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クルーズ旅行体験記
 
 

添乗員レポート 2013年10月23日発 ルビープリンセス号で行くエーゲ海クルーズの旅9日間

初めて船旅をされるお客様11名様より依頼を受けてルビープリンセス号のエーゲ海航路へ添乗に行ってまいりました。航路や楽しみ方、船内でのお客様の様子などをレポート致します。 利用航空会社:カタール航空(この時期最安値のエアラインでした)ベニスin、アテネout 往路はドーハ空港にて6時間待ち これは少々しんどかったです 復路は1時間ほどのトランジットのため快適でした。 アテネからドーハへは4時間、ドーハから成田は10時間のため復路は欧州系とほぼ同程度の所要時間。 カタール航空のここがお勧め!
① ドーハ空港のトランジット(乗換)は楽。但し、滑走路からバスでターミナルビルまで移動するため不慣れな人は、複数あるターミナルビルのどこで降りたらよいか迷うことがあります。
② 復路はほとんどの欧州都市を夜発つため、下船後観光をしてゆとりを持って移動が可能
③ 機内には、全区間 オンディマンド式のパーソナルモニター。映画も200本、しかも日本語が選べます。眠くなければフライト中はたくさんの映画を楽しめます。
◆添乗員は、着いてからが勝負なので私はじっくりと睡眠を取りましたが。

クルーズ航路


(ドーハ空港)

ベニス乗船(1泊停泊)⇒ドブロブニク(クロアチア)⇒コルフ島(ギリシャ)⇒カタコロン⇒アテネ下船の6泊7日航路
ベニスに昼過ぎに到着。10月末でしたが気温は23度と温暖。 日本語ガイド付き送迎を頼むと土地柄高額になるため、今回はあえて船会社の送迎サービスを事前に利用。 30分の移動だけなので特別ガイドも不要な箇所であり、安くプリンセスクルーズのバスで移動しました。 送迎サービスの係員は空港によっては見つかりづらいことがありますが、ベニス空港ではスーツケースのターンテーブルエリアから出口まで多数のスタッフがおり、即合流。 全員無事に入国も済み、スムーズにバスへも乗車が出来ました。 長時間のフライト移動お疲れ様でした。


(ベニス空港 プリンセスクルーズ送迎スタッフ)

ベニス港はクルーズターミナルビルが2棟に分かれており、プリンセスクルーズは西側ターミナル、東側にはオーシャニアクルーズとクリスタルクルーズが停泊しており、大きな船に囲まれておりお客様からも歓声が! あの一番大きな船に乗るんですよ!! 乗る前から大興奮でした。
さて乗船書類をお配りして、各自でチェックインカウンターへ。 乗船手続きも慣れれば簡単なのですが、必要書類が細かく合ったりとやはり初めの内は添乗員がサポートした方が便利だと痛感しました。 一瞬で全員チェックインが完了し、セキュリティーを通っていざ船内へ。
今回の客室は全員バルコニー。 私は内側客室でしたがグレードアップされて視界が遮られる海側客室に。 階が大幅に異なるため集合場所を14階リドデッキのプールサイドとし、一先ずそこへ皆様を誘導。 なお、バルコニー客室ですが5部屋全てグレードアップされ高層階になりました。 (本当にラッキーです) 時間はすでに17:00、この日は、停泊するため18:00の夕食に備えて一度解散して45分後に再集合。お部屋にトラブルがありませんように(祈!!)。 この日はベニスで停泊します

3日目 23°


(ベニス本島 街の中心エリアにて)

朝から晴天に恵まれ、今日は私のガイドでベニス本島の街を水上バスとモノレールを駆使して観光に行くスケジュールです。 船の目の前まで無料シャトルバスが来ていたのでてっきりローマ広場まで行ってくれるものと信じ乗車。 ところがそのシャトルはクルーズターミナル内のみの循環バスでターミナル出口(距離にして500m)で下車。 喜びもつかの間でした。 モノレール(ピーポームーバー)にてローマ広場へ。 大運河を渡りサンタルチア駅前を通過し世界遺産の街 ベニスの中心部へ。 途中大運河と小運河を見誤り道を間違えましたが無事リアルト橋、そしてゴール地点であるサンマルコ広場へたどり着きました。 すでにこの時点でシャッター回数は100を超え、どのカメラが誰の物かわかるようになりました。
【ベニスの歩き方】
地図を片手に自力観光が十分可能な街。トイレが少ないので要注意。 水上バスを利用してサンマルコ広場まで必ず行きましょう。

