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ホーランド・アメリカライン フォーレンダム号初めてのホーランド・アメリカライン日本発着のクルーズがあると聞き初めてホーランド・アメリカラインに乗船してみました。今回で6回目のクルーズで他のクルーズはロイヤル・カリビアン、コスタ、ディズニー、キュナードラインと体験しました。
受付はスムーズで特に問題はなく、ましてや日本発着ということで日本人のスタッフもちらほらといて日本語で良いので楽だったです。
ホーランド・アメリカラインの良いところは海側以上のクラスのステイトルームは全てバスタブが付いているということです。お風呂好きの日本人にとっては 誠に 嬉しい限りでこの点は最も日本人に向いている客船であり評判も良いのではないでしょうか?(注一部の機材には付いていないお部屋もございます) また新しい船は狭いそうですが、古い船はお部屋の広さも他の客船に比べて25%くらい広いとのことでした。(ただ実際にはコスタやロイヤル・カリビアンよりは広かったのですが他に比べて一概に全て広めとは言えないようです。)
お部屋を確認してからすぐに、私は車椅子を借りにフロントデスクに向かいました。いつもの様に「車椅子を貸して下さい」と頼むと「はい2週間で340USドルです」と言われビックリ致しました。「レンタルでなくて無料の車椅子を貸してもらいたい」と伝えても「ホーランド・アメリカラインは無料の貸出はしていない」の一点張りで「払わなければ 貸せません」と言うのです。日本でも1万円程で購入できる車椅子を2週間で3万5千円も請求するなんて。なんてボッタクリなのだろうと呆れるやら憤りを感じました。車椅子を必要としない方には、あまりピンとこないお話かもしれませんが。ましてや、他のクルーズラインではいつも問題なく無料で利用出来たので自分の車椅子を持っていかなかったのですがそれでも旅行用の簡易車椅子を持っていたので 今回はなんとか切り抜けましたがもし持っていなければいやがおうでも余分な出費を強いられるか全く身動きがとれないところでした。クルーズは高齢者の方の参加も多く健常でなくても旅行がしやすいということもあって車椅子を必要とする人も多くいる中、この対応は本当に信じられませんでした。ですからもし、車椅子を船内で利用したい方がいらしたら私の様な辛い思いをしない様にホーランド・アメリカラインは 有料のレンタルしかないので御自身のものを準備された方が無難であることをお伝えしておきます。(注:船会社は船内での車いすのレンタルは行っておりません。 あくまでも急病人、急な怪我を負われた方様に備えております。記述の中に他船では借りられたとありますが通常サービスではございませんので誤解のないようにご注意ください ★お客様の感想文のため、あえて記述はそのまま掲載しております。) 旅行の始まりで大きなトラブルが生じてしまい今回のクルーズは楽しめるのだろうか...と心配になりました。またクルーズ初日に行われる避難訓練ですが今までのクルーズではお夕食前(16~17時位)に行われていたのですが、今回はなんと夜の7時30分からでした。その為、沢山の方がディナーの最中に中断された上、食事に戻ることも出来ず一番辛かったのは屋外が以外と気温が下がって寒かったのに、薄着で外に出されてその上約1時間程もデッキに拘束されたことです。(ずっと震えていました)ディナーもゆっくり取れなかった上 寒い中長々訓練するのは閉口でした。
神戸港を出航してから長崎へ
そして神戸港を出航してから長崎へ、長崎で出国の手続きがありましたがこれも少々難アリでした。一旦下船して港で手続きをしなければならず、手続き後、私は観光しないのですぐに船に戻らなければならなかったのですが主人が長崎観光に出かけてしまった為、自分では車椅子を動かせないのでクルーにキャビンまで押してもらうように、お願いしたのですが、なかなかお迎えが来なくて結局寒い中外で1時間も待たされて散々でした。
そんなこんなで始まったクルーズでしたので、なんだか最初から不満ばかり、どうなることかと思いましたが最終的にはなんとかいつもどおり楽しく過ごすことが出来ました。
釜山
