手順

上記のマインドセット、お読みになりましたか?

まだ読んでいないのでしたら、お読みになってからここに来てください。

 

何故なら

上記のマインドセットが理解できていないと、上達スピードが格段に落ちるからです。

というか、途中で描くことを諦めてしまうかもしれません。

 

多分理解しきれなかった、または共感できなかった

という方もいらっしゃるかもしれませんので

そういった場合は頭の片隅に置いて次に進みましょう!

 

きっと時が来たら理解できます。

また読み返してみてください。

 

 

さて、棒人間しか描けない人を想定して

こう覚えていったら良いんじゃないかなという手順を書いていきます。

 

ただ、細かい手順(描き方とか)はここには書きません!

こういう順番で覚えていけば、効率良く上手くなる

という一例として見てみてください。

まずはヒロマサのお絵かき講座を読もう!

まず、無料とか有料とかうんぬんの前にこの二つの本を買ってください。

 

この2冊は絵の描き方の教科書と言っても良いくらい

うえだヒロマサさんの本は、

絵を描いたことの無い人に対して、

最も適切な最初の一冊となると思います。

 

この本を読んだとき、

「私が絵を描き始めた頃にこの本があったらな…」

と思いました。

 

それくらい初心者のことを考えて作られています。

間違った道に進まないためのエッセンスが大量に詰まっています。

これを読むのと読まないのじゃ成長速度は確実に違ってくると思います。

 

ある程度の経験のある私でも、勉強になる部分がいくつかあったくらいです。

私も何十冊も参考書を買ってきましたが、

無条件で初心者の方に勧められる本はこの本くらいです。

他の参考書を買うくらいならこの本だけで良い

他の参考書は、初心者にとって難解すぎます。

私は描き始めの頃に参考書を何冊か購入しましたが、どれも未だに消化できていません。

難しすぎて、途中で投げてしまいました。

その結果、積み本が増えるばかりです。

 

まあ、ネットに転がっている無料の講座で勉強していっても良いのですが

 

大抵は描き方だけで、どうやって上手くなったかは書いていないことが多いです。

 

うえだヒロマサさんの本は、そういったマインドセットの部分まで書かれているので

無料とか有料とか考える前に、

この本はまず読んでほしい!とオススメしたわけです。

無料でうえだヒロマサさんの講座が見たいなら!

どうしても無料で学びたい!という方は、

上記の本もpixivの講座をリライトしたものらしいので、

うえだヒロマサさんのpixivページから講座を漁りましょう!

www.pixiv.net

イラストソフトの使い方を覚えよう!

ここからはクリスタを使いますが、下記ページから使い方を学んでおきましょう!

(知ってる方はスキップ!またはおさらいしましょう!)

howto.clip-studio.com

とりあえず最初は

  • 線の引き方
  • 色の塗り方
  • レイヤー操作
  • イラストを描く工程

さえできるようになれば良いと思います!

線の引き方

howto.clip-studio.com

色の塗り方

howto.clip-studio.com

レイヤー操作

howto.clip-studio.com

イラストを描く工程

howto.clip-studio.com

howto.clip-studio.com

線を上手く引けるようになろう!

絵が上手く描けない方の特徴ですが

そもそも線が上手く引けない、引き方を知らないということが多いです。

 

ペンタブは紙と違って最初は描きづらく感じるところなので、

特に初心者の方はそこで断念するかもしれません。

 

でもしっかり練習すれば普通に扱えるようになります!

 

ここでは

  • 長い線を引く練習
  • トレス練習
  • 模写練習 

をお教えしますが、

基礎練、つまりスポーツで言う素振りみたいなものとして捉えてください。

 

長い線を引く練習

準備運動として

パレットの端から端まで長く真っ直ぐな線を引いてみてください。(縦・横・斜めなど)

これは意図した方向に意図した形の線を引けるようになるためのトレーニングです。

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こんな感じに…(自分も下手やんけ!)

トレス練習

線を長く引くのは楽勝!って方は

トレスや模写をやってみましょう。

 

好きな絵を1つ下のレイヤーに貼り付けて

トレス・模写をしてみてください。

 

トレスだと、なぞるだけなので簡単です。

ただ、できるだけスピーディに引いてください。

 

ゆっくり引いたら綺麗に描けるのは当たり前です。

それはただなぞってるだけです。

 

実際絵を描くときは勢いよく「シャッシャッ!」と引くはずなので、

それと同じ感じで線を引かないと意味がありません。

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こんな感じ 

 

この練習法は、

下絵と同じように描くことが目的ではなく

下絵と同じような線を引ける手腕になることが目的です。

 

勢いよく引くと、線がはみ出すことが多くなると思うので

Ctrl+Zで何度もアンドゥして、同じような線が引けるまで引き直しましょう。

模写練習

トレスもできた!という方は模写をしましょう!

 

クリップスタジオには見本を表示するのに便利な、「サブビュー」があります!

メニューのウィンドウ>サブビューで表示できます。

 

模写になるといきなり難易度が上がります。

多分似せられなさすぎて絶望するでしょう。

 

線の引き方やそれぞれのパーツのバランスに注目しながら

どうにか似るように描いてみましょう!

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こんな感じに…

 

なんだろう…この

歌手が自分の歌をカラオケで歌ってみて微妙な点数を取っちゃったみたいな例は…

 

まあ、これも似せることが目的ではありません。

模写自体を上達させることが目的ではありません。

 

試行錯誤して線を引いてみて

どうやったら同じようなバランスになるのかな~とか

あ、この描き方良いな~とか

自分の絵と見本の絵を見比べると、自分の絵はこの辺がおかしいな~

といったところを見つけることが目的です。

 

そういった発見が無いと、模写する意味がありません。

 

「模写 メリット」で検索したら

模写を何年も続けた結果、模写が上手くなっただけという方が散見されます。

そうならないように気をつけましょう!