4日目


(シャンパン・ウォーターフォール・パーティー)

この日は終日航海日。添乗業務としては特段ないので全員で船内ツアーに。初めての乗船でもあり各施設の説明と有料・無料のサービスをご案内。船内では多数の音楽イベントをやっておりのんびりと過ごして頂きました。途中、ビンゴ大会で盛り上がりました。
この日の夜は、お楽しみの1つである[フォーマルナイト]&プリンセスクルーズ定番の[シャンパン・ウォーターフォールパーティー]です。18:00から2時間の夕食をメインのみオーダーし1時間で切り上げ、19:00からのパーティーへ。全員シャンパンを注ぐことが出来ました。

5日目 25°


(ドブロブニク)

(ドブロブニク レストラン KONOBA MOSKAR)

世界遺産の街クロアチアのドブロブニクに到着。狭いエリアのためここでも寄港地観光には参加せずに、私が皆様をエスコート。船は新しい港に着いたため、旧市街までは少し距離があります。シャトルバス(有料 往復e10)にて旧市街の入り口 ピレ門まで。ここから徒歩で旧市街観光へ。城塞の上にある遊歩道(入場料約\1,200)は1周2キロの距離。二キロと言ってもまず最初に急な登りの階段を凡そ80段登り、さらにUP/DOWNのある遊歩道、気温も高く皆様体力は大丈夫か?と心配に。城塞を半分歩いたところに下る階段を発見。皆様におりましょうか?と伺うと【駄目!一周するぞ!】とのこと。空は雲1つない真っ青な青空が広がり、城塞からの景色も素晴らしく90分掛けて1周しました。
10月でこの暑さなのでメインシーズンの7-9月は熱中症に注意が必要ですね。 昼食は旧市街の中で探しました。青空市場という街の中心地にある広場沿いに人気のレストランがありそこを目指したのですが流石に混み合っており団体では少し待たされることに。運よく近くにいた地元の方が、お勧めレストランを親切にアドバイスしてくれました。言ってみると大当たり。 安い、美味しい、親切という有り難い展開に感謝。
レストラン情報:KONOBA MOSKAR Address: Prijeko 16, Dubrovnik 
【ドブロブニクの歩き方】
旧市街まで移動出来れば後は自力観光で十分楽しめます。城塞の遊歩道は1度は必ず行きましょう。ビューポイントも多く、時間があればロープウェイで山の頂上から街全体を見渡すと、更なる絶景が楽しめます。当社ご利用のお客様へは、出発前に詳しい地図を配布致します。 Phone: +385 20 321 581


6日目 24°


(コルフ島 市バス16番)

(コルフ島城塞前にて)

コルフ島(ケルキラ島) ここでは自由行動を希望される方と私と一緒に行動される方の2手に分かれ観光をしました。港が広いことから、船の目の前からシャトルバスでクルーズターミナルビルへ移動。そこから市バス16番で旧市街の中心地へ移動します。中心地にお土産屋さんやカフェ、観光スポット、ビューポイントが集中しているため自由行動でも十分に楽しむことが出来ます。 日本の鎌倉のような雰囲気の街で治安もよくのんびりとした街です。お土産屋さんもたくさんあり散策しながらショッピングへ。この日が一番お金を使われた方が多かったようです。 この日の夕食はプリンセスクルーズ人気のスペシャルレストラン【サバティーニ】へ。 毎晩メインダイニングで夕食を取っておりましたが、やはり違いますね。ステーキ肉の質感、肉厚のロブスター、ワインの種類も豊富です。1航海に1度はサバティー二へ行った方がより満足度の高い旅になるでしょう。雰囲気も凄く良かったです。 尚、一人$25のテーブルチャージがかかりますが、料理は一切無料です。 フォーマルナイトではありませんでしたが、あえて正装で行ってみました。
【コルフ島の歩き方】
港から市バスにのって旧市街まで行けば、後は自力行動が可能。アヒリオンやパレオフルリオまで行かれたい方はタクシーか寄港地観光に参加しましょう。


