ロイヤルカリビアン・マイアミ発東カリブ
まず船に関してですが、これはもう船と言うより町がそのまま縮小された空間といった方が良いかもしれません。ショッピングモールがあって、カフェがあって、それからもちろんプール、プールサイドバー、スパにフィットネスルーム、はたまたミニゴルフ場、バスケットコートに卓球台、更にロッククライミングの壁、カジノ、そして1000人程収容可能な劇場と、一番驚いたのはアイススケートリンク、ここまで言えばどれくらい大きな船か想像して頂けるのではないでしょうか。乗客数3600名、更に従業員数1500名と言うから驚きです。船内では、毎日朝から夜まで色んな催し物が行われており、暇をもてあますと言う心配は全く無しです。一番予想を覆されたのは、毎晩行われるショーがそれぞれとてもプロフェッショナルだったと言うことです。コメディーのショーでは、一般のコメディーのTV番組で出演しているというコメディアンが来ていたり、また、歌のショーではラスベガスのホテルでいつも講演していると言うモータウンミュージックのグループが来ていたり、アイススケートのショーでは2回転半ジャンプはしているな、と言うレベルの方々でその中には日本人の女性もいらっしゃって本当に楽しめました。また、お部屋でゆっくりしたい人の為に、船内のTV放送も充実していて、毎晩のショーは翌日に室内のTVで見れるようになっていました。
今回私が参加したクルーズは、1週間の東カリブのコースで、マイアミから出航しプエルトリコ~セントトーマス~セントマーティン~最後にバハマ諸島のナッソーに立ち寄りマイアミに戻るというコースでした。短期間でいくつもの島を見て回ることが出来るのもクルーズの魅力ではないでしょうか。カリブの海は本当に綺麗で、中でもセントトーマスで参加したシュノーケリングツアーでは、天然の海亀やエイ、それから色とりどりの熱帯魚が見れて大満足でした。またビーチでは、セントマーティンのフランス領側のオリエンタルビーチがとても良い雰囲気でした。ビーチの脇には、カラフルなかわいい別荘があって、ビーチバーがあり、白い砂浜は限りなく遠浅で海の水は透き通る青でした。島にいる間はやりたい事に的を絞り、オプショナルツアーに参加して連れて行ってもらうのがやっぱり一番楽で有意義な時間を過ごす事が出来るのではないでしょうか。
次に、船内での食事についてですが、思っていた以上に美味かった!と言うのが感想です。朝食から始まり、昼食、スナックタイム、夕食、夜食と食事がサービスされていない時間がないのでは?と言う状況でした。基本的に、夕食のみ時間とテーブルが決まっていて、毎日同じメンバーで食事を取ることになります。ここでの食事はコース料理で、毎日違うメニューの中から好きなものを選んでいただくと言う流れとなっていました。大人数での食事に疲れた時には、気軽に行ける夕食のバッフェもオープンしているので好きな時間に自分たちだけで簡単な食事を取ると言うことも可能でした。このバッフェには一応寿司バーがあり、そこで巻物らしきものを食べることは出来ましたが、全体的にアジア料理が少なかったのが少し残念な点でした。クルーズ参加者の絶対数からいってもアジア人は極めて少ない現状でしたので、この様な料理のセレクションは仕方がないのかな?と思いました。
この様に1週間のクルーズはあっという間に過ぎていってしまいました。その楽しみ方は様々で、リラックスしたい方でも色々活動したい方でも何とでも楽しめるのがクルーズだな~と思いました。カリブ初心者にもまたお勧めです。色んな島を少しずつ見て、次はゆっくりあの島へ行ってみたい!という旅行意欲をかき立ててくれます。そして今度は別の船にも乗ってみたい、そういう気持ちにさせられるのがクルーズの最大の魅力なのでしょう。次は、西カリブ?またはアラスカ?夢はどんどん膨らみます。 |
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