 

よし!描けた!満足!で終わらないように!

手ぶらで帰ってこないようにしましょう!

描ける部位を増やしていこう!

線の引き方を練習したところで、

身体の部位の描き方自体はわからないので、

多分一から描こうとしても何も描けない状態だと思います。

 

そこで、描き方を1つずつ覚えていきましょう!

順を追って描けるようになっていけば、いずれは全身描けるようになります!

人形を描けるようになろう

うえだヒロマサさんの本でも書かれていますが、

まずは、人形を正しいバランスで描けるように!

ディテールは後回しです!難しいからね!

 

描き順としては

頭を描く

胴体(肋骨と骨盤)を描く

関節部分を丸で描いていって線を繋げる

 

詳しい描き方とかは、身体の描き方を調べたら腐るほど出てくると思うので

自分に合うものを探してみましょう!

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めっちゃうろ覚えで描いたけど、こんな感じでいいんだっけ?

このように、棒人間からちょっと進化させた人形を描きます。

 

私は今ではわざわざこういう人形は描いてないんですけど、

私の場合はこんな感じのバランスで描いていますね~

 

あ、人によってもちろんバランスは違いますよ!

 

他の絵師さんを参考にするなら、

自分の画風とあったバランスの絵師さんの絵をチョイスすることをオススメします。

それかむしろ、色んなバランスの絵を描いてみて何でも対応できるようにするとか!

 

ちなみにこの下絵に残りのラブラちゃんを描くとこうなります。

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なんか等身でかいな!?(普段こんな描き方じゃないからね…)

ポーズも適当に描いたから、なんかアレだな…

まあ、キャラによって身体のバランスは調整しましょうね~

身体のディテールを学ぼう!

そんないきなり描けるか!という方は、

身体の部位の描き方を覚えていきましょう!

 

多分何を学べばいいの?ってなるかもしれませんが

下記の描き方を学べばOK!

  • 頭部(顔・髪・首)難易度:小
  • 胴体(肩・胸・腕・腹・腰・大腿・膝・下腿)難易度:中
  • 四肢(手・足)難易度:大

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これは個人的な分け方・難易度の付け方ですけどね!

 

ここら辺を一つ一つ学んでいって、さっきの人形にひっつければ

やっとキャラクターっぽい何かが描けるようになっていきます!

 

うえだヒロマサさんの本でも書かれていますが、

人形に身体の部位をひっつけるとき

しっかりと身体の部位のバランスや位置しっかり覚えとかないと

大きさや長さがめちゃくちゃでチグハグな身体になってしまいます。

 

ちなみに頭部は難易度:小ではありますが、

極めようとすると永遠に悩まされることになります!

描くだけなら簡単…ってことね!

(かわいく・かっこよく描こうとすると難易度:無限大

 

嬉しいことにいちあっぷさんが身体の描き方をまとめてくれているので

参考までに!

ichi-up.net

上級編

身体が描けるようになったところで、さらなる強敵が!

  • 色塗り
  • ポーズ
  • 背景
  • パース
  • 構図

ウッ!!!

急にお腹が痛くなってきた!

 

すまない!私が教えられるのはここまでだ!

でも、身体が描けるようになったあなたなら!

きっと同じ要領でテクニックを吸収していけるはずだ!

 

置き土産に、これを紹介するぜ!

www.ballmaru.com

この中でも、

パルミーは動画で学べるのでおすすめです!

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『パルミー』を使うメリット:動画の方がテクニックを盗みやすい

動画で描き方を学べるのは、本当に貴重です。数も少ないし。

静止画だけだと、どういった順序で描いていけばいいかわかりにくいのですが

動画だと描き順までじっくり観察できる!

 

これが意外とでかくで、

私も飛躍的に画力が上がったのは動画で他の絵師の描き方を参考にし始めてからです。

動画なので、言葉で説明できないところまで見れるからかもしれません。

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こんな感じで見れます!

あと、動画だと静止画の講座よりも楽しく学べますよ!

無料講座ページへの進み方

なんかメニューがパッと見、有料講座にばかりに見えるので

無料講座ページへの進み方だけ書いておきます!

 

トップページの右上からペンマークをクリック

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画面を一番下までスクロールをすると、カリキュラムがあるので好きなものを選択

ここにあるのは全部無料です!

 

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カリキュラム一覧が表示されるので、見たい動画を選択

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これらを全部こなすだけでも、かなり描けるようになるんじゃないでしょうか!

 

物足りなくなったら、

プロのイラストレーターが講師をしている有料講座もありますよ!

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なんと偶然にも、今なら春割で2018年4月27日まで割引されます!

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私もこの割引で申し込んでみようかなと思っています!

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そしてはてなブロガーなら、

こだまなおや先生のイラスト講座も要チェックだ!!!

kodamanga.hatenablog.com

色んな構図やポーズをわかりやすく説明しているので

私もいつも参考にさせていただいております!

おわりに

いかがだったでしょうか。

私なりに、全ての知識を詰め込んだつもりです。

 

マインドセットのところは、

ブログ運営にも使える考え方もあるかもしれません。

私も応用して使っていたりします。

 

もっとこの辺細かく解説してほしい!というところがあれば、

追記しますので、コメント等でどしどしお送りください!

 

むしろ私に教えてくれや!!!