7日目 25°


(カタコロン遺跡)

カタコロン(世界遺産 オリンピア遺跡へのアクセスポイント) この日は午後から船会社の寄港地観光でオリンピア遺跡へ行く計画。午前中は希望者のみで港町をぶらり散策へ。港を出るとすぐにお土産屋、レストランが立ち並び港中心に形成された町並みが広がっております。一回り2時間かけてじっくりとお土産屋さんでショッピングを楽しみ、船に戻って昼食を取ってからオリンピア遺跡観光へ。 寄港地観光は、集合場所が船内のレストランに13:30。行ってみるとすでに同じコースに参加する人の山。なんとこの日は500人がオリンピア遺跡ツアーに参加するとのこと。順番にツアーシールをもらい、船をおりてバスへ乗り込みます。ガイドは英語になるため説明をしっかり聞きたい方は英語力が必要ですが、ガイドも出来る限りやさしい英語で説明してくれるので意外とわかりやすいように思われます。


(浴衣ナイト)

明日はとうとう下船日です。思い出作りに今夜は全員で浴衣で夕食を!【YUKATA NIGHT】。着物ではなく浴衣です。それでも多くの乗客やクルーたちが絶賛。良い意味での国際交流を楽しみながらメインダイニングにて夕食を。そしてそのまま最上階のラウンジで別れの宴会を。 ダンスホールで全員で大暴れし大いに楽しむことが出来ました。
【カタコロンの歩き方】
港町は800m位の大きさの街なのでどなたでも簡単に動き回れます。見所はオリンピア遺跡ですが、車で1時間ほどの距離のため寄港地観光に参加しましょう。


8日目 26°


(アテネ アクロポリス)

(アテネ パルテノン神殿 工事中)

夕方観光を終えてアテネ空港へ。ここのガイドさんは本当によくやってくれました。[感謝] さあ、ここまでくればツアーもほぼ終了。全員怪我や病気もなく、またスリ等のトラブルに合うこともなく、後はがんばってドーハ経由で帰るのみ。少し早いのですが、ホッとしました。アテネ空港は、設備が大変綺麗でした。ベニス空港よりも広々とし、清掃が行きとどいております。
【アテネの歩き方】
スーツケースが無ければ地下鉄に乗って港から市内中心部まで簡単に行き来が可能。但し見所が多岐に及ぶため多くのスポットを効率的に観光する場合は、車両とガイドをチャーターするか1泊して地下鉄を駆使してまわると理想的。タクシーは▲。


ツアーを振り返って

今回のお客様は全員初めての船旅なので、如何にクルーズの良さを体験して頂くかということを一番のテーマにおいてご案内してまいりました。また、ご高齢の方も多く参加されましたので、怪我や病気、盗難被害などへは細心の注意を配りました。結果全員何事もなく、また船旅を思う存分満喫頂けたのではないかと思います。早くも次はアラスカ、次はカリブと近未来に向けた旅行の意欲をお持ちいただいており、是非ご一緒させて頂きたいと思います。 航海中の空き時間を利用して、皆さまに挙手によるアンケートをさせていただきました。
Q1 明日で下船ですがもっと載っていたい方?  全員○
Q2 また船旅に行ってみたい方?        全員○
Q3 世界一周100日間の長期航路でも行ってみたい方  7名○
Q4 食事が洋食で合わなかった方?       3名 ◆洋食でも魚料理も多く、メインダイニングでは野菜が少ないので、適度にビュッフェへ野菜、フルーツを摂取出来るので、食事で困ってしまうことはあまりありませんでした。
Q5 添乗員無しで、自力で船旅を楽しめそうな方? 5名

今回のツアーでは素敵な参加者の皆さまに恵まれ、毎日面白可笑しく過ごし、9日間の日程があっという間に過ぎました。集合時間にも毎日きちんと集まって頂き、旅程をほぼ完璧に終えることが出来ました。この場をお借りして感謝・御礼を申し上げます。

IACEトラベル クルーズ事業部 添乗員

 

洋上からのサンセット(定番の写真ですが)