長崎の次は釜山で、街の中まで船が入ってくれたので近くを歩きまわれるようでした。私は車椅子が借りられなかったので、あまり外に観光に出る気にもなれず、ほとんどを船内で過ごしてしまいましたが、ちょうど 今年は2週間程早く桜が咲き始め神戸ではすでに葉桜になっていましたが、バス観光に出かけた方のお話では「釜山は桜が満開でとっても綺麗でしたよ」とお聞きして「へえ釜山で桜が満開...私も見て見たかったな」と思ったのでした。
北京
次は北京、しかし港はとても離れていて天津までも車で1時間半、北京までは片道3時間半でなんと往復だけでバスに7時間も揺られているわけで観光に5時間合わせて12時間半というとても強行なスケジュールでした。
私は北京はすでに見ていましたので、エクスカーションには参加せずシャトルバスで15分程の振興住宅地にある、日本のイオンのショッピングセンターを訪ねました。ここ数年の中国の目覚ましい発展により、物価がかなり上がっているようで日本とほぼ同じ値段なのであまり中国でショッピングするメリットが感じられませんでした。特に見るものもないのでほとんどの方がそのまま船にとんぼ返りしているみたいでした。
大連
今回のクルーズで私達の一番のハイライトは、大連で初めて訪れる地であったため個人タクシーとガイドの方まで手配して1日観光を予定していて本当に楽しみにしておりましたのに、港を目前にして寄港中止になりとても残念でなりませんでした。
そして 終日航海日が増えて最後は上海に寄港しました。上海も何度もおとづれていますので、しっかりとした観光には出かけず船が上海の街の中まで入っていましたので港からすぐのところをブラブラと散策しました。ちょうどお天気が良くて、さすが大都会上海だけあって世界中からの観光客と中国全土からの沢山の中国人ツアー客で大変賑わっていました。この日の夜は地元の上海雑技団のショーが船内で見れてなかなか良かったと思います。
御食事に関しては初めてANY TIME DININGにして頂いたので本当に良かったです。希望の時間にダイニングが満席の時は待ち時間にコンプリメントのシャンパンのサービスがあり御食事の内容やお味サービスも十分納得のいくものだったと思います。有料レストランの招待があったりパーティも2回もあって盛り上がりました。ただ体調を崩した乗船客が出てしまった為、コードが厳しくバイキングでも制限があったりクルーは、毎日2~5時間もオーバータイムで船内をくまなく掃除させられていて大変そうでした。
今回はほとんど観光にも行かずにずっと船の中にいたわりにはプールも寒そうで一度も使わずじまい、大好きなジャグジーも何故か入らずに終わりました。その上何かイベントに参加したかと言えばそうでもなく一体何をしていたのか...
文字通り「食っちゃ寝 食っちゃ寝」のこの上なく幸せな日々の連続で、初めてアフターヌーンティなるものにはしっかりと参加致しました。
夜恒例のショーも総合的にはとても良かったと思います。ショーは毎晩2回行われ劇場は小さかったのですが、ほとんど2回目のショーにいったのですが、始まる5分前位でも前から1.2列目に席が取れて良く見えました。エンターティメントのひとつに、全てのキャビンにDVDプレーヤーが設置されていて船内にTSUTAYAみたいなDVDを貸し出すサービスがあり電話で注文するとなんとお部屋までデリバリーしてくれます。(勿論返却も取りに来てくれます)
結構な枚数もあり、レンタル料も無料なのですが日本語のものは1枚もないので(字幕スーパーもないです)英語でも良ければ、お部屋でくつろぎながら見ることが出来ますので良かったです。
クルージングを終えて
今回は日本発着ということもあり、1300名の乗船客のうち400名が日本人でなんと、ある旅行代理店は270名もの大ツアーで来ていました。
その為日本語の新聞、日本語の船内放送、日本人のコーディネーターや添乗員も沢山乗船していたので 日本人にとってまた初めての方にはとても良いコンディションでクルーズを楽しめたのではないかと思いました。
クルーの大半はインドネシア人で大変親日家が多く働き者でとても良くしていただきました。2週間もクルーズしているとクルーとも顔見知りになって最終日にはいつも別れが寂しくなるほどです。
いろいろとハプニングもありましたが総合的にはとても良い旅が出来ました。
クルーズって本当に楽しい。最高です!
次はどこに 行こうかな~とすでに心は新しいクルーズに向けてワクワクしています。
匿名希望 マリンブルーより |